「星のカービィ 虹の島々を救え!の巻」の版間の差分

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: 本作のオリジナルキャラクター。背中に生えた羽で飛ぶことができる、宇宙を旅している少女。白い服を着た可愛らしい見た目で、カービィより小柄。カールした髪にリボンを結んでいる。一人称は「わたし」。
: 雲の上の湖の水がグーイによりせき止められたため、それを止めようとして返り討ちに遭い、ケガをしていたところをカービィ達に発見されて保護される。雲の上の湖での出来事を伝え、カービィ達を湖に案内するが、グーイとの戦いの中で徐々に言動が荒っぽくなり、カービィ達を湖に飛び込ませようとしている素振りをクーに怪しまれる。そして、グーイの一連の行動の真意が明かされたことで、正体が明らかになる。
: その正体は、虹の島々の住人を自分の意のままに操ろうとしていた真の黒幕であった。弱いながら他人を自分の意のままに操る術を持っており、クィン・セクトニアのように大勢の民を操り支配することを計画。旅の途中で偶然手に入れたワールドツリーの小さな苗木を偶然発見。かつてフロラルドの女王だったクイン・セクトニアのように大勢の民を操り支配することを考え、苗木に操りの術の成分を滲み込ませて術の力を爆発的に高め、それ苗木を雲の上の湖のほとりに植えて湖に術の力を溶け込ませ、雨として降らせることでこれ計画を実現させようとしていたのだった<ref group="注">ちなみに、手に入れた苗木は綺麗な緑色だったが、成長するにしたがって灰色に変色、葉の色もくすんだ紫色になっていった。</ref><ref group="注">カービィ達と初めて会った時、グーイを追って雲の上の湖で対峙し、ケガを負ったと説明していたが、実際はグーイがピリカを追って湖で対峙したというのが真実だった。</ref>。
: 正体が明らかになった後は自らを「クィン・ピリカ」と称し、デデデ大王とメタナイトを湖に落としたことで2人を意のままに操り、カービィを倒すよう命じる<ref group="注">華奢な外見に似合わずかなりの腕力を持ち、デデデ大王は彼女の投げ技で湖に投げ落とされてしまった。</ref>。カービィ達が戦闘している隙にせき止められた湖の水を流そうとしたが、カービィが吸い込み能力で湖の水を全て飲み干したことで計画は潰えた。
: 多くの者たちを意のままに操るという野望を実現しようとしていたが、その奥にはずっと一人ぼっちであったが故の悲しい記憶を秘めていた。元々はちっぽけで誰からも相手にされない存在だったが、術の力で他人を操ることができたため、周りの皆にかけてみたところ、皆が彼女を大切にするようになった。しかし、それがもとで周囲に憎まれ恐れられたため、追われるように故郷を去っていた<ref group="注">リックは「術で皆を操るなんて本当の女王じゃない。誰にも尊敬されないし、術が解けたら憎まれるだけだ!」と非難したが、この台詞は彼女の過去を突いたものだった。</ref>。ワールドツリーを手に入れたのも、故郷での悲しい過去を繰り返さないためであった。計画が潰えたことで自暴自棄になりかけていたが、過去を知ったカービィに「友達になろう!」と声をかけられたことで頑なだった心が揺さぶられ、「本当は友達が欲しかった」「一人ぼっちが寂しくてたまらなかった」ということに気付かされる。涙ながらに「友達になりたい」という思いを大声で叫んだことで術の力が消え、デデデ大王とメタナイトは元に戻る。り、同時にワールドツリーの木の根から綺麗な水が噴き出したことで湖も元の姿を取り戻し<ref group="注">ワールドツリー自体も綺麗な緑色に変わっていった。</ref>、この水が雨となって虹の島々は救われることとなった。
: 改心した後はカービィ達と鬼ごっこをして楽しみ、楽しいひと時を過ごす。カービィには「一緒においでよ」と声をかけられるがそれを断り、もう一度故郷に戻って自分が操ってしまった人たちに謝罪し、やり直すことを決め、カービィ達に感謝の言葉を述べて別れる。彼女のことは虹の島々の住人には「カービィ達と協力して悪者を倒した仲間」と伝えられることとなった<ref group="注">そのため、カービィはワドルディにも決して真実を明かすことはなかった。</ref><ref group="注">自我を取り戻したメタナイトは「皆の足を引っ張ってしまった」と悔やんでいたが、クーは「もし、もっと早くにピリカを捕らえていたら、彼女の心を変えられなかった。結果的には苦戦したことが良かったんだ」と振り返った。</ref>。
; グーイ
: カービィの友達で、長い舌を伸ばして敵を巻き取る戦いを得意とする。一人称は「ボク」。[[ダークマター (星のカービィ)|ダークマター]]と同じ種族であるが、悪い心を持たない。虹の島々に雨を降らせる水源となっている雲の上の湖に石を積んで流れをせき止めていた張本人。カービィ達がせき止めた湖の流れを元に戻そうとするといきなり襲い掛かったため、一触即発の状態となる。
: しかしながら、湖をせき止めていた本当の理由は、前述のピリカの企みから虹の島々の住人を守るためであった。湖の水が汚染され、それが雨となって降り注げば、住人がピリカの操り人形にされてしまうことに勘付いたことから、これを阻止しようとしたのであった<ref group="注">直接聞いたわけではないが、グーイは勘が鋭く、ピリカの態度から湖に何らかの秘密があるということに気付いた。</ref>。無言だったのは、ピリカに投げ付けられた木の実が喉につかえたためで、カービィが吸い込みをしたことで実が取れて喋れるようになった。カービィ達に襲い掛かるような行動を取ったのも、実は襲い掛かったのではなく、湖に近付かせないように阻止していただけであった。
: 彼自身は湖の中にいたが一切操られることはなく、平静を保っていた。術が利きにくい特殊な体質なのかもしれないとクーは分析している。