「マルクス経済学」の版間の差分
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=== 労働価値説 ===
マルクスによれば、商品は二つの価値、すなわち消費することによって直接人間の役に立つ(消費者の精神的・肉体的欲求を満たす)という意味での[[使用価値]] (use-value)、(つまり有用性)他の商品と交換可能であるという意味での、交換可能な他の商品との量的比率で表される[[交換価値]] (exchange-value) を持つ。なお、[[貨幣]](money)の一定量として表現された交換価値が[[価格]] (price) である(貨幣については後述する)。この交換価値または価格の本質が、価値である。
商品生産社会においては、(存在する場合には貨幣媒介として)二つの商品が交換される際には、[[等価交換]]が原則となる。すなわち、人々は交換される二つの商品が等しい価値となるよう意識し、これが商品交換を規制する。したがって、価値とは、商品生産社会に必然的に発生する社会的観念である。
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