「荏原 畠山美術館」の版間の差分

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シンプルな外装の本館は畠山自らの設計になる。館内は土足禁止で来客はスリッパに履き替えて入館する。1階には[[平櫛田中]]作の和服姿の畠山一清像があり、2階が展示室になっている。展示室は障子を通した自然光のもとで作品を鑑賞できるように配慮されている。展示室の一部に畳敷きの部分があり、[[掛軸]]が[[床の間]]に掛けられた際の本来の目線で鑑賞することができる。畳敷きの部分に続いて[[蹲踞]]や[[切支丹]][[灯籠]](織部灯篭)を配した[[露地]]を備える茶室「月庵」があり、希望者には抹茶と菓子が供される(入館料とは別に茶券が必要)。
 
所蔵品は茶道関係が中心で、とした約1300件。日本と東アジアの陶磁器、[[水墨画]]、[[禅林墨跡|墨蹟]](禅僧の筆跡)、[[琳派]]を中心とした日本絵画など、いずれも一級品が揃っている。畠山一清が能をたしなんでいた関係で、能面、能装束などの能楽関連品も多数所有している。茶道具は大名物、中興名物、雲州名物などの名物や、大名家伝来の格式高い品々が多い。これは畠山が、能登畠山氏の末裔という自負を強く持っていたことに由来する。特に畠山は[[松平治郷|松平不昧]]を強く尊敬しており、「雲州蔵帳」記載の茶道具を30点所蔵しており、同書収録茶道具を同館以上に保有する機関は存在しない。展示は「春季展」「夏季展」のように季節ごとに展示替えが行われている。
 
大規模改修工事のため[[2019年]](平成31年)3月17日の平成31年冬季展最終日をもって長期休館する。再開館日は未定<ref>[http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/news2018.html#20190222a 【再掲】休館のお知らせ(休館期間が変更になりました)]2019年2月22日 最新情報 畠山記念館</ref>。
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==脚注==
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== 参考文献 ==
* 水田至摩子 「美術館案内vol.11 畠山記念館 都心で茶の湯を楽しむ」『聚美』VOL.11 2014年春、聚美社、pp.96-101、ISBN 978-4-88546-278-8
 
== 外部リンク ==