「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の版間の差分

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『'''ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア'''』(''The Sopranos'')は、[[HBO]]製作の[[アメリカ合衆国]]のテレビドラマ。同局の大人向け看板番組。[[1999年]]から[[2007年]]にかけて全6シリーズ86話で完結し[[日本]]では、[[WOWOW]]で放送された。また、[[スーパー!ドラマTV]]でも放送されている。
 
== 概要 ==
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== あらすじ ==
主人公、アンソニー・ソプラノ(通称、トニー)は、ニュージャージーを縄張りとしたマフィア、ソプラノディメオファミリーの初代ボス有力者であったジョニー・ソプラノの長男。血筋も実力も十分にあるMafioso(マフィア)であるが、欠点もあった。ごくたまにではあるが医学的には解明出来ない原因不明の[[パニック症候群]]に悩まされ、隣人でありファミリードクターであるDr.クザマーノの勧めで[[精神科医]]に通いだすことからストーリーは始まる。
 
トニーは最初は警戒心を働かせながらも、精神科医とのセラピーの中で徐々に自分自身の悩みや生い立ちを話していく。そのひとつとして[[RICO法|RICO ACT]](日本で言う[[暴対法]])から来るプレッシャーを話し始める。『[[ゴッドファーザー]]』や『[[グッドフェローズ]]』といった映画で見られるマフィアの華やかな時代とは違い、RICO法が施行されてからはどんな小さな犯罪もしくじれば[[FBI]]のターゲットになってしまい、長い[[懲役]]が待っている。またFBIは次々と平気で司法取引を強行し、トニーの同業者に[[盗聴器]]を身に付けさせマフィアの力を削いでいく。
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※右はシーズン1のソフト版のみの日本語吹替えキャスト
=== ソプラノ家 ===
; アンソニー・ジョン・ソプラノ
: 演 - [[ジェームズ・ガンドルフィーニ]]、日本語吹替 - [[池田勝]] / [[渡瀬恒彦]]
: 主人公でマフィアのボス。通称「トニー」。ストレスと悩みで精神科にカウンセリングを受ける。ニューヨークとは友好関係を保っている他、議員ともコネがあるなど顔は広い。カウンセリングのきっかけが庭のプールに住み着いていた鴨が飛び立ってしまったという事であり、動物が好き。
; カーメラ・ソプラノ
: 演 - [[イーディ・ファルコ]]、日本語吹替 - [[藤生聖子]] / [[野沢由香里]]
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; コラード・ソプラノ・ジュニア
: 演 - {{仮リンク|ドミニク・チアニーズ|en|Dominic Chianese}}、日本語吹替 - [[塚田正昭]] / [[石森達幸]]
: トニーの叔父。通称「アンクル・ジュニア」。偏屈な性格でトニーとよく揉める。ジャッキー死亡後、ファミリーの形式上のボスになる。
; ジャニス・ソプラノ
: 演 - [[アイダ・タートゥーロ|アイダ・タトゥーロ]]
: トニーの姉。トラブルメーカーであり、トニーの頭痛の種の一つ。リッチー・アプリールやラルフなど、トニーのライバルと度々交際していたが、後にボビー・バカラと結婚
; リヴィア・ソプラノ
: 演 -[[ナンシー・マーシャン]]、日本語吹替 - [[瀬畑奈津子]] /
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: 演 - [[ニコール・バーデット]]、ダニエル・ディベッキオ
: トニーの妹。
; ジョバン・フランシス・ソプラノ
: 演 - ジョセフ・シラヴォ
: トニーの父親。通称「ジョニー・ボーイ」。故人のため回想でのみ登場する。
 
=== ソプラノ・ファミリー ===
: 1950年代に組織されたイタリア系アメリカ人による[[マフィア]]。ニュージャージー州を縄張りとする。元は初代ボスの名からディメオ・ファミリーと言われていたが、アンクル・ジュニアのボス就任後は現在の名で呼ばれる。実際にニュージャージー州に存在しているマフィア、デカヴァルカンテ・ファミリーがモデル。
; シルヴィオ・ダンテ
: 演 - スティーヴン・ヴァン・ザント、日本語吹替 - [[楠大典]] / [[廣田行生]]
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; クリス・モルティサンティ
: 演 - [[マイケル・インペリオリ]]、日本語吹替 - [[加藤亮夫]] / [[大川透]]
: トニーの甥。血の気が多く先走った行動が多い。早く正式なメンバーになりたい。脚本を書くのが趣味で、映画を作りたい欲求がある
; ビッグ・プッシー・ボンペンシエロ
: 演 - ヴィンセント・パストーレ、日本語吹替 - [[乃村健次]] / [[北川勝博]]
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: 演 - [[デヴィッド・プローヴァル]]
: ジャッキーの兄。トニーのゴミ回収事業を利用してコカインを捌き、彼と対立する。
; ボビロバ・バリエリ
: 演 - スティーヴン・R・シリッパ
: 通称「ボビー・バカラ」。アンクル・ジュニアの世話役で、ジュニアの自宅軟禁中は彼の世話をしていた。後にトニーの下で出世する
; フリオ・ジュンタ
: 演 - フェデリコ・カステルッチオ
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; ラルフィ・シファレット
: 演 - [[ジョー・パントリアーノ]]
: 遊歩道の工事を仕切っている組織の稼ぎ頭。トラブルメーカーで口が軽く、トニーには幹部の器ではないと思われている。だがジジの死亡後、選択肢を失くしたトニーによって幹部に任命される。
; パッツィ・パリシ
: 演 - ダン・グリマルディ
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; マイキー・パルミーシ
: 演 - アル・サピエンザ
: ジュニアの相談役だったが、失敗したトニー暗殺計画の落とし前としてポーリーとクリスに始末される。
; ジミー・アルティエリ
: 演 - ジョー・バダルコ
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=== ルパータッチ・ファミリー ===
: ニューヨークの五大ファミリーの一つ。ソプラノ・ファミリーとは縄張りが隣り合っており、協力したり敵対したりを繰り返している。
; ジョン・サクリモーニ
: 演 - ヴィンセント・カラトーラ
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: 80年代の一斉検挙で逮捕された一人。トニーBのムショ仲間で、彼を息子のように慕っている。
; ラスティ・ミリオ
: 演 - [[フランキー・ヴァリ]]
: ニューヨークの幹部。
; ジョセフ・ペパレーリ
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; アドリアーナ・ラセルヴァ
: 演 - [[ドレア・ド・マッテオ]]、日本語吹替 - [[桜澤凛]] /
: クリスの恋人。ジャッキーやリッチー・アプリールの姪。後にクリスが借金のカタに奪った店を任されるが、そこでの麻薬売買が原因でFBIに目をつけられる。
; アーティ・ブッコ
: 演 - ジョン・ヴィンティミリア
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: 演 - シャロン・アンジェラ
: ジャッキーの妻。カーメラとは仲良し。
; ジャッキージュニア・アプリール
: 演 - ジェイソン・セルボーン
: ジャッキーの息子。父親は彼が堅気になる事を望んでいたが、本人はチンピラたちとつるんでいる。
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; ドワイト・ハリス
: 演 - マット・セルヴィット
: FBI特別捜査官。アドリアーナの内通を担当。後にテロ対策課に異動することになる
; グロリア・トリロ
: 演 - [[アナベラ・シオラ]]
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*豪華なゲストスターが多数出演している。[[ロバート・パトリック]]、[[ジョン・ファブロー]]、[[アリシア・ウィット]]、[[アナベラ・シオラ]]、[[トビン・ベル]]、[[ジャン・ユーグ・アングラード]]、[[デヴィッド・ストラザーン]]、[[ベン・キングスレー]]、[[ローレン・バコール]]、[[ダニエル・ボールドウィン]]など。
*[[スティーヴ・ブシェミ]]が第37話「逃亡」、第45話「後悔」、第59話「追憶」、第70話「祝宴」の監督を務めている。
*ダンテ夫妻を演じるスティーブン・ヴァン・ザントとモーリーン・ヴァン・ザントは実際の夫婦。
*クリス役の[[マイケル・インペリオリ]]はいくつかの話で脚本を書いている。劇中でのクリスも脚本を書き、シーズン6パート2では映画を完成させている。
*作中に度々登場する[[ハリソン・フォード]]主演の映画『[[逃亡者 (1993年の映画)|逃亡者]]』にはラルフィ役の[[ジョー・パントリアーノ]]が出演している。
*シルヴィオが[[アル・パチーノ]]のモノマネをする名台詞「Just when I thought I was out, They pull me back in」は有名になり、後にスティーヴン・ヴァン・ザントが[[PCゲーム]]の[[CM]]に宣伝キャラクターとして出演した。