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大陸国境線は[[2000年代]]に入って画定したが<ref>"China-Vietnam pact signed". BBC News. December 25, 2000.</ref>、[[西沙諸島]]および[[南沙諸島]]の国境線は画定されておらず、領有権を巡って領土問題は残されており、双方の武装船が相手方漁船を銃撃する事件がたびたび起こった。[[2011年]]に入ると南シナ海で両国の対立が激化し、6月には南沙諸島の周辺海域においてベトナムの漁船が中国軍艦艇から銃撃を受ける、ベトナムの石油探査船の調査用ケーブルが中国の海洋監視船に切断されるなどの事件が頻発した。また、同海域において中国軍、ベトナム軍が共に大規模軍事演習を行うなど緊張が高まっている。一方ベトナム国内でも、思想や表現の自由がない共産党政権下では異例の大規模反中デモが度々認められるなど、国民の間でも反中感情が高まっている<ref>[http://news24.jp/articles/2011/06/20/10184863.html ベトナムで反中デモ、異例の3週連続]</ref>。これらの事情からベトナム政府は1979年以来となる[[徴兵制度|徴兵令]]を発令して、アメリカ軍との合同軍事演習も予定している。多数の第四世代戦闘機をはじめとした膨大な戦力を有する中国人民解放軍との戦力格差は歴然としており、ベトナムと中国との微妙な緊張関係が続いている。
 
== 日本人犠牲者 ==
[[日本共産党]]の機関紙[[しんぶん赤旗|赤旗]]のハノイ特派員だった高野功が取材中に中国兵に銃殺されてこの戦争で唯一の日本人犠牲者となっており<ref>{{cite web|url=https://kknews.cc/military/k6r2myr.html |title=圖文解密:日本自衛隊眼中的中越戰爭 |publisher=每日頭條 |date=2019-02-15 |accessdate=2019-08-29}}</ref>、[[ランソン]]では高野功の記念碑が現地のベトナム共産党委員会により管理されている<ref>{{cite web|url=https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-03-08/2019030804_01_1.html |title=高野記者殉職40年 ベトナム・ランソンで追悼式 |publisher=[[しんぶん赤旗]] |date=2019-03-08 |accessdate=2019-08-29}}</ref>。
 
== 関連書籍 ==
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* 昆明軍区.『對越自衛反撃戦総結』
* ベトナム軍事歴史院.『ベトナム人民軍50年(1944-1994)』
* 高野功『三月七日、ランソンにて―「赤旗」ハノイ特派員高野功記者の記録』[[高野功]](中国兵による銃撃で殺害された) 1979年 新日本出版社
* 『MC☆あくしず Vol.43』 ワールドバトルフィールドサテライト(印度洋一郎、P83~P91) イカロス出版 2017年2月1日発行