「日野自動車エンジン不正問題」の版間の差分

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また、日野自動車によるエンジン不正は平成15年排出ガス規制から行われていたことも明らかとなり<ref>[https://www.asahi.com/articles/DA3S15376660.html 日野自、不正56万台に拡大 国に虚偽報告 03年規制対応が発端]朝日新聞 2022年8月3日</ref>、同時にA05C(尿素SCR)、[[日野・J型エンジン|J05E]]、産業用ディーゼルエンジン3機種(E13C-YS、E13C-YM、[[日野・P型エンジン|P11C-VN]])でも不正が行われていた事、[[平成17年排出ガス規制]]並びに平成21年排出ガス規制に適合したA09C・E13Cの2機種において燃費性能が諸元値を下回る事、平成28年排出ガス規制に適合したE13Cが経年変化により排出ガスの規制値を超過していた事がが明らかとなった<ref name="hino20220802" /><ref name="fullroad20220804">[https://fullload.bestcarweb.jp/news/362148 日野自動車の認証不正問題は20年前から! いったいなにが起きていたのか?]fullroad 2022年8月4日</ref>。これにより、日野自動車、いすゞ自動車、トヨタ自動車の他にも、平成15年排出ガス規制において[[日野・J型エンジン|J07E]]エンジンを搭載した車種を販売したUDトラックス{{efn2|[[日野・J型エンジン|J07E]]を搭載したUDトラックスの車種は、[[UD・コンドル|コンドル]](3代目)が2004年5月以降のモデル、[[日産ディーゼル・スペースランナーJP|スペースランナーJP]]がPK-車、[[日産ディーゼル・スペースランナーRM|スペースランナーRM]]がPB-車。なお、コンドルのエンジンは4代目は自社製エンジンへ再度変更した他、中型スペースランナーのエンジンも、最終モデルとなったPDG-車は[[三菱ふそうトラック・バス|三菱ふそう]]製エンジンへ再度変更されている。}}、日野製産業用ディーゼルエンジンを搭載した[[コベルコ建機]]、[[加藤製作所]]、[[タダノ]]、[[日立建機]]などの[[建設機械]]メーカーにも影響が及ぶことになった<ref name="nikkeikenki">[https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC026FQ0S2A800C2000000/ 日野自動車の不正、建機に波及 コベルコは受注停止]日本経済新聞 2022年8月2日</ref>。
 
日野自動車は2022年8月2日、国土交通省の指導により、レンジャー(尿素SCR)、セレガ(9m),[[日野・ブルーリボン|ブルーリボンハイブリッド]]、ブルーリボンハイブリッド連節バス、[[日野・メルファ|メルファ]]、[[日野・ポンチョ|ポンチョ]]、平成26年規制(4次規制)に適合した産業用ディーゼルエンジンの出荷を停止した他、いすゞ自動車もガーラ(9m)、[[いすゞ・エルガ|エルガハイブリッド]]、エルガデュオ{{efn2|[[日野・ブルーリボン]]と[[いすゞ・エルガ]]のディーゼル車はいすゞ製エンジンのため販売を継続。}}、[[いすゞ・ガーラミオ|ガーラミオ]]の出荷を停止した<ref>{{cite web|url=https://www.isuzu.co.jp/newsroom/details/20220802_01.html|title=大型観光バス「ガーラ」、中型観光バス「ガーラミオ」、大型路線バス「エルガハイブリッド」、大型路線ハイブリッド連節バス「エルガデュオ」の出荷停止について|publisher=(プレスリリース)いすゞ自動車|date=2022-08-02|accessdate=2022-08-11}}</ref>。コベルコ建機、加藤製作所、タダノなどの建設機械メーカーも、日野製エンジンを搭載した建設機械の受注を停止した<ref name="nikkeikenki" /><ref>[https://www.kobelcocm-global.com/jp/news/2022/220802.html 日野自動車製エンジン出荷停止に伴う弊社製品への影響に関するお詫びと対応について]コベルコ建機 2022年8月2日</ref><ref>[https://www.kato-works.co.jp/profile/news/popupnews/20220802_hinoengine.html 日野自動車製エンジン搭載製品について]加藤製作所</ref><ref>[https://www.tadano.co.jp/news/upload/docs/220803.pdf 当社製品における日野自動車製・産業用エンジンの搭載状況について]タダノ 2022年8月3日</ref>。プロフィアとセレガのE13Cエンジン搭載車(平成28年排出ガス規制適合車)に関してはリコールを届け出る他<ref name="fullroad20220804" />、各建機メーカーも、リコールについて日野と協議するとしている。これにより、日野自動車はエンジン14機種の内、12機種が出荷停止に追い込まれた。国土交通省は、基準不適合の4機種について型式指定の取消を行うとしている<ref name="nikkei20220802">[https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC023P40S2A800C2000000/ 日野自動車エンジン不正、03年以前から 対象56万台に] - 日本経済新聞 2022年8月2日</ref>。
 
== 出荷停止となった車種 ==