「ICE 2」の版間の差分
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車両はICE 1と比較して大きく設計変更されており<ref name="世界の高速列車II_p185" />、中間客車は1両あたり5tの軽量化が行われている<ref name="ICE列車ファミリー_p291">「ICE列車ファミリー」291頁</ref>。客室は[[コンパートメント席|区分室]]を設けず全車開放式座席とし、定員を増やしている<ref name="ICE列車ファミリー_p291" />。食堂車「ボードレストラン」はICE 1ではドームを高くするため屋根が張り出していたが、ICE 2では空気力学上の観点から他車と同じ高さに揃えられた<ref name="世界の高速列車II_p185">『世界の高速列車II』185頁</ref>。
動力車は分割併合に対応するため、先頭の連結器カバーの形状がICE 1と異なっている。連結器を使用する際には、カバーが左右に分かれて開く。このカバーの為、前照灯と空気取入口の位置がICE 1と比べ若干高くなっている。制御方式は基本的にはICE 1と同様で、[[可変電圧可変周波数制御|インバータ制御]]方式を採用し、定格出力1,200kWの三相交流[[誘導電動機]]を4個搭載する。
最高運転速度は動力車を先頭とする場合は280km/hであるが、制御車を先頭とした推進運転を行う際は推進時の座屈によって事故が発生する懸念があることから250km/hに制限される。これによって運用上の制限が課せられることから、以後のICEは動力分散方式を採用することとなった。
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