「暴走機関車」の版間の差分
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機関車が暴走との通報を受けた指令所のフランクは、機関車を無傷で停止させるために指令システムを稼働させようとする。しかし、機関車の速度は上がり続け、側線に退避しようとしている対向する貨物列車に突っ込んで最後尾の[[緩急車]]を粉砕して走り続ける。ようやく異常事態に気付くマニーとバックだったが、「機関士がどこかにいるはず」と考え、また姿を見られて通報されることを危惧してその場を動かずにいた。一方、フランクの上司である運行部長のマクドナルドは、会社の損失回避を優先して機関車を脱線させるようにフランクに命令する。フランクは渋々ながら機関車を脱線させるために側線に移動させようとするが、無人のはずの機関車から警笛が鳴ったことを確認したため、急遽機関車を停車させる方針に切り替える。同じように、警笛を聞いたマニーとバックは、誰かが乗っていることに一旦は安堵するものの、警笛を鳴らした女性作業員サラが後方に避難してくるのを見つけて状況を問い詰める。そして機関車が無人であること、非常用の機関停止ボタンは先頭車両からの操作が必要なこと、2両目の機関車が[[流線|流線型]]であり、前部の通路ドアが緩急車との衝突で開かなくなってしまった為、先頭の機関車に辿り着けないことを理解する。
三人は機関車の電気連結器を切断して後部三両の機関を止め速度を落とすことに成功するが、根本的な解決には至らず、2両目の通路ドアをこじ開ける作業も失敗。結局外から先頭車両へ行かなければならず、バックがその役目を買って出る。だが、猛スピードと寒さの中掴まる所が無い機関車の側面を渡っていくことが出来ず逃げ戻ってしまう。激怒したマニーはバックを殴りつけ再び外に出そうとする。止めようとしたサラも殴られてしまう。それを見たバックは激怒、マニーはナイフを取り出して襲い掛かろうとしてバックは[[スパナ]]を構え、殺し合い寸前の状況になる。サラが絶叫して二人を止めるが、囚人仲間の憧れだったマニーが、自分だけが逃げ切ることしか考えていなかったことを知ったバックは失望する。その頃、暴走する機関車が化学工場に突入する可能性があることを知ったマクドナルドは、機関車を廃線に移動して脱線させることを決定する。
機関車が廃線に移させられたことを知ったサラは、自分たちが見捨てられたことを知り絶望するが、そこにフランクから情報を聞き出したランケンが追い着く。ランケンは部下を機関車に乗り移させようとするが、部下は乗り移ることに失敗して機関車
最後の[[スーパー]]は「どんな獣にも憐みの心はある。しかしそれさえも無い者は獣ですらない。」[[シェイクスピア]]作品よりの引用。
なお[[黒澤明]]の原作では非常ボタンを押して機関車を止め、再度刑務所に戻されている。(下記参照。)
▲機関車が廃線に移させられたことを知ったサラは、自分たちが見捨てられたことを知り絶望するが、そこにフランクから情報を聞き出したランケンが追い着く。ランケンは部下を機関車に乗り移させようとするが、部下は乗り移ることに失敗して機関車に激突死する。それを見たマニーは興奮して破損した窓から身を乗り出し、ランケンを挑発する。ランケンが自ら機関車に乗り移ろうとしているのを見たマニーは、彼と決着を付けるために一人で先頭車両に向かう。大怪我を追いつつも何とか先頭車両に辿り着いたマニーは運転室でランケンを待ち伏せし、隙を見て彼を気絶させ、手錠を奪い取って拘束する。正気を取り戻したランケンは「脱線まで時間がない」、「バックと女はどうする?」と、マニーに非常停止ボタンを押して列車を止めるように諭すが、彼は「(死ぬのは)俺とお前だけだ」と言い残して運転室を去る。そして、連結器を開放してバックとサラの命を救い、機関車の屋根に上って吹雪の雪原の中に姿を消していく。
==キャスト==
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