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|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|2011年7月21日
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『'''仮面ライダーW RETURNS'''』(かめんライダーダブル リターンズ)は、2011年に[[東映Vシネマ]]として全2作が制作された、特撮テレビドラマ『[[仮面ライダーW]]』の[[オリジナルビデオ]]作品。「仮面ライダーアクセル」と「仮面ライダーエターナル」の全2巻。2巻共にパッケージ表記に東映V<small>CINEMA</small>の表記が用いられており、[[東映Vシネマ]]の作品として製作されている
 
== 概要 ==
平成[[仮面ライダーシリーズ]]初のオリジナルビデオで、4月発売の「仮面ライダーアクセル」と7月発売の「仮面ライダーエターナル」の2作からなるシリーズのオリジナルビデオとしてこれまでに『[[真・仮面ライダー 序章]]』や児童誌の専売作品などがあっ発表されていたが、いずれも単発作品やテレビ本編シリーズの送期間リリースとなっておされたものであり、テレビ本編シリーズの終了後にこういった作品が発売されるのはシリーズ初となる{{efn|『[[仮面ライダー電王]]』の放送終了後に作された2008年の映画『[[劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事]]』は、当初Vシネマ作品の予定だった。}}。また、テレビ本編シリーズや劇場版におけるサブキャラクターを主人公に据えた[[スピンオフ]]作品であると共に、敵キャラクターを主人公にした作品もシリーズ初である。
 
なお、映画『[[仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ]]』ディレクターズカット版のオーディオコメンタリーによると、左翔太郎役の桐山漣はプロデューサーの[[塚田英明]]や監督の[[坂本浩一]]と会うたびに本作の続編として「仮面ライダージョーカーの作品をやりたい」と要望しているといい、テレビシリーズの最終話でフィリップが消滅してから復活するまでの1年間は翔太郎が単独で仮面ライダージョーカーに変身して戦っていたという[[裏設定]]があることから、坂本も「作りたい」と語っているうえ、桐山も2013年4月9日の自身のブログで触れている<ref>[https://ameblo.jp/renn-kiriyama/entry-11508088389.html Count up your sins!! 桐山漣オフィシャルブログ「LIG BY RENN'S VISION」]</ref>。このことは、塚田も桐山との対談中に「漣くんから宿題があるんですけど…(笑)」と話題に上げている<ref>{{Cite book |和書 |chapter=プロデューサー×主演俳優 対談 塚田英明×桐山 漣 「仮面ライダーW(ダブル)の世界観と魅力」 |date=2013-12-26 |editor=鈴木康成 |title=語れ! 平成仮面ライダー |publisher=[[ベストセラーズ|KKベストセラーズ]] |series =ベストムックシリーズ32 |pages=61|isbn=978-4-584-20532-7}}</ref>。
 
== 『仮面ライダーアクセル』 ==
[[2011年]][[4月8日]]全国レンタル開始、[[4月21日]]映像ソフト発売。タイトル通り仮面ライダーアクセルこと照井竜を主人公に据え、映画『[[仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE]]』の後日談。仮面ライダーアクセルを主人公として位置付けられた作品となっている。
 
=== ストーリー(アクセル) ===
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==== 仮面ライダーアクセルブースター ====
{{キャラスペック|名称=仮面ライダーアクセルブースター|身長=197cm|体重=80kg|パンチ力=5t|キック力=10t|ジャンプ力=ひと跳び15000m<br />(ブースター使用時)|走力=100mを5秒}}
ガイアメモリ強化アダプターを装着したアクセルメモリで変身するアクセルの飛行形態で、基本カラーは黄。マスクのシールドは黒鉄色のシャッターで覆われ、バイクフォームへ変身するための車輪が失われた代わりに飛行用のブースターが全身に設けられている。変身にはガイアメモリ強化アダプターを装着したアクセルメモリが用いられる。
 
ブースターの爆発的な加速力で自在に飛行可能で、高い機動性を活かした三次元的な空中戦闘を得意とする。
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: ガイアメモリに装着することで内包された「地球の記憶」のプログラムを一時的にバージョンアップし、能力を3倍に増幅させることが可能。装着時にはメモリのイニシャルと「DOWNLOAD COMPLETE」の文字が浮かび上がると同時に、「(装着したメモリ名)・Upgrade」と発声される。
: アクセルメモリ以外にコマンダー・ユニコーンメモリに装着された。
: 『風都探偵』では、残ったアダプターは事件後にフィリップに預けられており、前述の通りアクセル用に調整が施された。
 
=== 音楽(アクセル) ===
; 主題歌「Leave all Behind」
: 作詞 - [[藤林聖子]] / 作曲 - [[the Underneath|Ryo]] / 編曲・歌 - [[defspiral|Wilma-Sidr]]
: テレビ本編シリーズではアクセルのテーマソングとして扱われていた。
; 挿入歌「[[Cyclone Effect]]」
: 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - [[AYANO!|AYANO]] / 編曲 - Labor Day / 歌 - [[竹内沙帆|Labor Day]]
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== 『仮面ライダーエターナル』 ==
[[2011年]][[7月8日]]全国レンタル開始、[[7月21日]]映像ソフト発売。映画『[[仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ]]』の前日譚が物語の中心となっており、同作品の敵役として登場した仮面ライダーエターナルこと大道克己を主人公としている。克己の生前に起き出来事をテレビシリーズ第48話ともリンクし現代の登場人物の回想によって語っている。本作くという構成が取られており、この現代パートは『オーズ&ダブル』の後日談とされている{{efn|『エターナル』オーディオコメンタリーと本作中での亜樹子の名字が「照井」となっている他、テレビシリーズ第48話とのリンクを窺わせる描写も盛り込まれている}}。
 
=== ストーリー(エターナル) ===
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: クオークスを研究・開発した科学者。世界中から誘拐してきたクオークス候補者たちを「ビレッジ」という施設で管理している。
: 口調は穏やかだが残忍かつ傲慢な性格で、自らを「千の目を持つ男」と称し、一方で克己たちNEVERを「ゾンビ共」と見下している。目薬を常用し、差す度に強いリアクションを見せる。
: 終盤、自分に反旗を翻しビレッジを脱出しようとしたミーナやクオークス候補者たちをアイズ・ドーパントの力で皆殺しにするが、このこと克己の人格を変貌させてしまい、エターナルに変身した彼を始めとするNEVERの総攻撃を受けた末に、エターナルレクイエムによってメモリの機能を停止された後、キックを受けて敗北。自分自身が見下していたはずの死体に成り果てるという皮肉を克己から告げられつつ、瞳の能力で死亡した。
:
; ロイド
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{{See|仮面ライダーWの登場仮面ライダー}}
==== 仮面ライダーエターナル レッドフレア ====
T1エターナルメモリで財団Xの加頭順が試用変身した姿で、エターナルの本来の基本変身形態。変身にはT1エターナルメモリが用いられる
 
克己が変身するブルーフレアとは、腕とアンクレットの炎の刻印が赤く、コンバットベルトとエターナルローブが現出していないなどの差異がある。作中での攻撃は加頭が持つ超能力兵士・クオークスとしての[[サイコキネシス]]のみを使用していたため、具体的な能力の違いまで不明描写されていない
 
克己をサイコキネシスで攻撃し追い詰めるが、エターナルメモリの力に惹かれた克己が接近し、ロストドライバーに触れた際、電撃が走り加頭の意思と無関係に変身解除されてしまった。加頭はこの現象を「試作品のための不調」と判断していたが、実際はT1のエターナルメモリで変身していたため、安定性が低く<ref>「宇宙船vol.136特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2012」、p11</ref>、ガイアメモリの特性である高い適合率を持つ克己に惹かれたため、加頭を拒絶していた{{Sfn|英雄伝II|2014|p=58}}。克己がメモリを使用し変身するとこの形態を一瞬経てブルーフレアに変化した。
 
=== ドーパント(エターナル) ===
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; ユートピア・ドーパント
: 加頭順が変身。
: このころはまだネクロオーバーとしての身体能力強化以前で、戦闘時に使う能力もテレビシリーズでの登場時より少ない。
:
; スイーツ・ドーパント
: テレビシリーズ第9・10話にも登場したドーパント。本作では“スイーツの男”という人物が流出した試作型メモリを用いて変身した別個体が登場し、冒頭でW サイクロンジョーカーと戦う最中に変身中は無防備になるフィリップの体を盾にしたが、最後はジョーカーエクストリームでメモリブレイクされた。
 
=== 世界観・用語(エターナル) ===
; [[財団X]]
: 『仮面ライダテレビシリW』本編にも登場した[[死の商人]]。本作でも物語の裏で暗躍する一方、クオークスについ対してもミュージアムやNEVERと同様に投資対象としていたことが明かされている。
; クオークス
: ドクター・プロスペクトが研究している、超常能力を増幅する細胞処理を受けた超能力兵士。財団Xの投資対象でもあり、ビレッジを拠点としている。
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==== 映画(エターナル) ====
; 『[[仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム]]』(2012年12月8日公開)
: 『[[仮面ライダーウィザード]]』と『[[仮面ライダーフォーゼ]]』の映画作品。ディレクターズカット版の追加シーンのJKの台詞で、前述の通り超能力研究施設「ビレッジ」の名称が登場。
 
==== ネット配信(エターナル) ====