「四式中戦車」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
硫黄島第三飛行場防衛隊長 (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
|||
84行目:
[[File:Type5_75mm_tank_gun_01.jpg|thumb|right|250px|試製七糎半戦車砲(長)'''I型'''。本車の試製七糎半戦車砲(長)'''II型'''との大きな違いとして、半自動装填装弾機が装着されている]]
'''試製七糎半戦車砲(長)'''は、[[支那事変]]初期において日本陸軍が[[鹵獲]]した、[[スウェーデン]]の[[ボフォース]]製75mm高射砲が基礎となっている。日本陸軍ではこれをコピーして、[[四式七糎半高射砲]]
この試製七糎半戦車砲(長)の半自動装填装置を取り外し、[[平衡錘]]を付加する等の改修を経て、'''試製七糎半戦車砲(長)II型'''が10月までに完成し、実用試験の後、試製チト2号車に装備されることになった。この戦車砲の開発により従来の装弾機付きの砲は'''試製七糎半戦車砲(長)I型'''として区分された。後に試製七糎半戦車砲(長)II型は仮制式制定され、'''五式七糎半戦車砲'''の制式名称が付与されたと推定される<ref>『日本陸軍の戦車砲と自走砲』80頁</ref>。この試製七糎半戦車砲(長)II型は口径75mm・56口径・砲身重量は1,710kgで<ref>佐山二郎『日本陸軍の火砲 歩兵砲 対戦車砲 他』 373頁</ref>、閉鎖機は右方へ水平に開放される自動鎖栓式であり、砲全体の重量は2,221kgに達した。高低射界は-6.5度〜+20度である。弾種は一式[[徹甲弾]](弾量6.615kg)および四式[[榴弾]]が予定された。また、[[試製七糎半対戦車自走砲 ナト]](ナト車)と弾薬が共用であり四式徹甲弾も存在する。
|