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'''第二の災害'''(だいにのさいがい)とは、大規模な[[災害]]が発生した際に、被災地域に届けられながらも実用性がないなどの理由で、余計な混乱を被災地域に発生させる膨大な量の[[救援物資]]のことである<ref>{{Cite web
==概要==
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===個人、団体、自治体等による個別の救援物資===
被災地には、個人、団体、自治体等からの善意が詰まった救援物資が贈られることもある。ただこれが実際の被災地では混乱を招くケースも報告されている。原因のひとつは、救援物資の問合せ、募集、輸送、配布に時差が生じることにある。1995年の[[阪神・淡路大震災]]では約100万個の小包が届けられ、その膨大な量にボランティア関係者が忙殺された<ref>{{Cite web
内容物は衣服や肌着から[[おむつ|紙おむつ]]や文房具など多岐に渡り、[[保存食]]など食品も入っていたが、個人からのものはそれら様々な救援物資が[[段ボール]]の箱に詰め合わせとなっており、役所の職員やボランティアなどが種類別に分別して希望者に配布するも、あまりの膨大な量に仕分け作業はパンク状態となったという。
中には調理済みの食品が荷物に紛れ込んでおり、仕分けの最中に腐り出したなどの話も出ている。この「食料品が腐る」という問題は前述の北海道南西沖地震の折にも報告されており、割れやすい[[瓶詰]]も不適切(同報告では[[缶詰]]が「いちばん望ましい」としている)という声も出ている<ref>{{Cite web
[[新潟県]][[長岡市]]では同震災の折に約4万7千件4,500トンの救援物資が届けられ、市職員が不眠不休で仕分け作業に追われたが、それでも捌ききれず翌2005年7月になっても倉庫に大量に残っていたという。このため2006年12月に同市は一般個人からの救援受け入れ拒否を決定している。
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