削除された内容 追加された内容
Reverted to revision 87991582 by スタリオン箕浦 (talk) (TwinkleGlobal)
タグ: 取り消し 差し戻し済み
キュアサマー (会話) による ID:87993950 の版を取り消し
タグ: 取り消し 差し戻し済み
1行目:
{{Otheruses|ギリシャ神話に関する事象}}
[[File:Crossing the River Styx.jpg|thumb|240px|right|[[ヨアヒム・パティニール]]『ステュクス川を渡る[[カローン|カロン]]』[[プラド美術館]]所蔵、1515年 - 1524年]]
[[File:Doré - Styx.jpg|thumb|240px|right|ステクス。[[ギュスターヴ・ドレ]]の[[イラストレーション]](1861年)]]
'''ステクス'''({{lang-grc-short|'''Στύξ'''}}, {{ラテン翻字|el|Styx}})とは、[[ギリシア神話]]において地下を流れているとされる大河、あるいはそれを神格化した[[女神]]である。'''ステュィクス'''、'''スティクス'''、'''ステッィクス'''等とも呼ばれる。
 
== 概要 ==
[[オーケアノス]]の流れの十分の一を割り当てられている支流で、地下の冥界を七重に取り巻いて流れ、生者の領域と死者の領域とを峻別しているという。ステュクスの支流には火の川[[プレゲトーン]]、忘却の川[[レーテー]]、悲嘆の川[[コーキュートス]]、[[アケローン川]]がある。
 
女神としてのステクスは、オーケアノスと[[テーテュース]]の娘で[[オーケアニス|オーケアニデス]]の長姉である。また、[[クレイオス]]の息子パラスの妻で、彼との間に[[ニーケー]]、[[クラトス]]、[[ゼーロス]]、[[ビアー]]をもうけている。
 
[[ティーターン]]の血族だが、[[ティーターノマキアー]]の際には、父神オーケアノスの勧めにより 子供達と共にいち早く[[ゼウス]]側に寝返った。その功績により、彼女はゼウスから「神々を罰する」という特別な権限を与えられた。[[オリュンポス山]]の神々は、誓言をする際に[[イーリス]]にステュクスの水を汲みに行かせる。神々はこれを飲んで誓言をするが、もしこの誓言に背けば、その者は 1 年間仮死状態に陥る。さらにその後 9 年間オリュンポス山を追放され、10 年目にやっと罪を許されるという。
 
このように、ステクスの水には神々さえも支配する特別な力が宿っており、猛毒であるという説や、逆に不死をもたらす神水であるという説が唱えられている。[[アキレウス]]も、母の手によってこの水に浸されて不死の体を手に入れたが、母に掴まれていた踵の部分は浸されず脆弱なままだったという<ref>{{cite EB1911|wstitle=Achilles}}</ref>。
 
== 出典 ==