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トヨタが取り扱うダイハツ工業製小型SUVとしては、2006年1月から2016年3月まで発売されていた[[トヨタ・ラッシュ|ラッシュ]]([[ダイハツ・ビーゴ|ビーゴ]]のOEM車種)以来、約3年8ヶ月ぶりの投入となる。
 
ボディは全長と全幅をラッシュ(2006年1月販売型)と同等のサイズ(全長:3,995 mm、全幅:1,695 mm)とすることで競合の[[スズキ・クロスビー]]同様、5ナンバーサイズとしている。な、全高はラッシュよりも低い1,620 mmとなっていである。荷室はデッキボードが可動式となっており、普段は下段に設置して大容量のスペースを確保。デッキボードを上段に設置し、後席シートを前倒しすることで長尺物の積載が可能となり、デッキボードを取り外すとアンダースペースが現れ、背丈の高い荷物の積載も可能となる。
 
なお、SUVでは[[トヨタ・C-HR|C-HR]]に次いで2車種目となる全てのトヨタブランド販売店([[トヨタ店]]、[[トヨペット店]]、[[トヨタカローラ店|カローラ店]]、[[ネッツ店]]及び[[トヨタモビリティ東京]])での取り扱いとなる。
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== 機構・メカニズム ==
エンジンにはダイハツ工業製の1.0 L[[直列3気筒]]ターボエンジン[[トヨタ・KRエンジン#1KR-VET|1KR-VET型]]が搭載され、トランスミッションは[[無段変速機|CVT]]となる。ライズのCVTはベルト駆動式CVTにスプリットギアを組み込むことで高速域ではベルト+ギア駆動となりすることで伝達効率向上され、変速比幅を広げたトヨタ車初の「D-CVT」が採用されている。2021年11月の一部改良では、2WD車が排気量をアップするとともに、[[熱効率]]も高められた1.2 LのWA-VE型へ換装された<ref group="注釈">このとき、エンジン換装に伴い、車両型式がA201A型に変更されている。</ref>
 
2021年11月に追加された[[ハイブリッドカー|ハイブリッドモデル]]では、ダイハツ工業が開発したハイブリッドシステム「e-SMART(イースマート)ハイブリッド」を搭載。エンジンのWA-VEX型は発電に専念し、発電された電力を使ってモーターで走行するシリーズハイブリッド方式で、小排気量かつシンプル構造とすることでコンパクトサイズを実現している。また、[[アクセルペダル]]の操作のみで車速をコントロール可能な「スマートペダル(S-PDL)」が装備された。
 
ラッシュに比べて環境性能が向上されており、WLTCモード走行による排出ガスと[[燃料消費率]](燃料消費率は[[JC08モード]]走行も併記)に対応しており、2WD車はガソリン・ハイブリッド問わず「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得。2021年11月の一部改良に伴い、ガソリン2WD車は燃費性能が向上され、2030年度燃費基準75%達成に、ハイブリッド車は2030年度燃費基準を達成した。
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*[[2019年]]([[令和]]元年)
**[[11月5日]] - 発表・発売<ref name="release">{{Cite press release|和書|title=TOYOTA、新型車ライズを発売-普段使いからレジャーまで、使える、楽しめる、5ナンバーSUV誕生-|publisher=トヨタ自動車株式会社|date=2019-11-05|url=https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/30286397.html|accessdate=2019-11-06}}</ref>。キャッチフレーズは「サプ'''ライズ'''と出会おう。」。
*:**グレード体系は「X」・「G」・「Z」の3グレードを基本とする。「X」は16インチスチールホイール(樹脂フルキャップ)、オプティトロンメーター(2眼/LCDマルチインフォメーションディスプレイ)、2スピーカー、マニュアル(ダイヤル式)エアコンなどを装備し、アウトサイドドアハンドルをカラード、バックドアガーニッシュをブラック、ウインド・シールドグリーンガラス(高遮音性)とグリーンガラス(フロントドア)をUVカット機能付としたベーシック仕様で、「スマートアシスト」の一部機能<ref group="注釈">衝突回避支援ブレーキ機能、衝突警報機能、[[車線逸脱防止支援システム|車線逸脱警報]]、ブレーキ制御付誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能、オートハイビーム、コーナーセンサー。なお、2代目ロッキーは「スマートアシスト」が全車標準装備となる。</ref>を追加装備した「X"S"」も設定される。「G」は16インチアルミホイール、LEDデジタルスピードメーター+7インチTFTカラー液晶ディスプレイ(マルチインフォメーションディスプレイ付)、[[道路標識|標識]]認識機能(進入禁止)、運転席シート上下アジャスター、助手席シートアンダートレイを装備するとともに、アウトサイドドアハンドルをメッキに、バックドアガーニッシュを艶あり黒塗装に、ウインド・シールドグリーンガラス(高遮音性)をUVカット・IRカット機能付に、グリーンガラス(フロントドア)をスーパーUVカット・IRカット機能付に、スピーカーを6つに、エアコンをオート(プッシュ式)にそれぞれグレードアップしたスタンダード仕様「Z」は17インチアルミホイール(ロッキー専用のものとは異なるライズ専用デザイン)、LEDフロントシーケンシャルターンランプ、LEDイルミネーションランプ、ADB(アダプティブドライビングビーム)、全車速追従機能付ACC、サイドビューランプ、LKC(レーンキープコントロール)が追加され、3本スポークステアリングホイールとシフトノブを本革巻き(ステアリングホイールはシルバー塗装付、シフトノブはオーナメント付)としたハイグレード仕様となる。
*:**ボディカラーは全8色が設定されており、このうちの7色は2代目ロッキーと共通のラインナップ(「シャイニングホワイトパール」と「レーザーブルークリスタルシャイン」はメーカーオプション)となり、新規開発色は2代目ロッキーに設定されている朱色系の「[[ダイハツ・コンパーノ|コンパーノ]]レッド(メーカーオプション・有料色)」が未設定となる代わりに、水色系の「ターコイズブルーマイカメタリック(無償色)」が設定される。また、「ターコイズブルーマイカメタリック」、「シャイニングホワイトパール」、「ブライトシルバーメタリック」の3色にはブラックマイカメタリックのルーフ・ドアミラーとのツートーンが設定されている。なお、2代目ロッキーとは異なり、モノトーンは全グレードで設定可能、ツートーンは「Z」専用設定となる<ref group="注釈">2代目ロッキーではツートーンは「G」はメーカーオプションで設定可能、「Premium」は発売当初ツートーン(ボディカラーにより無償化もしくは「G」よりもオプション価格が安くなる)のみの設定となり、モノトーンの設定は不可であったが、2020年6月の一部改良でモノトーンの設定が可能となり、ツートーンはメーカーオプション(「G」に準じたオプション価格)に変更された</ref>。
**11月12日 - 月額定額制の愛車[[サブスクリプション]]サービス『[[KINTO (企業)|KINTO ONE]]』の車種に[[トヨタ・ヴォクシー|ヴォクシー]]/[[トヨタ・ノア|ノア]]/[[トヨタ・エスクァイア|エスクァイア]]、[[トヨタ・シエンタ|シエンタ]]、[[トヨタ・C-HR|C-HR]]と共に追加される。
**12月5日 - 発売から1ヶ月となる12月4日時点での受注台数が月販目標(4,100台)の約8倍となる約32,000台となったことが発表された<ref>{{Cite press release|和書|title=新型車ライズ 受注状況について|publisher=トヨタ自動車株式会社|date=2019-12-05|url=https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/30936034.html|accessdate=2019-12-05}}</ref>。
* 2021年(令和3年)11月1日 - 一部改良<ref>{{Cite press release|和書|title=ライズにハイブリッド車を新設定|publisher=トヨタ自動車株式会社|date=2021-11-01|url=https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/36254806.html}}</ref>。
*:* ハイブリッド車の追加、ガソリン2WD車のエンジン換装に加え、「スマートアシスト」は衝突警報や衝突回避支援機能に夜間の対歩行者検知機能が追加され、進入禁止・[[最高速度]]・一時停止に対応した標識認識機能を追加。「Z」は[[パーキングブレーキ]]が電動化<ref group="注釈">ハイブリッド車は全グレード電動パーキングブレーキを装備する。</ref>され、全車速追従機能付ACCには停止保持機能が追加された。キーを持って施錠状態の車両に近づくとルームランプが点灯するウェルカムランプ機能を全車に標準装備された。
*:* ボディカラーはブライトシルバーメタリックと入れ替えでスムースグレーマイカメタリックが新たに設定され、「Z」専用色のツートーンもブラックマイカメタリック×ブライトシルバーメタリックと入れ替えでブラックマイカメタリック×スムースグレーマイカメタリックが設定された。
*:* グレード体系も一部変更され、「X"S"」は「X」に統合される形で廃止され、「スマートアシスト」は全車標準装備となった。ハイブリッド車は「G」と「Z」の2グレードが設定される。ハイブリッド車には搭載車の証として、他のトヨタ車同様に、リアドア右下にハイブリッドシンボルマーク(HYBRID SYNERGY DRIVE)が装着される<ref group="注釈">2代目ロッキーの場合はハイブリッドエンブレム(e-SMART HYBRID)となり、リアドアだけでなく左右サイドフェンダーにも装着される</ref>。
*[[2023年]](令和5年)
**[[5月19日]](補足) - [[OEM]]元の「[[ダイハツ・ロッキー]]」を含むe-SMART HYBRID仕様車で安全性を確認する側面衝突試験の手続きに不正が見つかったと発表しそのまま製造、および出荷・販売停止<ref>[https://www.daihatsu.com/jp/news/2023/20230519-5.html?_gl=1*1lwggs6*_ga*MjgzMzE3NzkzLjE2OTAyNTkyMzE.*_ga_ZLVTYZQHWE*MTY5MDI2OTE1MS4yLjEuMTY5MDI2OTIyMi4wLjAuMA..#_ga=2.262696076.1009250827.1690259232-283317793.1690259231 ダイハツ・ロッキーおよびトヨタ・ライズのHEV車の認証申請における不正行為について] - ダイハツ工業 2023年5月19日(2023年10月15日閲覧)。</ref>。対象は約7~8万台に上る<ref>[https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230519-OYT1T50218/ ダイハツ、国内向けHV「ライズ」「ロッキー」でも試験手順に不正…対象7万台の出荷・販売を停止(讀賣新聞オンライン)] 2023年5月19日。</ref>。
**[[10月14日]](補足) - 上記の不祥事に伴う調査が長引き、生産再開の見通しが立たないことからため、OEM元の「ダイハツ・ロッキー」を含むe-SMART HYBRID仕様車の受注を取り消すことが、同日までに販売店に通知された。対象は合わせて数万人規模に上るとみられる<ref>[https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231014-OYT1T50130/ トヨタ「ライズ」HVHVの受注取り消し、ダイハツ不正で生産メド立たず…ダイハツ「ロッキー」も](讀賣新聞オンライン、2023年10月14日)</ref>。
**[[12月20日]](補足) - OEM元の[[ダイハツ工業]]の不正問題の調査で対象がこれまで判明していた当車種を含めた6車種からほぼ全ての車種に拡大することが明らかとなり、国内外の全てのダイハツ工業製の車種の出荷を停止する方向で調整することとなった<ref>[https://www.autocar.jp/post/996114 ダイハツ 国内外すべて販売停止 新たに25車種の試験 174の不正発覚](AUTOCAR JAPAN、2023年12月20日更新、閲覧)</ref>。
 
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英語のRISEとRAISEからの造語。毎日を盛り上げるアクティブなクルマであることを表現している<ref>{{Cite web|和書|title=トヨタ お問い合わせ・よくあるご質問 {{!}} 車名の由来 {{!}} トヨタ自動車WEBサイト|url=https://toyota.jp/faq/car/yurai/raize.html|website=toyota.jp|accessdate=2019-11-05|publisher=トヨタ自動車株式会社}}</ref>。
 
== 脚注・出典 ==
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=== 注釈 ===
<references group="注釈" />
=== 出典 ===
<references />
 
== 関連項目 ==
* [[ダイハツ・ロッキー]] - 姉妹車。