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鼻緒が裏の最前部にあるため、足指は直接地面に付く。また基本的に使い捨てが前提の消耗品である上、[[アスファルト]]のような固い地面で使うことを想定されていないため、[[摩耗]]が著しく耐久性は期待できない。舗装されている道がほとんど無かった時代では、土の地面を歩く事で藁の隙間に土が入り、それにより摩擦消耗が軽減されていた。現代では舗装面を歩くとすぐに磨り減ってしまうので、長持ちさせるためには'''すり足'''のような歩き方ではなく、しっかりした[[歩行]]が求められる。
 
同様に稲藁で作られる藁[[草履]](わらぞうり)と混同され易いが、形状が若干異なる。草履が現在の[[サンダル]]に近い形状であるのに対し、草鞋は前部から長い「緒(お)」が出ており、これを側面の「乳(ち)」と呼ばれる小さな輪および[[かかと|踵]]から出る「かえし」と呼ばれる長い輪に通して[[足首]]に巻き、[[足]]の後部([[アキレス腱]])若しくは外側で縛るものである。鼻緒だけの草履に比べ足に密着するため、山歩きや長距離の歩行の際に非常に歩きやすく、昔は[[旅行]]や[[登山]]の必需品であった。また蹄鉄のない[[江戸時代]]には、[[ウマ|馬]]にも馬用のわらじを履かせて[[蹄]]を保護していた。
 
現在日常生活においては殆ど使用されなくなったが、[[祭り]]等の伝統行事における装束の一部として履かれるほか、[[沢登り]]など一部用途においては柔軟で水中の[[苔]]の付着した[[岩]]でもグリップが利くことなどから標準的装備とされており、多くの登山用品店で実用品として販売されている。