「オリヴィエ・メシアン」の版間の差分

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==著作==
著作も大変多く、特に初期の著書「わが音楽語法」は日本では[[平尾貴四男]]の訳で1954年に出版されて以来長らく絶版だったが<ref>[[池辺晋一郎]]によると、メシアン初来日の1962年の時点ですでに絶版だったという。</ref><ref>[[池辺晋一郎]] メシアンの音楽との55年 [[読売新聞]]夕刊 [[2017年]][[12月16日]]</ref>、「音楽言語の技法」と改題されて[[細野孝興]]の訳で[[ヤマハミュージックメディア]]より2018年1月に出版されることとなった。もとは分冊だったが、現在は1冊に直されている。

中でも[[移調の限られた旋法|移調の限られた旋法(M.T.L.)]]は広く知られ、晩年まで彼の特徴的な雰囲気を形づくる一つの要素として様々に使用されている。わが音楽語法を残した後、前衛の時代に入っても独自の探求は継続し、「クロノクロミー」、「天の都市の色彩」では理論の複雑化が頂点に達した。メシアン本人は「わが音楽語法の続編」を「リズムの教程」として簡易なブックレットの形で出版する意向を強く望んだが、その望みが果たされることはなかった。メシアンの死後、残された遺稿集を全て出版する計画が始まり、全7巻の遺稿集「リズムと色と鳥類学の概論 Traité de rythme, de couleur et d'ornithologie」がLeduc社より出版された。個人の残した音楽理論教程としては最大の規模[[シャルル・ケクラン]]持つ優に凌いでいる

これとは別に「メシアンによるラヴェル楽曲分析」がイヴォンヌ・ロリオの監督のもと小冊子として出版され、日本語版は[[野平一郎]]の訳によって[[全音楽譜出版社]]より出版されている。「モーツァルトの22のピアノ協奏曲」はパリ音楽院で行われた分析講義録である。
 
==受賞==