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[[ファイル:Terijokipakten.jpg|thumb|ソ連とフィンランド民主共和国間の条約にサインする[[ヴャチェスラフ・モロトフ|モロトフ]]]]
'''フィンランド民主共和国'''(フィンランドみんしゅきょうわこく、{{lang-fi|Suomen kansanvaltainen tasavalta}}、{{lang-en|Finnish Democratic Republic}})は、[[フィンランド]]に[[1939年]][[12月1日]]から[[1940年]][[3月13日]]の[[冬戦争]]終戦まで存在した[[ソビエト連邦]]による[[傀儡政権]]である。[[カレリア地峡]]の町テリヨキ(現在の{{仮リンク|ゼレノゴルスキ|ru|Зеленогорск (Санкт-Петербург)|fi|Terijoki|en|Zelenogorsk, Saint Petersburg}})が臨時の[[首都]]{{Efn|正式な首都はあくまで[[ヘルシンキ]]と定められていた。}}と定められ、'''テリヨキ政権'''とも呼ばれる<ref>{{Cite book|和書|title=物語 フィンランドの歴史|date=10月25日|year=2017年|publisher=中公新書|page=153}}</ref>。
百瀬宏</ref>。ソ連はこの[[政府]]を唯一のフィンランド政府とみなした。
首班(議長)は[[フィンランド内戦]]後にソ連に[[亡命]]していた[[ソビエト連邦共産党|共産党]]員[[オットー・クーシネン]]であった{{Sfn|石野裕子|2017年|p=153}}。当初(11月12日)では[[ストックホルム]]在住の中央委員、{{仮リンク|アルボ・トゥオミネン|en|Arvo Tuominen}}が候補であったが、彼が力不足を理由に拒否したためクーシネンが就任することになったとされる。
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