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教授は長期休暇を取って[[ウェールズ]]の田舎に行くと言い出し、ラリーたちも同行する。ラリーが仮寓の書斎で見つけた本には、妙な文章が記されていた。曰く、奇怪な民族がおり、彼らは文字が刻まれた石を崇拝するのだという。そしてその文字は、教授が持っている黒い石印の文字と同じものであるらしい。
 
教授は、手伝いのために男手が欲しいと言い出し、クラドックという少年を雇う。クラドック少年は、頭が鈍く、しばしば癇癪の発作を起こすが、教授は彼の存在が嬉しそうに振舞う。ラリーは、恩人たる教授が、気の毒な子供の苦しみを喜んでいるらしいことに、心を痛める。クラドック少年はまた「Ishakshar」と聞こえる独り言を言う癖があった
 
あるとき邸内で、胸像が動かされていた。踏み台は見当たらず、誰がいつどうやって動かしたのかわからない。女中は、胸像が動かされた直後に、悪臭と粘液の痕跡があったことを証言する。
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==主な登場人物==
*ラリー - 語り手。家は裕福ではなかったが、本で独学した。肉親は兄のみ。グレッグ家に住み込みで働くことになる。
*ウィリアム・グレッグ教授 - 高名な学者。新発見を果たして[[コロンブス]]の名声が欲しいと夢を語る。ラリーの恩人であり、雇い主。子供が2人いる。
*ジャーヴェイズ・クラドック - ウェールズの少年。グレッグ教授が手伝いに雇った。病気持ちで障害を抱えている模様。「'''Ishakshar'''」と聞こえる独り言を言う癖があった
*アン - グレッグ家の女中。
*モーガン - グレッグ家の爺や。
*メイリック牧師 - ウェールズの田舎の教区長。ウェールズ語には「'''Ishakshar'''」という言葉など無く、あるとすれば妖精の使う言葉だろうと言う。
*異形の民 - [[リビア]]奥地の秘境に住み、山上で猥褻なる秘行を行う。顔は人間だが、五体も精神性も人間と異なり、太陽を忌む。「六十石」と称する石を崇ぶ。名前の由来は、60の文字が記されていることから。この石には「'''IXAXAR'''」という秘密があるという。
*チャールズ・フィリップス - 紳士。聞き手。グレッグ教授のことも知っている。『怪奇クラブ』全般に登場する。
*ラリーの兄 - 『兄の失踪』で言及され、現在行方不明。