世界遺産 (テレビ番組)
THE世界遺産(ザ・せかいいさん)は、TBS系列で、2008年4月6日より、毎週日曜日の18:00~18:30(JST)に放送されているテレビ番組である。(字幕放送【系列外の秋田放送でも実施】)。なお、前身番組にあたり、1996年4月14日から2008年3月23日まで、毎週日曜日の23:30~24:00に放送された『世界遺産』に関しても併せて説明する。
世界遺産 THE WORLD HERITAGE | |
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ジャンル | 紀行・ドキュメンタリー番組 |
企画 | SONY |
出演者 |
市村正親(ナレーター) (THE世界遺産~) |
オープニング | 鳥山雄司 「THE SONG OF LIFE」 |
製作 | |
制作 | TBS |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | ![]() |
TBS「THE世界遺産」 | |
世界遺産 | |
放送期間 | 1996年4月14日~2008年3月23日 |
放送時間 | 毎週日曜23:30‐24:00 |
放送分 | 30分 |
THE世界遺産 | |
放送期間 | 2008年4月6日~ |
放送時間 | 毎週日曜18:00‐18:30 |
放送分 | 30分 |
特記事項: レターボックス放送 |
ソニーグループの一社提供で、オープニングの本編はじめに「Sony presents」と表示される。エンディングコールは「SONY This Program is brought to you by sony Family」。『世界遺産』時代には、カウキャッチャーとして、ソニーグループのCMが30秒間流れた後で、オープニングの本編はじめに「Sony presents」と表示されていた。
概要
- さまざまな世界遺産の映像を、ハイビジョンで未来永劫記録していくというソニーの企画から始まった。地上波アナログ放送ではワイドクリアビジョンで、地上デジタル放送ではハイビジョンで放送されている。地上波のアナログ放送は2008年3月まではCMを含め全編16:9レターボックスで放送されていたが、「THE世界遺産」改題後は画角14:9サイズでの放送となった。
- 2008年3月までのエンディングでは「BS-iでは毎週金曜日にデジタルハイビジョンでご覧になれます」という旨の告知がながれていた。
- 1996年4月14日放送開始。第1回はマチュ・ピチュ遺跡を紹介した(2006年5月7日の放送で再び採り上げられた)。
- BSデジタル放送(BS-i)では、開局の2000年12月より過去の回を再放送していたが、2003年10月からは、地上波での放送から5日後(系列外で放送されている秋田放送のエリアである秋田県は1日先行)、毎週金曜日23:00~23:30に放送するようになった。映像は地上波に先駆けてハイビジョン映像で放送されている。
- 字幕放送なし。2005年11月末放送まではデータ放送を行っていた(その後、データ放送を再開)。エンディングでは最後の告知部分が省略されている(地上波での放送時間は次回予告に表示される)。また、「END」表示のシーンの直後に、意見感想の募集またはプレゼント(DVD)の告知が放映される。2008年3月28日放送分(「世界遺産」のタイトルとしての最終回)を最後にBS-iでの放送は打ち切られた。
- 2005年現在、TBS系列以外の局では、秋田放送(日テレ系、6日遅れ、土曜日18:30~19:00日本テレビではこの時間ではたべごろマンマ!の時間)でも放送されている(ただし、NNNの報道特番やプロ野球中継【18時30分から中継のカードに限る】などがあった場合は、休止か、もしくは時間変更で後日以降に放送される。)。
- 年始や夏場には日本国内を取り上げることが定番になっている。知床半島では北海道放送と共同制作され、白神山地も秋田放送の協力のもとで制作された。このように日本国内を取り上げる場合、地元系列局と共同制作または制作協力のもとで放送することになっている。
- 2008年1月6日(地上波)、11日(BS-i)放送の「スマトラの熱帯雨林~インドネシア~」、 2008年3月23日(地上波)、28日(BS-i)放送の「ロレンツ国立公園Ⅱ~インドネシア~」ではデジタル放送において5.1サラウンド放送を実施。
- スポンサーのソニーより技術的な支援もあり映像の美しさには評価すべき点がある。
- PTAが子供に見せたい番組上位常連の番組であるが、子供向けの番組でなく、リアルタイムで見せるには放送時間が日曜日の23:30からであることからふさわしくなかったが、新たな視聴者を獲得するため、2008年4月6日から放送時間を18:00~18:30に繰り上げることとなり、同時にタイトルも現在の『THE世界遺産』と改めることになった(第1回の放送は18:00~19:00の1時間(1時間スペシャル版もソニーの単独スポンサーとなる)。秋田放送では従前通りの時間で放送。BS-iでは放送されない予定。)。
- 最高視聴率は9.4%。(放送日時:stub)
- 番組カメラマン、番組は数々の受賞歴がある。[1]
- 地上波で表示されるハイビジョン制作・字幕放送テロップの表示は地上波マスターの提供クレジットテロップから出しているが、落ち着いた雰囲気で楽しむことに配慮しているためか通常はカットイン~カットアウトで表示される他のTBS制作の番組とは違い、フェードイン~フェードアウトでの表示である。この形態は「THE世界遺産」改題後も続いている。
キャッチコピー
「 | 世界遺産 それは かけがえのない 地球の記憶 (THE WORLD HERITAGE is an irreplaceable Memory of our Earth) |
」 |
ナレーター
『世界遺産』および『THE世界遺産』のナレーションは、語りに長けるアナウンサーや声優などを起用せず、他の機会においてナレーションの経験が少ない俳優を起用している。
ナレーションは、オープニングテーマアレンジの変更と同時に、ほぼ5年単位で交替しているが、3代目のオダギリはわずか半年での交替となっている。しかし、寺尾の担当期間と併せると5年となるため、オダギリは寺尾の諸事情によるショートリリーフと見ることもできる。
『世界遺産』時代
- 初代 - 緒形直人(1996年4月14日~2001年4月22日)
- 2代目 - 寺尾聰(2001年4月29日~2005年10月2日)
- 3代目 - オダギリジョー(2005年10月9日~2006年3月26日)
- スペシャル - 高倉健(2006年4月分)
- 4代目 - 中村勘太郎(2006年5月7日~2008年3月23日)
『THE世界遺産』時代
- 5代目 - 市村正親(2008年4月6日~)
テーマ曲、オープニング映像
『世界遺産』時代
テーマ曲は放送開始以来同一曲が用いられているが、ナレーターの交替に合わせる形でアレンジが変えられている。
初代・2代目・3代目のテーマ曲はCD化されている。2008年3月の終了時において使用されていた4代目のテーマ曲は、3代目のものを母体にして、オープニングのCG画像部分(25秒間)を鳥山雄司のエレキギターを駆使したサウンドに作り直したものである。
オープニング映像は下記の通り変遷を遂げている。
- 初代 - 1996年4月~2001年3月(ワイドクリアビジョン映像)
- 2代目 - 2001年4月~2006年4月(ワイドクリアビジョン(アナログ)、ハイビジョン映像(デジタル))
- 3代目 - 2006年5月~2008年3月(ワイドクリアビジョン(アナログ)、ハイビジョン映像(デジタル))
『THE 世界遺産』時代
- 服部隆之作曲によるオープニング曲が新たに使用されている。
その他
- 2006年4月の1ヶ月間は、放送開始10周年を記念した「ベストオブ世界遺産」を放送した。
- 番組タイトル表示では、世界遺産のロゴの下に「Special」の文字がフレームインされていた。
- 全5回のうち第1~4回のナレーションを俳優高倉健が担当した。
- 第5回は、唯一のナレーション無し、映像と音楽だけ、という異例の構成で放送された。
- 同じくソニー1社提供だった番組「僕らの音楽-OUR MUSIC-」(フジテレビ系)でも、本番組と同様のオープニングスタイルが採られていた。(2007年3月まで)
註記
関連項目
外部リンク
番組の変遷
TBS系列 日曜日23時台後半枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
世界遺産 |
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TBS 日曜日18時台前半枠 | ||
THE世界遺産 |
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