「井上嘉浩」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
139行目:
|series = 集英社文庫
}}</ref>。
** 麻原の専属運転手の1人だった[[杉本繁郎]]は、「目的のために手段を選ばない傾向がある。麻原の前に出た場合従順なハイハイハイのイエスマンになる」と裁判で述べている<ref>毎日新聞社会部『オウム「教祖」法廷全記録〈1〉 恩讐の師弟対決』 1997年 p.360</ref>。
*深山織枝は、「麻原さんは井上さんのことを、グルをも騙すアーナンダってよくおっしゃってましたね<ref name = "A3"></ref>」、「好きか嫌いかと言われたら、好きでないと答えます。表と裏がすごくある人なので、あまり信用していません。彼が性欲の破戒をした相手の女性サマナから、相談されることがたびたびありました。誘惑してきたのは彼の方なのに自分から誘惑したことにされているというようなことを、複数の女性サマナから訴えられました。…(略)…私は最初、どちらが本当のことを言っているのか判断できませんでした。でもそういう話を一人だけでなく複数の人から聞くうちに、井上さんが嘘をついてるんじゃないかと思うようになりました。たまたまなのか、井上さんの破戒の相手は私と仲がよかった子が多くて、みんなそのときの状況を赤裸々に話してくれましたから。だから、それと同じようなことが、いろいろな事件でもあったのだろうと思っています<ref>{{Cite |和書
|author = 森達也 深山織枝 早坂武禮
165行目:
|isbn = 978-4768458211
}}</ref>」と語っている。
**早坂武禮は、自身の著書「オウムはなぜ暴走したか」の中で、「特に井上の場合、最も教組の指示に忠実である評価を得ながら、その実、他人まで巻き込む形で独断で突っ走ることが多いのは身近な誰もが知ることだったからである。個人的にもその依頼に振り回された挙句、「お前のグルは誰なんだ。アーナンダ(井上)の言うことは聞くな。もし何か言われたらその指示が本当に正しいかどうか全部私に確認しろ!」と教組からひどく叱られた経験さえある。(中略)それにしても、当時の井上の動きは、あらためて振り返ってもやはり不可解である。「フリーメイソン」という秘密結社が世界の政治・経済を操っているという話が書かれた本を何冊も買い込んで熱心に読み、道場に集めた信徒を前にそれをネタにして日本の危機を煽ったりという具合である<ref>{{Cite |和書
|author = 森達也
|title = A3
|