削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集
m編集の要約なし
7行目:
|children=[[象形文字]]
}}
'''絵文字'''(えもじ/えもんじ)とは、[[語]](音形)ではなく、ものや事柄を、[[絵]]を[[文字]]のように用いて象徴的に示唆したもののこと。
 
日本語で絵文字という場合、以下の複数の意味で用いられる。
13行目:
* 象形文字以降に用いられた複数の絵を文字とした表語文字の意味も含んだ[[マヤ文字]]などの文字
* [[ナスカの地上絵]]などに見られる意味がありそうな絵
* [[ヨーロッパで中世]]以降に用いられた[[文盲|文字が読めない人]]のために絵を組み合わせて文章を表したもの
* [[標識]]などに使用される[[ピクトグラム|ピクトグラム。]]
* [[マニュアル|説明書]]などで文字ではなく[[アイコン]]で意味を示したもの
* 通常の言語の文章中で文字に該当する役割で使用される絵や記号
* [[携帯電話]]で用いられ[[Unicode]]でも採用された文字コードに含まれる[[携帯電話の絵文字|Emoji]]ともよばれる絵
 
この項では上記全体の概説を記載する。
36行目:
象形文字以降には、[[マヤ文字]]などに見られる絵が単語をあらわす文字が用いられた。これも絵文字と呼ばれることがある。
 
[[言語学]]や文字学では、言語との結びつきがないため文字とは呼べないが意味を表すことのできる図像を絵文字([[ピクトグラム]]とも)と呼ぶ。それらを用いて書かれた[[文書]]を[[コデックス]](絵文書)と呼ぶ。
 
[[ナスカの地上絵]]のような今のところ意味を持った絵なのかそれが特定の意味を持っていて何かを伝えたかったのか未解明な絵があり、これを絵文字(地上絵文字)と呼ぶことがある。
45行目:
=== ピクトグラム ===
{{main|ピクトグラム}}
現代社会で、[[道路標識]][[掲示板]]などで何らかの[[情報]]や注意を示すために表示される視覚記号のことは'''[[ピクトグラム]]'''という。これを絵文字と表現する場合も多い。
 
=== アイコン ===
53行目:
=== 絵文字文化 ===
{{main|絵文字文化}}
1980年ごろより[[日本語]]では、若者の文化として[[言葉]]では表現できない部分に絵文字を表現する[[絵文字文化]]が始まった。[[汗マーク|「汗」を表す絵文字]]「💧︎」([[]]が垂れる[[]]を絵で表現)や[[怒りマーク|怒りを表す絵文字]]「💢︎」(興奮に伴い浮かぶ青筋を抽象化した[[漫画]]の表現)などがある。
 
=== 絵文字からEmojiへ ===
==== 機械への搭載・文字コードの割り当て ====
絵文字が[[文字コード]]に最初に含まれたのは[[1959年]]の日本の新聞社が記事交換用に使用した[[CO-59]]という6社協定新聞社用コード表で、「⚾︎」の野球ボールの絵文字である<ref>[http://www.is.aist.go.jp/etlcdb/etln/etl2/e2code.jpg 『漢テレファックス符号及び文字配列表』(電子技術総合研究所)]</ref>。[[電波産業会]]はARIB STD-B3「FM多重放送の運用上の標準規格」で[[ARIB外字]]を規定し、公的な文字コードとして絵文字が含まれるようになった。[[ワードプロセッサ]]に絵文字を搭載した機種が存在する。また、[[ラベルプリンター]]でも絵文字を印刷できる物がある。[[無線呼び出し|ポケットベル]]に絵文字が搭載されるようになり、1999年には[[フィーチャー・フォン]]に絵文字が搭載され始めた。
{{main|携帯電話の絵文字}}
特に、ARIB外字については、Japanese TV Symbolsとして、unicodeへの収録を提案されていたが、そのうち「⚾︎」のシンボルについて、ドイツから日米以外ではサッカーが最もポピュラーである<ref>[http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n3514.pdf Proposal to encode a SOCCER BALL symbol]</ref> ことから「⚽︎」を提案され、ともにunicode 5.2に収載された。
 
==== Emoji ====
[[スマートフォン]]が日本に進出するに当たり、[[Apple]]アップル社の[[iOS]]と[[Google]]グーグル社の[[Gmail]]で絵文字がサポートされ使えるようになった。それは、今まで日本の国内の携帯電話会社と同じように、フォントを切り替えずプレーンテキストの一部として表示するもので、Unicodeの私的領域を使用することとなった。そしてこの2つの会社の働きかけにより、[[2010年]]、[[Unicode]] 6.0よりemojiがサポートされた。
導入に当たっては、主に以下の議論があった<ref>[https://japan.cnet.com/sp/column_emojipandora/ 特集 : 絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」]</ref>。
* 私的領域を日本国内で互換性をもった「規格」のように用いるのは、unicodeの濫用につながるため、公的領域の些細な部分を割り当てるべき
75行目:
これ以降Unicodeの絵文字が世界中で多く使われるようになり、'''Emoji'''という単語とともに市民権を得た<ref>[https://www.oed.com/viewdictionaryentry/Entry/389343 Oxford English Dictionary]</ref>。
 
[[2014年]]には、[[世界絵文字デー]]の開催が始まる。Emojiが世界的に広がるにつれ、Unicodeの絵文字コードは多くの文化を表すように数を増やし続けている。
 
現在UnicodeにおけるEmojiと規定される文字の一覧は[[UnicodeのEmojiの一覧]]を参照。