「河出書房新社」の版間の差分
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[[1933年]]([[昭和]]8年)に2代目(静一郎の女婿)の[[河出孝雄]](1901年 - 1965年)が'''河出書房'''に改称し、文芸書や思想書を中心に刊行するようになった。[[1944年]](昭和19年)には[[改造社]]より[[文芸雑誌]]『[[文藝]]』を買い取った。[[1945年]](昭和20年)の[[東京大空襲]]で被災し、[[千代田区]][[神田小川町]]に移転する。
[[1949年]](昭和24年)5月に『現代日本小説大系』を廉価版(定価180円)として出版。1ページあたり53銭という手頃感から人気となり、新たな[[円本]]ブームの契機となった<ref>{{Cite book |和書 |author=世相風俗観察会 |title=増補新版 現代世相風俗史年表 昭和20年(1945)-平成20年(2008)|publisher=河出書房新社 |year=2003-11-07 |page=36 |isbn=9784309225043}}</ref>。
[[1950年]](昭和25年)に刊行した[[笠信太郎]]『ものの見方について』がベストセラーとなる。[[1954年]](昭和29年)に創業70周年記念企画として[[総合雑誌]]『現代生活』の創刊を公告するも、立ち上げの資金を編集スタッフに持ち逃げされた。『現代生活』は『知性』という名で創刊するが、これが遠因となって[[1957年]](昭和32年)に経営破綻、新たに河出書房'''新社'''を創設し再建された。同年3月には[[女性週刊誌]]の先駆けである『[[週刊女性]]』を創刊していたが、倒産に伴い、4号で休刊。同年8月に同誌の編集・発行権を[[主婦と生活社]]へ譲渡した。
[[1965年]](昭和40年)、河出孝雄が死去し、河出朋久(1938年 - )が3代目社長となる。[[1967年]](昭和42年)に[[会社更生法]]を申請し再度倒産、再建され中島隆之が社長となる。また、子会社「河出ベストセラーズ」を[[岩瀬順三]]が1967年に設立。[[1968年]](昭和43年)12月、[[吉本隆明]]の『[[共同幻想論]]』を刊行する。
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