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== 林忠正の旧蔵品 ==
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File:Camille Corot - Ville d'Avray - Google Art Project.jpg|[[ジャン=バティスト・カミーユ・コロー|カミーユ・コロー]] 『ヴィル・ダヴレー』1835 - 40年 [[ブリヂストン美術館]]
File:Eugène Delacroix - Study of Horses - Google Art Project.jpg|[[ウジェーヌ・ドラクロワ]] 『馬の習作』(水彩)ブリヂストン美術館蔵
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上記2作品は、日本にある西洋絵画のうちもっとも早い時期に収集されたもので、コローは1891年、ドラクロワは1892年に林忠正がパリの画商アルフォンス・ポルティエから購入した。林はコローの作品を好み、『ヴィル・ダヴレー』はお気に入りの作品だった。1905年(明治38年)に帰国した時、[[新橋 (東京都港区)|新橋]]にあった自宅の洋館の一室を「コローの間」と称し、コローの作品3点と、[[ギュスターヴ・クールベ|クールベ]]の作品を飾ったという<ref>図録(1996)p.80</ref>。これらや同じく[[アーティゾン美術館|ブリヂストン美術館]]蔵の[[エドゥアール・マネ|マネ]]の素描「裸婦像」は、同人の収集品の多くが散逸したなかで、珍しく日本に残ったものである<ref>石橋財団ブリヂストン美術館編・発行『西洋美術に魅せられた15人のコレクターたち』(展覧会図録)、1997、p.41</ref><ref>石橋財団ブリヂストン美術館編・発行『読むブリヂストン美術館』、2001、p.35</ref>。他に[[前田育徳会]]にも、[[1910年]][[明治天皇]]の行幸に際して洋館の室内装飾のため購入した林旧蔵の、[[ウジェーヌ・ブーダン]]『洗濯婦図』や[[ジャン=レオン・ジェローム]]『アラビア人に馬』、[[ラファエル・コラン]]『緑野に三美人』などを所蔵し<ref>図録(1996)pp.82、86、89、92、94-95</ref>、[[東京国立博物館]]には遺族が寄贈したポール・ルヌアールのデッサン197点・油彩画1点を所蔵している<ref>図録(1996)pp.90-91</ref><ref>[http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=449 没後100年 林忠正コレクション ポール・ルヌアール展]</ref>。
 
== 栄典 ==