削除された内容 追加された内容
外部サイト: を追加
内部リンク修正
40行目:
== 宮沢賢治との交流 ==
 
* 1925年、29歳の[[宮沢賢治]]がバタグルミの化石を発見して岩手師範学校教諭心得の鳥羽(当時53歳)に送ったところ、鳥羽を通じて東北帝国大学地質古生物学教室助教授の早坂一郎(当時26歳)に伝えられ、まだ日本の学界に発表されていない貴重なものと判明した。そこで宮沢が説明案内役を務め、早坂が[[北上川]]小船渡(通称[[イギリス海岸]])で実地調査を行なった。調査を終えた後、早坂は花巻駅で鳥羽と会っている。翌年、早坂は「地学雑誌」に論文「岩手県花巻町化石胡桃に就いて」を発表し、その謝辞に「伊藤博士並びに化石採集に便宜を与へて下さつた盛岡の鳥羽源蔵氏、花巻の宮沢賢治氏に感謝の意を表する。」と記した。
* 、花巻駅東方約2kmにある北上川西岸について、イギリスのドーバー海峡の白亜の海岸を連想させる泥岩層が露出することにちなみ、賢治が『イギリス海岸』と名付けた。
* 『[[ポラーノの広場]]』では、博物局に勤務する主人公レオーノ・キューストがイーハトーヴォ海岸を採集旅行し、「海藻を押し葉に」する。
* 『[[猫の事務所]]』には、「トバスキー酋長」「ゲンゾスキー財産家」の名前が登場する。
* 『毒蛾』は鳥羽が[[岩手日報]]に書いた寄稿を題材にしたとされている<ref>{{Cite web |url=https://www.dld.nihon-u.ac.jp/pdf/kiyo_28.pdf |title=研究紀要第28号 |access-date=2023-03-27 |publisher=日本大学}}</ref>。
* 鳥羽とのつながりを示す作品として他に、『イギリス海岸』『[[銀河鉄道の夜]]』『[[グスコーブドリの伝記]]』などがある<ref>{{Cite web |title=朝日新聞デジタル:3.11 674)高田・文化財救援・7 - 岩手 - 地域 |url=http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW20130304030700001.html |website=www.asahi.com |access-date=2023-03-28 |language=ja |first=The Asahi Shimbun |last=Company}}</ref>
 
== コレクションの被災 ==