「トヨタ・ガズー・レーシング・ヨーロッパ」の版間の差分

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ラリーへの復帰: 新ファクトリーについて
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F1参戦~撤退を経験した後、世界選手権に再度参戦することを夢見たTMGの有志たちが業務時間外に集まって、[[スーパー2000]]規定のヤリスの開発を行った。このヤリスはエンジンに3年、シャシーに2年をかけて開発されたが、スーパー2000規定は2013年を以て廃止になることがアナウンスされたため世に出ることは叶わなかった。しかし彼らは諦めず、WRカーの開発も細々と続けていた<ref>『トヨタWRCのすべて 世界の道に刻まれた栄光と苦闘』三栄書房刊行 2018年4月15日</ref><ref>{{Cite news|url=http://as-web.jp/rallyplus/news/info.php?no=25149 |title=トヨタ、WRC復帰へ? ドイツで新エンジンを開発中 |publisher=RALLY+.net |date=2012-03-26 |accessdate=2012-03-27}}</ref>。
 
2015年にトヨタは2017年から'''TOYOTA GAZOO Racing WRT'''(トヨタ・ガズー・レーシング・ワールド・ラリー・チーム TGR WRT)として18年ぶりにWRCへ復帰することを表明。ただし[[トミ・マキネン]]がチーム代表に就任し、トミ・マキネン・レーシング (TMR) フィンランドを拠点にWRカー、[[トヨタ・ヤリスWRC|ヤリスWRC]]の車体開発・走行テストおよびチーム運営を行うため担当し、TMGはヤリスWRCのGREエンジン開発と一部のパーツの風洞実験を担当することとなった<ref>"[http://www.rallyplus.net/16310 トヨタWRCチームの主要メンバーが明らかに]". RALLYPLUS.NET. (2015年12月4日) 2016年2月3日閲覧。</ref>マキネンの要求により24時間体制でエンジンを4回も作り直す執念を実らせ、2017年は復帰2戦目優勝、2018年には早くもマニュファクチャラーズタイトルを獲得している。
 
2021年からは体制が変更になり、トミ・マキネン・レーシングがチーム運営から外れ、TGR-Eが全面的にオペレーションを担うことになった<ref>[https://www.as-web.jp/rally/627530?all トヨタ、WRC活動をTGRヨーロッパへ移管。トミ・マキネンはアドバイザーに就任] - オートスポーツ・2020年9月22日</ref>。これに伴いマキネンがアドバイザーに退き、後任のチーム代表に[[ヤリ=マティ・ラトバラ]]が就任する<ref>[https://www.as-web.jp/rally/656889?all WRC:トヨタ、2021年参戦体制発表。ヤリ-マティ・ラトバラが新チーム代表に就任] - オートスポーツ・2020年12月18日</ref>。また、フィンランドの[[ユヴァスキュラ|ユバスキュラ]]に新ファクトリー(通称ユスカ)を建設し、[[エストニア]]支社の機能も集約し、WRC活動のベースとした<ref>[http://rallyx.net/news/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%80%81%E3%83%A6%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A9%E6%96%B0%E6%8B%A0%E7%82%B9%E3%81%AB%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%82%92%E9%9B%86%E4%B8%AD-20235/ トヨタ、ユヴァスキュラ新拠点にチーム機能を集中] RallyXモバイル(2021年6月11日)</ref>。
 
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