「熱海市伊豆山土石流災害」の版間の差分
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[[気象庁]]によると、当時は[[西日本]]から[[東日本]]にかけて停滞する[[前線 (気象)|前線]]に向かって暖かく湿った[[空気]]が次々と流れ込み、[[大気]]の状態が非常に不安定となったため、[[東海地方]]から[[関東地方南部]]を中心に記録的な大雨となっていた<ref name="JMA210708"/>。現場に比較的近い熱海市[[網代 (熱海市)|網代]]の観測地点では、3日午後3時20分までの48時間で321mmの[[降水量]]を記録し、現地の7月の観測史上で最多となっていた。
午前8時20分ごろ、逢初川近くの[[道路]]で大量の泥水が流れる様子を住民が目撃している<ref name=″nhk210709a"/>。午前10時28分、「向かいの家が[[地滑り]]で跡形もなく流された」という通報があり、[[熱海市消防本部|熱海市消防署]]の[[消防隊]]が出動した。伊豆山地区の[[バス]]通りが土砂で通れず、通報現場にはたどり着けない状況で、消防隊が手前に車両を止めて周辺の[[住宅]]を調査していたとき、大規模な土石流が発生し、多くの住宅などを巻き込みながら流下。消防隊員はかろうじて逃げて無事だった<ref name="asahi210710a"/><ref name=″nhk210710a"/>。この瞬間の様子は住民が撮影して[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]に投稿され、国内外の[[マスメディア|メディア]]でも大々的に報じられた。土石流は逢初川を南東方向に向かって海までおよそ1キロにわたって流れ出たとみられ、これにより住宅131棟が被害を受けた<ref name=":2"/><ref name=":7">{{Cite web|url=http://www.pref.shizuoka.jp/kinkyu/documents/izusan21.pdf|title=熱海伊豆山地区の土石流の発生について(第
同日12時30分、[[静岡県知事]]の[[川勝平太]]から[[陸上自衛隊]][[第34普通科連隊]]への[[災害派遣]]要請を受理<ref name="jsdf210703"/>。[[御殿場市]]にある[[陸上自衛隊]][[板妻駐屯地]]からおよそ30人、[[駒門駐屯地]]からおよそ80人の隊員が[[行方不明]]者の捜索活動のために現場に派遣された<ref name="asahi210703a"/>。
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