「韓国鉄道8200形電気機関車」の版間の差分
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| 動力伝達方式 =
| 主電動機 =
| 主電動機出力 = 1,300kW
| 歯車比 =
| 制御装置 = [[ゲートターンオフサイリスタ|GTO]]素子[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]
| 制動装置 = [[回生ブレーキ|交流回生ブレーキ]]併用<br>[[電気指令式ブレーキ|電気指令式空気ブレーキ]]
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== 概要 ==
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[[2003年]]に[[韓国鉄道8000形電気機関車|8000形]]の後継機として製作された。最初は当初から電化されていた[[中央線 (韓国)|中央線]]、[[太白線]]、[[咸白線]]、[[嶺東線]]で使用されていたが[[2005年]]以降[[鉄道の電化|電化]]が急速に進むにつれて運行範囲も拡大し現在は[[京釜線]]系統の列車にも使用されている。客車にサービス電源を供給する補助電源装置([[静止形インバータ|SIV]]<ref>供給能力は客車12両分である。</ref>)が搭載されているため、電源車の連結を不要としている。セクションを通過する際は瞬間的に回生ブレーキを動作させ、SIVに電力を供給する仕組みとなっているが、回生ブレーキによる電力の供給能力に問題があることから8両以上の客車を牽引する際には電源車を連結している。
本機は、[[ドイツ]]・[[シーメンス]]社がヨーロッパの汎用電気機関車として開発した「[[ユーロスプリンター]]」(EuroSprinter)の'''ES64F'''型をベースに、同社の協力により、韓国で製造された系列である。もともと'''ES64F'''型は、定格出力6,400kW、交流15kV16.7Hzの単電源対応で、最高速度140km/hの[[貨物列車|貨物]]用交流電気機関車である。[[ドイツ鉄道]]の貨物部門(ドイツレイリオン)では、同形機を'''152形'''として運用している。
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シーメンス製の[[ゲートターンオフサイリスタ|GTO]][[半導体素子|素子]]「SIBAS32」による[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]を採用しているため、発車時の[[磁励音]]が音階に聞こえるのが特徴である。
運転席は座り心地を配慮したバケットシートが採用されたほか、運転台には小型の冷・温蔵庫が設置されており、機関士の長時間乗務を考慮した設計がされている。
== 歴史 ==
2003年から[[2006]]年にかけて初期型55両が製造され、[[2008年]]には後期型28両が製造された。
初期型は当初、車番表記がシールによるものであり、[[ATP (鉄道)|ATP]]が搭載されていなかったが、2019年現在は後期型と同様に金属プレートによる車番表記となり、ATPが追設された。
2008年に製造された後期型は車番表記が金属プレートによるものに変更され、製造当初よりATPが搭載されたほか、衝突事故対策としてアンチクライマーが取り付けられた。
2019年現在は、事故廃車となった8252号機<ref>[[2017年]][[9月13日]]に、中央線の[[楊平駅]]-[[元徳駅]]間で[[韓国鉄道7400形ディーゼル機関車|7400形]]7468号機と[[韓国鉄道公社8500形電気機関車|8500形]]8569号機に追突し、大破したため同年中に廃車となった。</ref>を除く82両が在籍し、韓国各地の電化路線で主に[[ムグンファ号]]の牽引に充当されている。<ref>ただし京釜線、[[湖南線]]、[[全羅線]]は午前1時から午前5時の間は架線への送電が停止されるため、午後9時以降は運行されない。</ref>
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[[ファイル:Korail-EL-8241.JPG|300px|thumb|8200形電気機関車 ([[京釜線]][[衿井駅]]にて)]]
== 脚注 ==
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<references />
{{Commonscat|Korail Class 8200|韓国鉄道公社8200形電気機関車}}
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