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;名声価格
:バッグや時計など主に[[奢侈品]](ぜいたく品、高級品)に用いられることが多い価格。高価格のほうが品質がいいと判断されることが多いためあえて高価格に設定されている。
=== 積算価格 ===▼
[[公共事業]]において作成される[[予定価格]]は、[[競争入札]]に付される業務の[[仕様書]]等と、[[設計書]]を組む。そしてこれに基づき、各[[工種]]の細部まで厳密に[[積算]]されている。この段階の価格が積算価格 (設計書金額) である。▼
予定価格の前提となる積算価格は、[[公共工事]]であれば、契約の目的である公共工事の施工上必要な労働者、建設資材等の取引の実例価格、需給の状況、数量の多寡、履行の離易、履行期間等を考慮して適正に定めなければならないとしている (予決会計令八十の2)。▼
具体的な積算価格の算出は公共工事発往者が公表している[[積算基準]]に基づき行われるが、工事に必要な[[材料]]の[[価格]]は、原則として入札時における[[市場価格]]で、また、労務質金の基本給は[[公共工事設計労務単価]]等を使用することとしており、したがって、適正に価格を算定するためには、入札直前の[[実勢価格]]を的確に把握することが極めて重要である。▼
一部の地方公共団体では予定価格の公表に代えて、この設計書金額を公表しているところもある。▼
== 相対価格と一般物価 ==
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経済学者の[[スティーヴン・ランズバーグ]]は「価格低下によって消費者が得た利益は、生産者の同額の損失によって相殺される。消費者と生産者の双方の利益を勘定に入れれば、価格下落自体はは費用と便益の関係に影響を与えない。しかし、喜ぶ消費者が増えるという事実は、一般に社会的利益であり、便益として計上するべきである。政策分析の重要な仕事は、消費量の増加から生じる[[消費者余剰]]の増加分を推計することである」と指摘している<ref>スティーヴン・ランズバーグ 『ランチタイムの経済学-日常生活の謎をやさしく解き明かす』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2004年、161頁。</ref>。
▲== 積算価格 ==
▲[[公共事業]]において作成される[[予定価格]]は、[[競争入札]]に付される業務の[[仕様書]]等と、[[設計書]]を組む。そしてこれに基づき、各[[工種]]の細部まで厳密に[[積算]]されている。この段階の価格が積算価格 (設計書金額) である。
▲予定価格の前提となる積算価格は、[[公共工事]]であれば、契約の目的である公共工事の施工上必要な労働者、建設資材等の取引の実例価格、需給の状況、数量の多寡、履行の離易、履行期間等を考慮して適正に定めなければならないとしている (予決会計令八十の2)。
▲具体的な積算価格の算出は公共工事発往者が公表している[[積算基準]]に基づき行われるが、工事に必要な[[材料]]の[[価格]]は、原則として入札時における[[市場価格]]で、また、労務質金の基本給は[[公共工事設計労務単価]]等を使用することとしており、したがって、適正に価格を算定するためには、入札直前の[[実勢価格]]を的確に把握することが極めて重要である。
▲一部の地方公共団体では予定価格の公表に代えて、この設計書金額を公表しているところもある。
== 脚注 ==
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