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'''大宮アルディージャ'''(おおみやアルディージャ、{{lang|en|Omiya Ardija}})は、[[日本]]の[[埼玉県]][[さいたま市]]をホームタウンとする[[日本プロサッカーリーグ]](Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。現監督は[[霜田正浩]]
 
== 概要 ==
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'''2020年''':クラブスローガン「'''WIN☆WIN'''」。高木体制2年目。昨シーズンとは打って変わり、大規模な改革が行われた。コーチの[[原崎政人]]と[[藤原寿徳]]が退任し、[[北嶋秀朗]]と[[松本拓也 (サッカー選手)|松本拓也]]がコーチに就任。開幕前からシーズン終了までの入団者は19名に上り、退団者においては背番号10番・エース・キャプテンを兼任していた[[大前元紀]]を始め、得点源の[[フアンマ・デルカド]]、ベテラン選手、成績不振の選手を放出した。期限付き移籍選手を含め、合計17名もの大量放出となった。フォーメーションは前年に引き続き3-4-2-1を継続し、ポゼッションも取り入れるようになった<ref>{{Cite web|title=大宮アルディージャ 2020 チームスタイル[攻撃セットプレー] {{!}} データによってサッカーはもっと輝く {{!}} Football LAB|url=https://www.football-lab.jp/omiy/style/?year=2020|website=www.football-lab.jp|accessdate=2021-05-26}}</ref>。開幕より4連勝したが、第2-4節で首位に立った直後に連敗した。その後は2位を維持したが、第9節 福岡戦直前に福岡選手の[[日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況|新型コロナウイルス感染]]判明により中止となった後、第10-前半最後の21節で福岡戦の振替試合を含む13試合中1勝5分7敗と不調に陥り、シーズン前半終了時点で勝点26・15位となる。シーズン後半は開始より連勝して10位となるが、第17-21節で6試合連続未勝利、第24-30節で7試合連続未勝利となり、17位にまで低迷した。出場機会が減っていた横浜FCの[[アブドゥラーヒム・ラーヤブ|イバ]]を得点力向上のために補強するが、それでも得点は増えず、チーム低迷に加えて怪我人続出の事態となり、他チームへの期限付き移籍中選手を呼び戻すなどの緊急補強が行われた。それでも低迷は続き、残り8試合時点で年間順位3位以下が確定し、翌シーズンJ1復帰の可能性が完全消滅となった。シーズン終了後に高木が監督を退任した。
 
'''2021年''':クラブスローガン「'''SHOW 勝つ、笑う、昇格する'''」。[[森正志]]が代表取締役を退任し、2/1付で[[佐野秀彦]]が代表取締役に就任。監督には前年度まで大分のコーチで、大宮のJリーグ参入初年度メンバーだった[[岩瀬健]]が就任<ref name=":13">{{Cite web|title=岩瀬健 監督 就任のお知らせ {{!}} 大宮アルディージャ公式サイト|url=https://www.ardija.co.jp/news/detail/17086.html|website=www.ardija.co.jp|accessdate=2020-12-24|language=ja}}</ref>(岩瀬には監督経験が約2ヶ月程度しかなく、開幕前から指揮を執るのは初経験となった)。「'''変革'''」のシーズンと評され、岩瀬は「勝利」を強く提唱し、フォーメーションを3バックから大宮の伝統である4バックへ戻し、ポゼッションと堅守速攻(カウンター)の二枚刃を武器にした大分的な攻撃的戦術を採用したが<ref name=":13" /><ref>{{Cite web|title=【大宮】岩瀬健監督はただ勝利のために。「すべての試合に勝って昇格するつもりです」 - サッカーマガジンWEB|url=https://soccermagazine.jp/j2/17425379|website=soccermagazine.jp|accessdate=2021-05-25|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=【大宮|新体制】新指揮官の下、4度目の正直へ――。“変革のシーズン”がいよいよスタート {{!}} サッカーダイジェストWeb|url=https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=84910|website=www.soccerdigestweb.com|accessdate=2021-05-25|language=ja}}</ref>、自陣内ポゼッションが多くなり、岩瀬の志向する能動的なサッカーが上手く回らなくなっていった。第5節 長崎戦に4-0で大勝したり、第6節 琉球戦と第7節 秋田戦にて上位の琉球と前年度J3優勝の秋田に0-0で引き分けたりしたが、クラブ史上ワースト成績となるJ2最下位を記録し、クラブ側が緊急声明を発表する事態となった<ref>{{Cite web|title=大宮アルディージャを愛する全ての皆さまへ {{!}} 大宮アルディージャ公式サイト|url=https://www.ardija.co.jp/news/detail/17400.html|website=www.ardija.co.jp|accessdate=2021-05-25|language=ja}}</ref>。10戦連続未勝利となった[[ギラヴァンツ北九州|北九州]]戦から2日後の5/25に岩瀬と強化本部長 [[西脇徹也]]が解任された<ref name=":04">{{Cite web|title=トップチーム体制変更について {{!}} 大宮アルディージャ公式サイト|url=https://www.ardija.co.jp/news/detail/17475.html|website=www.ardija.co.jp|accessdate=2021-05-25|language=ja}}</ref>。後任監督には大宮トータルアドバイザーで[[大宮アルディージャVENTUS|VENTUS]]総監督の[[佐々木則夫 (サッカー指導者)|佐々木則夫]]が期間限定で就任し、Jリーグ参入後の大宮の'''合計20人目の監督'''となった(佐々木はJリーグ参入前の大宮トップチームで監督経験があるが、Jリーグ参入後の大宮トップチーム監督就任は初経験となる。)<ref name=":04" />。強化部長代理には秋元利幸が就任し、本部長・強化部長は代表取締役である佐野自らが兼任するという事態となった<ref name=":04" />。'''新強化部・新監督による体制強化'''が宣言され、'''前年度までの体制と比較した上で、代表取締役・強化部・監督が総替え・一新されたことになった'''<ref name=":04" />。佐々木は「能動的に試合を進める理想的なサッカー」から「現実的なサッカー」への転換を提唱し、前パスへの意識や球際に注視した<ref name=":42">{{Cite web|title=大宮暫定指揮の佐々木則夫氏「現実的なサッカーを」 “ノリさん”呼ばせる - J2 : 日刊スポーツ|url=https://www.nikkansports.com/soccer/news/202105270000611.html|website=nikkansports.com|accessdate=2021-05-29|language=ja}}</ref><ref name=":52">{{Cite web|title=【大宮】理想に振れたチームを立て直す。佐々木則夫監督「現実的に戦って勝ち点3を積む!」 - サッカーマガジンWEB|url=https://soccermagazine.jp/j2/17456050|website=soccermagazine.jp|accessdate=2021-05-29|language=ja}}</ref>。佐々木は就任早々チーム再建に着手し、前への意識を出すことや声掛け徹底などベーシック・基本基礎的な部分を見直すことからチーム再建を始めた<ref name=":52" />。選手には自身を「佐々木監督」ではなく「ノリさん」と呼ばせ、選手との親近感や交流を重視した<ref name=":42" /><ref name=":52" />。5/28には2020年度クラブ経営情報開示が先行発表され、大宮の営業収益が全J2クラブで最高額となった(全Jリーグクラブでは12位)<ref>{{Cite web|url=https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-r2kaiji_001.pdf|title=2020年度 クラブ経営情報開示資料 (先行発表)|accessdate=20210530|publisher=公益社団法人日本プロサッカーリーグ クラブ経営本部 クラブライセンス事務局}}</ref><ref>{{Cite web|title=【J2営業収益ランキング】1位大宮、2位千葉、3位新潟…。コロナ禍の2020年度、15クラブが前期マイナス|url=https://sakanowa.jp/topics/44786|website=サカノワ|date=2021-05-29|accessdate=2021-05-29|language=ja|last=サカノワスタッフ}}</ref>。佐々木体制第2戦となる6/6 第17節 金沢戦ではフォーメーション 4-1-4-1を使用するが、1-0で敗戦となった。翌日6/7に[[霜田正浩]]の監督就任が発表され、霜田は「'''魂を込める'''」「'''ファイト'''」「'''デュエル'''」という言葉を用いて、チャレンジャーとしてアグレッシブに相手に向かっていくハードワークと強気のサッカーを提唱した<ref>{{Cite web|title=霜田正浩 監督 就任のお知らせ {{!}} 大宮アルディージャ公式サイト|url=https://www.ardija.co.jp/news/detail/17506.html|website=www.ardija.co.jp|accessdate=2021-06-07|language=ja}}</ref><ref name=":0">{{Cite web|title=まさかの大不振に陥った大宮が新体制でリスタート! 早速効果が見えた“霜田マジック”に「確実に変わっている」 {{!}} サッカーダイジェストWeb|url=https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=92909|website=www.soccerdigestweb.com|accessdate=2021-06-16|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=【大宮】霜田正浩監督が就任「日々のトレーニングから魂を込めた準備をしていく」|url=https://sakanowa.jp/topics/45240|website=サカノワ|date=2021-06-07|accessdate=2021-06-16|language=ja|last=サカノワスタッフ}}</ref><ref>{{Cite web|title=<国吉好弘の埼たまNOW>大宮新体制 引き分け発進に光明も:東京新聞 TOKYO Web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/113065|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2021-06-27|language=ja}}</ref>。佐々木体制最終戦の6/9 天皇杯2回戦 千葉戦では佐々木は[[三門雄大]]をベンチキャプテンに指名し<ref name=":0" />、フォーメーション 4-2-3-1を使用するが敗戦となり、佐々木体制 全3戦は全敗の結果で終わった。6/11に[[渡部大輔 (サッカー選手)|渡部大輔]]に代わる三門のキャプテン就任が発表された<ref>{{Cite web|title=三門雄大 選手 キャプテン就任のお知らせ {{!}} 大宮アルディージャ公式サイト|url=https://www.ardija.co.jp/news/detail/17522.html|website=www.ardija.co.jp|accessdate=2021-06-16|language=ja}}</ref>。6/13 第18節 栃木戦にて霜田体制初陣となり、フォーメーション 4-1-2-3を使用するが1-1 引き分けとなり、リーグ戦と天皇杯を含めて通算14戦未勝利となった。この試合で[[アブドゥラーヒム・ラーヤブ|イバ]]がJ2通算600得点を記録した。6/23に[[北嶋秀朗]]コーチのヘッドコーチ就任が発表された。6/19 第19節 松本戦にて引き分け、通算15戦未勝利となったが、6/27 第20節 山口戦にて霜田がJリーグで前監督だった山口に、背番号10を付ける黒川がシーズン初得点を入れ、1-0で勝利した<ref>{{Cite web|title=J2大宮公式戦16試合ぶり白星 霜田監督就任3戦目で初勝利「感動した」 - J2 : 日刊スポーツ|url=https://www.nikkansports.com/soccer/news/202106270001265.html|website=nikkansports.com|accessdate=2021-06-28|language=ja}}</ref>。7/3 第21節 山形戦ではフォーメーション 4-2-1-3を使用するが1-3で敗れた。この時点で2021年度の大宮はフォーメーションを5種類使用した(4-4-2、4-1-4-1、4-2-3-1、4-1-2-3、4-2-1-3)。3月決算のクラブを含めて反映させた2020年度クラブ経営情報が7/29に開示され、大宮が営業収益ランキング1位となった(前年度1位は磐田)<ref>{{Cite web|title=【J2収益ランク完全版】3位千葉、2位磐田、1位大宮。昇格組や町田など6クラブが前期比プラスに|url=https://sakanowa.jp/topics/48012|website=サカノワ|date=2021-07-30|accessdate=2021-07-30|language=ja|last=サカノワスタッフ}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://aboutj.jleague.jp/corporate/wp-content/themes/j_corp/assets/pdf/club-r2kaiji_1_20210729.pdf|title=2020年度(令和2年度)Jクラブ個別経営情報開示資料|accessdate=2021-07-31}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://aboutj.jleague.jp/corporate/wp-content/themes/j_corp/assets/pdf/club-r2kaiji_2_20210729.pdf|title=2020年度(令和2年度)クラブ経営情報開示資料|accessdate=2021-07-31}}</ref>。中断期間後は中断期間中に補強した[[南雄太]]と[[河田篤秀]]が活躍し、霜田の提唱する躍動感やアグレッシブネスを基軸に活力や勢いを徐々に取り戻していったが、守備に難があり失点が多くなった。中断期間後 初戦の8/9 第24節 新潟戦ではフォーメーションを4-4-2、スタイルを2年以来となる堅守速攻に戻し、ポゼッションの新潟に対して守備を徹底する戦い方によって[[キック・アンド・ラッシュ]]やプレスを駆使して臨んだ<ref name=":7">{{Cite web|title=ドラマ仕立てのドロー! ATに新潟が勝ち越すが直後に大宮が追いついて2-2で終演◎J2第24節 - サッカーマガジンWEB|url=https://soccermagazine.jp/j2/17472727|website=soccermagazine.jp|accessdate=2021-08-10|language=ja}}</ref>。後半戦終了時で1-1となり、延長戦で失点して1-2となるが、その後に大宮も得点して追い付き、2-2で引き分けとなった<ref name=":7" />。8/14 第25節 秋田戦ではフォーメーションを再度4-2-1-3にして臨んだが、1-1で引き分けとなった。8/29 第27節 松本戦では復帰した[[菊地俊介]]を司令塔に起用し、4-0で勝利した。9/5 第28節 東京V戦にても菊池を司令塔に起用し、二連勝してシーズン初の連勝となり降格圏からも脱出した。
 
== 成績 ==