「学校教練」の版間の差分
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→軍事教練反対運動: 各大学の反対運動、新聞の批判を加筆 |
→軍事教練反対運動: 戦前の青山学院は大学ではない |
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同年1月24日、九段下の[[牛ヶ淵]]公園から[[芝公園]]にかけて約3000人でデモ行進を計画したが、当日の朝に警視庁は禁止命令を出した。学生側は[[明治大学]]校庭に約1000人が集まり、田部井健次(明治大学)、[[戸叶武]]([[早稲田大学]])による示威演説を受け、高揚した学生が牛ヶ淵公園に向かおうとしたしたところで警官隊と衝突。田部井、戸叶ら学生4人が[[麹町警察署]]に検束された<ref>学生の反対デモ、警官に阻止される『時事通信』大正14年1月25日夕刊(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p159)</ref>。
同年9月、軍事教練が始まった[[青山学院大学|青山学院]]では[[キリスト教]]精神に反するものとして学生から反対の声が上がった<ref>青山学院でも軍教反対、院長に決議文『東京朝日新聞』大正14年11月11日(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p160)</ref>ほか、同年10月に発生した[[小樽高商軍事教練事件]]で表面化した軍事教練に対する抗議運動は東京にも波及。同年11月5日には早稲田大学で小樽高商軍教事件批判演説会が企画(総長の命令により直前に中止)された<ref>早大の軍事教育批判演説会禁止される『東京朝日新聞』大正14年11月6日(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p160)</ref>。また、[[立教大学]]では同年11月15日号の[[大学新聞]]にて、立教大学、[[東京大学|東京帝国大学]]、早稲田大学の三大学新聞の名で軍事教練反対の共同宣言を掲載。大学当局が新聞の頒布を禁じ、新聞を全部押収する出来事もあった<ref>反軍教宣言掲載の「立教大学新聞」没収に『東京日日新聞』大正14年11月14日(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p160)</ref>。相次ぐ学生らの反対運動を受け、同年11月27日、[[東京朝日新聞]]も当局のやり方のまずさ、不合理さを記事を通じて批判した<ref>青少年訓練を見直せ『東京朝日新聞』大正14年11月27日(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p161)</ref>。
==教材==
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