ハヌマーンと5人の仮面ライダー

1974年公開のタイ映画

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ハヌマーンと5人の仮面ライダー』(ハヌマーンとごにんのかめんライダー,原題:หนุมานพบ 5 ไอ้มดแดง)は、1974年頃にチャイヨー・プロダクションが製作し、タイで公開された映画作品。『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』の続編。日本未公開。

五人ライダー対キングダーク』『仮面ライダーV3対デストロン怪人』からの流用映像(予告編含む)とタイでの新撮映像で構成される。またハヌマーンのシーンは『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』からも一部流用されている。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


ストーリー

ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』でハヌマーンにより散々な目にあって死んだ仏像泥棒の3人組の中の1人が悪の組織の大首領によって甦り、前作に登場したヴィルッド博士を攫い、怪人を製造させる。

怪人は5人の仮面ライダーに倒されるものの、新たに怪人製造機で作られた怪人が現れる。ライダーたちは怪人たちを追う最中、謎の爆発により瀕死の重傷を負ってしまうがハヌマーンに助けられる。

その後ヴィルッド博士や捕まっていた女性たちを助け出す事に成功したライダーたちの前に、巨大化した大首領が現れる。大首領に歯が立たないライダーたちにハヌマーンが助けにやってくる。

登場人物

白猿ハヌマーンと仮面ライダー

白猿ハヌマーン
仮面ライダーたちを助けるシーン及び大首領との決戦シーンに登場。
前作『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』で少年コチャンと分離しているので変身シーンはない。
蘇生光線(名称不明)
敵の罠で命を落とした5人の仮面ライダーを復活させた光線。
テレポートパワー(名称不明)
大首領によって復活した仏像泥棒を、再び地獄へ送り返した。
仮面ライダー1号
専用マシンは「新サイクロン号」。
仮面ライダー2号
専用マシンは「改造サイクロン号」。流用シーンでは「新サイクロン号」
仮面ライダーV3
劇中では「ブイサン」と呼ばれている。専用マシンは「ハリケーン」(翼を拡大することで空を飛ぶことも可)。
他の四人のライダーと合体する超能力を持っており、その力で大首領に挑む。
なお、シーンの中には撮影許可なしで撮影されたためか、一般の人々を吹き飛ばして川に落としてしまっているシーンがある。
ライダーマン
専用マシンは、「ライダーマンマシン」。着付けが悪いため、たびたびスーツアクターの素顔が覗いていた。
仮面ライダーX
専用マシンは「クルーザー」。
流用シーンでは主役だったが、映画公開当時にタイで『仮面ライダーX』が未放映だった為、新撮映像ではV3に主役の座を譲っている。

恐怖の秘密組織

大首領(キングダーク)
女性の血が大好物。等身大から本家並のサイズにまで身体の大きさを変えられる。タイでの新撮部分では、通常は等身大の怪人風。最終決戦時には巨大化し、バンコクの街を破壊、ハヌマーンとの決戦に挑む。死後の世界にも干渉し、死んだ仏像泥棒の1人を生き返らせて幹部にした。
ヴィルッド博士を誘拐し、怪人「コウモリフランケン」や怪人製造機を作らせ、最後は自ら仮面ライダーやハヌマーンとの対決に挑むものの、ハヌマーンの三叉槍で胸部を刺され血を吐きながら死亡した。武器はバリアーと鎖の付いたメイス
仏像泥棒
大首領によって生き返った前作の仏像泥棒の1人。V3のハリケーンから逃げ続けられるなど、足がとても速い。最期は、塔の麓で寝ていたところをハヌマーンに見つかり、テレポートパワーで再び地獄に戻され、他の2人と共に処刑される。
コウモリフランケン
流用シーンのみ登場。この作品ではヴィルッド博士が作った怪人という設定。5人ライダーのキックで倒される。
怪人軍団
怪人製造機で作られた怪人達。赤い腰巻きが特徴。それぞれブタ、ニワトリ、バッファロー、カエルなどに見えるが正式な名称は不明。長時間ライダー達と戦うなど、意外に生命力は高いようだが、最期はV3の手であっけなく倒される。
戦闘員
目出し帽のマスクを着用している。
ドクトル・G
流用シーンでタイホウバッファローと一緒に一箇所だけ登場した。
ゴッド怪人
流用シーンのみ登場。
デストロン怪人
こちらも流用シーンのみ登場。

その他

ヴィルッド博士
仏像泥棒に攫われ怪人を製作するが、仮面ライダーに助けられる。その後は仮面ライダーと同等の格闘能力を発揮して仏像泥棒や怪人と戦った。
ヴィルッド博士の恋人
大首領が好む血の材料とされ、博士と共に攫われて血を吸われる。
閻魔大王
地獄の大王。
立花藤兵衛、チコ、マコ
仮面ライダーX』の登場人物。流用シーンに登場。

キャスト

  • ヨーチャイ・メクスワン(ヴィルッド博士役)
  • タンヤラッ・ローハナン
  • ガーン・プンチュー
  • ピーポップ・プーピンヨー
  • ウィチッ・ワイガーン
  • ドゥワンチン・ゴーモンセー
  • ロー・トック
  • チャン・ワンペン(仏像強盗役)
  • プリーダー・ソムトップスック
  • プリーチャー・メーカラー

日本版の映像流用部分は『仮面ライダーXのキャスト』を参照(ただし、一部今作に登場していないキャストもいるので注意)。

テーマ曲

  • 「セタップ!仮面ライダーX(タイ語版)」
    • 主題歌は2コーラス流れるが、フルコーラスではなく1番がリピートされる。
    • オープニングはライダーがタイの公道をバイクで走行している姿を延々と映すだけのものである。

備考

  • 本作は東映の許可を得ずに製作されたが、後に賠償金を払うことで解決した[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。

関連項目