「箸」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m →各国の食法と箸: より平易な文に |
m 外部リンクの修正 http:// -> https:// (www.recordchina.co.jp) (Botによる編集) |
||
46行目:
[[File:Chopsticks.jpg|thumb|right|200px|象牙製の箸]]
[[中国]]では、[[南北朝時代 (中国)|南北朝時代]]まで[[青銅]]製の箸が用いられたが、その後代には[[重金属]]の[[毒性]]を避けて使われなくなった。中国では、家族や来客に自分の箸で大皿から取り分けるのが親愛の情の表現とされてきた。このため日本よりも長めの箸が使われるとされる<ref name="isshiki135">一色, 1998年, p. 136 “世界の箸”</ref>。先もその反対側も若干細くなっているが、日本の箸に比べてそれほど細くはなっていない。[[円柱 (数学)|円柱]]型や[[角柱|四角柱]]型が多く、また四角柱型のものも、食べ物を挟む部分はたいてい円柱型をしている。最も高級なものは[[翡翠]]や[[象牙]]を用いるが、普通は竹や木を用いる。またプラスチック製の箸を用いることもある。現在は日本向けの割り箸を[[中国]]で製造してきた影響や衛生意識の向上から、中国でも割り箸が広まってきているが[[黒竜江省]]など[[中国東北部]]の[[白樺]]など森林資源の乱伐が懸念されている<ref>[
中国では「{{lang|zh|筷子}}({{pinyin|kuàizi}}, クァイツ)と呼ばれ、日本で用いられる「箸」({{pinyin|zhù}}, チュ)という語や漢字は現在も[[閩語]](びんご、広義の[[福建語]])では口語として用いられる([[莆仙語]]の対照表を参照)が、基本的に古語である。「筷子」は[[宋 (王朝)|宋]]・[[元 (王朝)|元]]の頃、「立ち止まる」という意味の「住」や「佇」と同じ発音である「箸」の語を嫌った船乗りが逆の「早い」と言う意味の「快」を用いて「快児」({{pinyin|kuài ér}}, クァイル)といい改め、後に[[竹部|竹冠]]を加えた「{{lang|zh|筷}}」の字を当てて、滞りのない航海を願ったことから来たものとされる<ref name="isshiki135" /><ref>[[橋本慶子]] 『箸の物語 青山学院女子短期大学学芸懇話会シリーズ 16』, [[青山学院女子短期大学]]学芸懇話会, 1990, (8).</ref><ref>[[石毛直道]] 『食事の文明論』, [[中央公論新社]], 1982, 第7章. ISBN 4-12-100640-2</ref>。また、「早く」子宝に恵まれるようにとの語呂合わせで娘が嫁ぐときに「{{lang|zh|筷子}}」を持たせる風習も一部にある。
|