「必殺仕事人V・風雲竜虎編」の版間の差分
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本作では元締ではないが、裏の仕事を請け負い斡旋する人物として、絵馬坊主の蝶丸がいる。位置付けとしては、仕事の仲介役である仕置屋のおこうに近い。
頼み人は蝶丸が住む夜叉堂を訪れ、そこで恨みを晴らしたい人物と頼み人自身の名を「ご神水」と称する見えない墨([[硝石|煙硝]]を水で溶いたもの)で赤絵馬の裏に書く<ref>頼み人が字が書けない場合は蝶丸が代筆するが、字が書ける者であれば瀕死の重傷を負っていても本人に書かせる。</ref>。その際に有り金の全てを賽銭という形で、蝶丸に支払う。そして、その絵馬を仕事を請け負う仕事人に渡し、それを炙ると相手の名前が浮かぶという趣向である。依頼の仕組みは仕事人の木更津のお助け地蔵に似ている。また、他の作品と違って、依頼も全話を通して前半で行っている。第2話以降は依頼人に対して「嘘偽りがあれば天罰ただちに我が身に返る」という忠告がされるが、頼み人が真相を知らないまま依頼していた場合は特に咎めることはせず、真相を知った頼み人による依頼の取り消しにも応じる。表向きは神頼みの形を取っているため、亡霊退治という、本来なら仕事人が受けるものではない依頼も受けなければならないことがあった<ref>事態の進展により、最終的には殺しの仕事になった。</ref>。
前作と仕事人V~新仕事人、商売人、仕業人以前と違い、主水らが依頼人から直接金を受け取って仕事をすることができないが(というよりしていない。)、元締の制度自体は別に存在し、第1話の柳島の茂兵衛、最終回の旅芸人一座の座長 雲龍が存在し、雲龍は主水に仕事の斡旋をしている。
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