「琴櫻将傑」の版間の差分
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|没年月日 =
|出身 = [[千葉県]][[松戸市]]
|身長 = 188.
|体重 =
|BMI =
|所属部屋 = [[佐渡ヶ嶽部屋]]
|得意技 = 右四つ、寄り、押し
|現在の番付 = 東[[前頭]]18枚目
|最高位 = 東[[前頭]]18枚目
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|他の活動 =
|趣味 = 音楽鑑賞<ref name="BBMsumo201512p108">[[ベースボール・マガジン社]]刊 『[[相撲 (雑誌)|相撲]]』 2015年12月号(九州場所総決算号) 108頁</ref>
|備考 = 史上初の3
|作成日時 = [[2020年]][[2月24日]]
}}
'''琴ノ若 傑太'''(ことのわか まさひろ、[[1997年]][[11月19日]] - )は、[[千葉県]][[松戸市]]出身で、[[佐渡ヶ嶽部屋]]に所属している現役[[大相撲力士]]。本名は'''鎌谷 将且'''(かまたに まさかつ)。身長188.
現在の四股名は、2019年7月場所の新十両昇進に合わせて改名したもので、父親の現役時代の四股名である「[[琴ノ若]]」を継承するとともに、祖父[[琴櫻傑將]]の四股名からも「傑」の一字を取ったものである<ref name="日刊190529">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201905290000480.html|title=新十両の琴鎌谷が琴ノ若継承「しこ名に恥じぬよう」|publisher=日刊スポーツ|date=2019-05-29|accessdate=2019-05-29}}</ref> 。それ以前は本名に佐渡ヶ嶽部屋伝統の琴の[[通字]]を冠した「'''琴鎌谷 将且'''(ことかまたに まさかつ)」の四股名で土俵を務めていた。
== 来歴 ==
=== 大相撲入門前 ===
1997年11月19日、当時現役の幕内力士だった[[琴ノ若晴將|琴の若(当時)]]の長男として誕生。当日は11月場所の11日目だった。幼少期から祖父の[[琴櫻傑將|琴櫻]]に相撲の基本を叩き込まれ<ref>{{Cite news |title=季節外れの大型新弟子!佐渡ケ嶽親方の長男、話題の初土俵になりそう |newspaper=SANSPO.COM |date=2015-10-08 |url=https://www.sanspo.com/etc/news/20151008/amk15100805000001-n1.html |accessdate=2018-08-28}}</ref>、5歳から地元の相撲道場(柏少年相撲教室)に通った<ref name="BBMsumo201512p108" />。松戸市立松飛台小学校を卒業後は親元を離れて[[埼玉栄中学校・高等学校|埼玉栄中学校]]へ進学した<ref name="BBMsumo201512p108" />。当初は中学卒業後の大相撲入りを考えていたが、中学卒業時点では大相撲で通用する自信を持てなかったため<ref name="nyumon">{{Cite news |title=鎌谷将且、2人の「おやじ」に背中押され角界へ |newspaper=日刊スポーツ |date=2015-10-30 |url=https://www.nikkansports.com/battle/column/sumo/news/1559524.html |accessdate=2018-08-28}}</ref>、[[埼玉栄中学校・高等学校|埼玉栄高校]]普通科スポーツコースに進学した<ref name="BBMsumo201512p108" />。高校では3年次に主将を務め<ref>[[ベースボール・マガジン社]]刊 『[[相撲 (雑誌)|相撲]]』 2016年2月号(初場所総決算号) 69頁</ref>、[[全国高等学校総合体育大会相撲競技大会]]を団体優勝に導き、[[世界ジュニア相撲選手権大会]]では団体戦と個人戦(重量級)で優勝した<ref name="BBMsumo201512p108" />。
=== 大相撲入門後 ===
高校卒業後の進路は、大相撲入りを選択した。在学中の[[2015年]]10月6日に、父親が師匠を務める佐渡ヶ嶽部屋への入門を発表し<ref>{{Cite news |title=佐渡ケ嶽部屋に“帰郷”した17歳・鎌谷、息子から弟子になる覚悟 |newspaper=スポニチアネックス |date=2015-10-15 |url=https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/10/15/kiji/K20151015011324660.html |accessdate=2018-08-28}}</ref>、同年11月場所で初土俵を踏んだ<ref>{{Cite news |title=野田頭(本籍六ケ所)ら4人新弟子検査合格 |newspaper=東奥日報 |date=2015-11-09 |url=https://www.toonippo.co.jp/articles/-/7472 |accessdate=2018-08-28}}</ref>。四股名は本名に佐渡ヶ嶽部屋伝統の琴の字を冠した「'''琴鎌谷 将且'''」で、[[前相撲]]は3連勝だった<ref name="BBMsumo201512p108" />。[[新序]]出世披露では、後援者の要望を受けて父親である初代・琴ノ若の現役時代に使用していた化粧廻しを締めた<ref>{{Cite news |title=琴鎌谷が父の化粧まわしで出世披露 |newspaper=デイリースポーツ |date=2015-11-15 |url=https://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/11/15/0008568246.shtml |accessdate=2018-08-28}}</ref>。
初めて番付に名前が載った[[2016年]]1月場所は、7戦全勝で序ノ口優勝とした<ref>{{Cite news |title=佐渡ケ嶽親方の長男琴鎌谷が序ノ口優勝「関取狙う」 |newspaper=日刊スポーツ |date=2016-01-22 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1595334.html |accessdate=2018-08-28}}</ref>。翌3月場所で序二段に昇進し、6勝1敗。同年5月場所と7月場所は三段目で相撲を取り、9月場所からは幕下に昇進。[[2017年]]3月場所で三段目落ちを経験したが、翌5月場所で幕下に復帰した。[[2019年]]5月場所では十両が目前の東幕下2枚目まで番付を上げて、3連勝3連敗から勝ち越しの4勝目を挙げた<ref>{{Cite news |和書|title=横綱DNA持つ琴鎌谷、重圧から逃げず新十両に前進 |newspaper=日刊スポーツ |date=2019-05-25 |url=https://www.nikkansports.com/battle/column/sumo/news/201905230000768.html |accessdate=2019-05-26}}</ref>。場所後の番付編成会議において、7月場所での新十両昇進が決まり、合わせて、父親の現役時代の四股名である「'''[[琴ノ若]]'''」を襲名することとなり<ref>{{Cite news |title=琴ノ若が10組目の親子関取に 名古屋場所の新十両 |newspaper=デイリースポーツ |date=2019-05-29 |url=https://www.daily.co.jp/general/2019/05/29/0012375234.shtml |accessdate=2019-05-29}}</ref>、襲名と同時に本名の「将且」から、祖父の琴櫻が名乗っていた「傑將」から一字を取り「'''傑太'''(まさひろ)」に改名することとなった<ref name="日刊190529"/>。祖父、父親、子と3世代で関取になった例は史上初
新十両(西十両14枚目)で迎えた2019年7月場所は、12日目までに5勝7敗と後がなくなった状況から3連勝し、千秋楽で勝ち越しを決めた<ref>{{Cite web|url=https://www.sanspo.com/sports/news/20190721/sum19072119530013-n1.html|title=新十両・琴ノ若、15番は「7回負けられる」3連勝で勝ち越し/名古屋場所|publisher=サンケイスポーツ|date=2019-7-21|accessdate=2020-2-25}}</ref>。その後も順調に勝ち越しを続け、[[2020年]]1月場所にて西十両2枚目で8勝7敗の成績を残すと、翌3月場所にて新入幕を果たし、新十両から所要4場所で十両を突破した<ref>{{Cite web|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200224/k10012299221000.html|title=新入幕 琴ノ若 元横綱 琴櫻の祖父と佐渡ヶ嶽親方の父越え誓う|publisher=[[日本放送協会|NHK]] NEWS WEB|date=2020-2-24|accessdate=2020-2-25}}</ref>。新入幕時の番付は幕尻の東前頭18枚目で、前頭に18枚目が載るのは19枚目まであった[[1959年]]9月場所以来61年ぶりのことである<ref>{{Cite web|url=https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2020/02/25/kiji/20200224s00005000548000c.html|title=琴ノ若22歳 史上9組目の父子幕内誕生!デビューから4年“幕尻”前頭18枚目から土俵沸かす|publisher=スポーツニッポン|date=2020-2-25|accessdate=2020-2-25}}</ref>。またこの新入幕は、2014年5月場所の[[佐田の海貴士|佐田の海]]に続く、史上9組目・12人目の親子幕内記録となった<ref>{{Cite web|url=https://mainichi.jp/articles/20200224/k00/00m/050/207000c|title=史上9組目の親子幕内が誕生 琴ノ若、まずは三賞狙う 祖父は横綱、父は関脇|publisher=毎日新聞|date=2020-2-25|accessdate=2020-2-25}}</ref>。
== エピソード ==
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