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作品概要: 義手、義眼など高度なサイボーグは劇中で登場する
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本作の原形となったのは、[[1970年代]]の末に当時は李家豊(りのいえ ゆたか)名義であった田中芳樹が、[[幻影城 (雑誌)|幻影城]]の「幻影城ノベルス」から新書ノベルズとして出版する予定で書き進めていた『銀河のチェス・ゲーム』である<ref>道原かつみによるコミック『黄金の翼』p205</ref>。この作品は幻影城の倒産によって未完のまま中断したが、のちに[[徳間書店]]の編集者がその原稿を読み、本編より数世紀前のエピソードを描いた序章の部分を膨らませて描くよう勧めた。
 
1982年11月、徳間書店の[[トクマ・ノベルズ]]より『銀河英雄伝説』が刊行された。これは本編第1巻「黎明篇」に当たるが、{{要出典範囲|本作に先立ち同社から刊行された著作『白夜の弔鐘』の売り上げ不振<ref>{{Cite book|date和書|title=2017年7月もあり銀河英雄伝説ハンドブック (徳間デュアル文庫)|publisher=徳間書店|page=387}}</ref>、その時点では2巻以降を出すかどうかは未定(売れ行き次第)だったため、初版には巻数及びサブタイトルが入っていない。
 
結果的には第1巻が増刷されるに至り、第2巻も刊行されることとなり、以後は第1巻も含めてローマ数字で巻数表記が付くようになった。当初はさほどの売れ行きではなかったものの、3巻を皮切りに人気に火がつき、1987年までに本編全10巻が書き下ろし刊行された。1988年には読者の支持を得て、第19回[[星雲賞]]日本長編部門を受賞した<ref>[http://prizesworld.com/prizes/sf/siun.htm#list019 星雲賞第19回受賞作一覧]</ref>。