「コルト・ベスト・ポケット」の版間の差分

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[[1908年]]に発売され、[[コルト・ファイヤーアームズ|コルト]]社最小の[[拳銃|ピストル]]として人気を博した。"ベスト・ポケット"のベストとは、いわゆる[[ウェストコート|'''チョッキ''']]を指す。[[背広|スーツ]]の[[ポケット]]よりも小さい[[ベスト]]のポケットにも入るという意味である。

使用弾薬は[[.25ACP弾]]で、装弾数は6+1発。[[ブローバック#シンプルブローバック方式|ストレートブローバック方式]]の作動機構、ストライカー方式による[[シングルアクション]]方式の激撃発機構を採用している。フロントサイト、リアサイトは備わっておらず、トリガーはシングルアクションに適したスライドトリガーで、[[弾倉]]を抑えるマガジンキャッチはグリップエンド部に設けられており、安全装置はマニュアルセーフティの他にグリップセーフティを備え、マニュアルセーフティは直接スライドに食い込み、固定するタイプである。

[[口径|小口径]]の護身用銃として女性にも人気が高く、グリップなどさまざまなカスタムパーツが用意され、[[1948年]]までに約42万丁が生産された。