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[[精神科医]]の[[和田秀樹]]、大学教授の[[西村和雄]]、評論家の[[茂木弘道]]らが反対の立場を、元[[文部省]](現・[[文部科学省]])[[官僚]]の[[寺脇研]]らが賛成の立場をとっている。また、大学教授の[[市川伸一]]や[[佐藤学 (教育学者)|佐藤学]]などのように、学力低下こそ心配しているもののゆとり教育そのものには反対していない学者もいる。作家の[[三浦朱門]]は、「できん者はできんままで結構。非才は実直な精神だけ養っておくべし。100人に2人や3人はいるはずの[[エリート]]だけ伸ばせばよい」と発言し、妻の[[曾野綾子]]の「[[二次方程式]]などは社会へ出て何の役にも立たないので、このようなものは追放すべきだ」という主張を受けて[[ゆとり教育]]には肯定的な立場をとった<ref>{{Cite web |url = https://web.archive.org/web/20190514183728/https://swu.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=6504&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=30&block_id=97 |title = 成人期における数式への関与についての一考察 佐々木隆宏 著 |publisher = swu.repo.nii.ac.jp |date = 2018-03-01 |accessdate = 2019-05-15}}</ref>。[[公立学校]]と[[私立学校]]との差が大きくなったり、[[学習塾]]や[[予備校]]に通わないと高い学力が身につかなくなったりすることに対して、ジャーナリストの[[斎藤貴男]]らが日本社会の階層化を推し進める<ref>{{Cite web |url = http://www.hihyosya.co.jp/ISBN978-4-8265-0431-7.html |title = 教育格差と階層化 |publisher = www.hihyosya.co.jp |date = |accessdate = 2019-05-22}}</ref>ものだと批判している。
 
文科次官を務めた[[小野元之]]、[[文部科学大臣|文科大臣]]を務めた[[遠山敦子]]らが在職当時、新学習指導要領に反対の立場から学習指導要領を超える記述を容認した。これを受けて、9度目の改訂の学習指導要領では'''大学との接続を考慮し高等学校数学の発展的・拡充的な内容を取り扱う科目を設ける'''という注釈が数学科についている<ref>{{Cite web |url = https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1407074.htm|title = 新学習指導要領平成30年告示版 |publisher = www.mext.go.jp |date = |accessdate = 2019-05-14}}</ref>。かつての検定外教科書は検定教科書の全範囲を網羅していたが、2023年からは網羅されていない<ref>{{Cite web |url = https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/kou/math2022/subtext/focus1/ |title = フォーカスゴールド5th Edition 数学Ⅲ+C(複素数平面・式と曲線)|website = www.shinko-keirin.co.jp|publisher = www.shinko-keirin.co.jp|date = |accessdate = 2023-06-23}}</ref>ことが確実となった<ref>{{Cite web |url = https://www.chart.co.jp/sp/school/information/1274 |archiveurl = https://web.archive.org/web/20230807050706/https://www.chart.co.jp/sp/school/information/1274 |author = |title = 新課程版 青チャート数学III+C 発売!|website = www.chart.co.jp|publisher = 数研出版|date = |archivedate = 2023-08-07|accessdate = 2023-08-07}}</ref>。
 
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=== 2025年問題 ===
このため、2025年入試からは数学の出題範囲を各大学が独自に公表<ref>{{Cite web |url = https://www.keinet.ne.jp/exam/2025/public/kobetsu/national/index.html |title = 国公立大学 2025年度 2次試験・個別学力検査 入試科目|website = www.keinet.ne.jp|publisher = www.keinet.ne.jp|date = |accessdate = 2023-06-23}}</ref><ref group="注釈">2023年までそのようなことは行われておらず、受験生は過去問から出題範囲を類推することが慣習であったが、文部科学省からの批判を受けた。</ref>することになり、2025年で初めて'''教科書には載っているが参考書には載らない'''<ref>{{Cite web |url = https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/kou/math2022/subtext/focus1/ |title = フォーカスゴールド5th Edition 数学Ⅲ+C(複素数平面・式と曲線)|website = www.shinko-keirin.co.jp|publisher = www.shinko-keirin.co.jp|date = |accessdate = 2023-06-23}}</ref>という事態が発生<ref group="注釈">主に大学学部受験から削除される内容は数学Cの行列とグラフ、数学Bの移動平均と回帰分析である。数学Aは全範囲出題の大学が多いため削除されない。</ref>している。かつての検定外教科書は検定教科書の全範囲を網羅していたが、2023年からは網羅されていない。
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== 脚注 ==