「長官」の版間の差分
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最高裁判所の長たる裁判官は「[[最高裁判所長官]]」と呼ばれるが(裁判所法第5条第1項)、[[内閣総理大臣]]や[[衆議院議長]]・[[参議院議長]]とともに[[三権の長]]であり、「長官」という名称ではあるものの日本における最高位の[[官職]]のひとつである。ゆえに、[[内閣府設置法]]や[[国家行政組織法]]により設置され、所掌事務の行使について[[内閣総理大臣]]あるいは[[国務大臣]]の指揮・監督を受ける関係にある[[府]]・[[省]]の[[外局]]や[[特別の機関]]の長たる長官とは本質的に異なる。
高等裁判所の長は高等裁判所長官と呼ばれる(裁判所法第5条第2項)。個々の司法権の行使については、[[高等裁判所長官]]も[[下級裁判所]]の他の裁判官と同様に[[裁判官の独立]]の規定(日本国憲法第76条)に基づき最高裁判所長官および[[最高裁判所判事]]の指揮・命令には服すことはないが、[[司法行政権|司法行政]]事務については、上級官署である[[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]が[[裁判官会議]]の決するところにより定める[[最高裁判所規則]]および、最高裁判所長官が最高裁判所の裁判官会議の議に基づいて行う指揮・命令に従わなければならない。
なお、最高裁判所長官には[[法曹資格]]は必須ではないが(ただし、法曹資格のないものが最高裁判所長官または最高裁判所判事の職に就いた場合は、[[弁護士法]]第6条により、その離職の際に弁護士となる資格を取得する。)、高等裁判所長官となるには法曹資格を要する。
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