「堀田泰司」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
来歴の平成30年5月⇒平成29年5月に訂正する。 |
橘会会報81号に加筆修正の為。 |
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教授のこれまでの研究は、請負契約を中心に進められております。代金支払い、危険負担、所有権帰属、担保責任や契約解除などをめぐって当事者間での紛争の可能性が高い請負契約のトラブル防止は、請負中心の建設産業界が抱える重大な課題であります。本学ご着任後の先生のご研究も、建設請負契約の諸問題を指摘されたご論考やジョイント・ヴェンチャーに関するご論考にみられるように、その課題解決に向けられたもので、建設産業界の発展に寄与する秀逸な内容といえます。さらに、教授のご研究は、請負と所有権移転時期の問題、中間省略登記、借家関係、そして債権譲渡などのご論考にみられるように、請負契約を起点として物権法債権法両領域にわたる多彩なご成果の発表へと展開されており、その示唆に富む内容は民法研究の発展に欠かせないものとなっています。また教育においては、法律系資格取得の指導に熱心に取り組まれるとともに、学部で「民法総則」、「契約法総論」、「契約法各論」、大学院で「民法特殊研究」、「民法演習」の科目をご担当され、地域で活躍できる数多くの、民法に精通した有資格人材の輩出にご尽力をされました。学内行政では、学長、副学長、法学部長、教務部長のご重責を担われました。特に、50年に一度といわれた大学改革に関する諸規程の改正整備については、指導的な役割を果されました。さらに、学生が学びやすい、そして教員が教えやすく、研究しやすい大学環境の実現を目指して奔走された教授のお姿は、まさに大学管理者の鑑といえます(『九州国際大学法学論集23巻1・2・3号合併号=堀田泰司教授退職記念号』「謹呈のことば」参照)。
なお、教授は、平成29年5月25日付で名誉教授になられたことを付言しておきます(『九州国際大学同窓会・橘会会報81号』28頁「書籍紹介」参照)。
== 来歴 ==
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