スター・ツアーズ

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スター・ツアーズStar Tours)は、ディズニーパークにあるフライトシミュレータ型アトラクションの一つ。映画『スター・ウォーズ』シリーズ(旧三部作)を元にしている。

このアトラクションが存在するパーク

概要

  • このアトラクションは、画面の動きに合わせてライドが上下左右に動くことによって、実際に飛んでいるかのような感覚になることができるレディフュージョン社製のフライトシミュレーターを応用させたアトラクションである。
  • 映画『スター・ウォーズ』シリーズの旧3部作が元になっており、アトラクション中にも同映画に登場した惑星機体が多数登場する。搭乗待機中にアトラクション内で流されている映像の一部には映画から流用されたものもある。ただし、アトラクション本編の映像はカットの入らないワンカットの主観映像であるため映画からの流用はなく、全て本アトラクションのための完全な撮り下ろしである。

ストーリー


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


時代は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の後。帝国軍残党と新共和国軍の争いは完全には終了していないものの、概に平和な時代となっていた。旅行会社「スター・ツアーズ社」は、元反乱軍軍人達が銀河系の有名な惑星や衛星への旅行を提供している星間旅行会社。

ゲストは、エンドアへのツアーに参加する。搭乗口までの通路では、フライトに使用される宇宙船「スタースピーダー3000」と同型の機体や、整備に明け暮れるドロイドたちの姿を見ることができる。その中には、C-3POR2-D2の姿もある。

ゲストが搭乗したスタースピーダー3000のパイロットはRX-24(通称「キャプテン・レックス」)、ナビゲーターは先ほど搭載されたR2-D2。銀河系条例で定められているシートベルトの装着確認が済み、いよいよエンドアへ向けてスタースピーダー3000が動き出す。しかし、スタースピーダー3000は宇宙港内で間違ったレーンへと進み、ドアを突き破り、危うく壁に激突しそうになる。その後も、目的の惑星エンドアを通り過ぎたり、彗星の内部へと突入したりとトラブル続き。とうとう、帝国軍残党と新共和国軍との戦闘宙域に迷い込んで(R2-D2がワープ座標を変更した為、とも)スター・デストロイヤーのトラクター・ビームに捕獲されてしまう。その戦闘宙域は、第3デス・スターの建造をしており、新共和国軍の攻撃でトラクター・ビームからは逃れられる事に成功。攻撃態勢に入った新共和国軍のXウイングに続いて、レックスもトレンチへと進入。レックスの援護を受けたXウイングは排熱ダクトにプロトン魚雷を投下した後、撤退。第3デス・スターは爆発したのだった。何とか無事に宇宙港へ帰ってくるも、キャプテン・レックスは、またもや壁に衝突する寸前で、スタースピーダー3000を停止させるのだった。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


登場キャラクター

キャプテンレックス (声優ポール・ルーベンス)(日本語吹き替え:三ツ矢雄二
ドロイド。RX24。ゲストが搭乗するスタースピーダー3000を操縦する。
R2-D2
ドロイド。スター・ツアーズ社に派遣中で、ゲストが搭乗するスタースピーダー3000のナビゲーターを勤めている。
C-3PO (声優:アンソニー・ダニエルズ)(日本語吹き替え:野沢那智
ドロイド。スター・ツアーズ社に派遣中で、案内係を勤めている。
ズズィーックス (Zzzzyxxx)
スター・ツアーズ社の管制官。宇宙港の出口で働いており、ゲストの特徴を元に話しかけてくる。

各施設の紹介

ディズニーランド(アナハイム)

スター・ツアーズ
Star Tours
 
オープン日 1987年1月9日
クローズ日 2010年7月27日[1]
スポンサー なし
所要時間 約4分30秒
定員 40名/1台
利用制限   なし
ファストパス   対象外
シングルライダー   対象外

STAR TOURS Ⅱ(下記参照)へのリニューアルのため2010年7月27日クローズ予定。

ディズニー・ハリウッド・スタジオ(フロリダ)

スター・ツアーズ
オープン日 1989年12月15日
クローズ日 2010年9月8日[1]
スポンサー なし
所要時間 約4分30秒
定員 40名/1台
利用制限   なし
ファストパス  
シングルライダー   対象外

フロリダの「スター・ツアーズ」は、開業日は東京よりも遅く、1989年12月15日にオープンした。

STAR TOURS Ⅱ(下記参照)へのリニューアルのため2010年9月8日クローズ予定。

東京ディズニーランド

Template:画像掲載について(TDR)

スター・ツアーズ
オープン日 1989年7月12日
スポンサー なし
所要時間 約4分30秒
定員 40名/1キャビン/6キャビン
利用制限   身長102cm以上
ファストパス   対象外
シングルライダー   対象外

東京ディズニーランドの「スター・ツアーズ」は、1989年7月12日にオープンした。開業当時の宣伝文句は「宇宙解禁」だった。オープン日当日に行われたオープンセレモニーには映画『スター・ウォーズ』を監督・指揮したジョージ・ルーカスも来日し、出席した。オープン当初は2〜3時間待ちが当たり前で、アトラクションの外にも長蛇の列ができることが多かった。

ライドは全部で6機(乗り場は入口から見て左右に3機ずつ)あるが、全てが稼動するのは混雑時のみで、大抵は2〜3機を動かすことで足りている。

アトラクション入り口から乗り場までの待ち列は、ドロイドが作業していたり、仕事をサボっていたり、C-3POが案内をしていたりと、凝った作りとなっている。

スター・ツアーズはパナソニック株式会社が提供していたが、2009年4月15日より『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』の提供を開始したため、スター・ツアーズの提供を終了。スターツアーズ自体は今後も運用される。

ディズニーランド・パリ

スター・ツアーズ
オープン日 1992年4月12日(ユーロ・ディズニーランド(当時)と同時にオープン)
スポンサー なし
所要時間 約4分30秒
定員 40名/1台
利用制限   なし
ファストパス  
シングルライダー   対象外

スター・ツアーズ(Star Tours)は、映画「スター・ウォーズ」シリーズをモチーフにした、ライドシミュレーター型アトラクション。 施設の外観は、レトロフューチャーデザインを採用しているため東京ディズニーランドなどと大きく異なるが、内容は、他のパークの同名アトラクションとほぼ同内容。

STAR TOURS Ⅱ

2009年9月10日から9月13日まで、アメリカで行われていたディズニーのファンイベント「D23エキスポ」にて、『STAR TOURS Ⅱ』としてリニューアルされることが発表された。リニューアルの対象となるのは、アナハイム版とフロリダ版。作品のテーマが旧3部作からエピソード1に変わり、D23エキスポの映像からはエピソード1のポッド・レースを飛行しているスタースピーダー3000が確認できる。

トリビア

  • 東京ディズニーランドの「スター・ツアーズ」の建物の屋根にはスポンサーであるパナソニック株式会社のブランドの一つである“Panasonic”のロゴが入ったパラボラアンテナ(本当に使われているわけではない)が、スポンサーを撤退した後もいまだに設置されている。
  • ディズニー・ハリウッド・スタジオ(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)のキャプテン・レックスには、「Warning! Remove before Flight」(警告:出発前に撤去すること)と書かれたタグが付けられている。
  • 序盤、倉庫内での墜落を免れるシーンで、ディズニーランドの「スター・ツアーズ」の前のアトラクションである“Adventure Thru Inner Space”(直訳:宇宙内部の冒険)の乗り場に置かれた巨大顕微鏡を一瞬だが、見ることができる。
  • 使用されている特撮映像はワンカットで作られており、当時は特撮としては初の最長カットであった。
  • スクリーンの映像とライドの挙動は、意図的にタイミングを微妙にずらしてある。開発側によると、乗り物酔いが起こるのを防ぐためとのこと。
  • 映像の途中でジョージ・ルーカスが出演している。
  • プレショーのアナウンスで「駐車中のTHX-1138はすぐに車を移動させなさい」とルーカス作品のパロディを聞くことができる。
  • クライマックスでスタースピーダー3000がレッド・リーダーの援護をするのは、「レッド24、レッド30、行くぞ!」という指示を「REX-24(パイロットドロイドの型式番号)、レッド30、行くぞ!」とレックスが聞き間違えたため。

脚注

  1. ^ a b ディズニー・パークス・ブログ(英文)

外部リンク