エイプリル・フール・クライシス
エイプリル・フール・クライシスとは、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』で起こった架空の事件の名前である。
劇中では地球連合軍がザフトのプラント、ユニウスセブンに核ミサイルを打ち込み24万3721人の犠牲者を出した血のバレンタインの報復に、ザフトがコズミック・イラ70年4月1日、オペレーション・ウロボロスの発動により地球全土にニュートロンジャマーを撃ち込む。
地中深くに埋め込まれたニュートロンジャマーの影響から以後ザフト、地球連合軍の双方は核の使用が不可能となる。また、戦場においても戦艦が必要に応じて発動するので核兵器の使えない限定戦争になっている。そしてその副産物として電波妨害を引き起こし、長距離通信が不可能になったりレーダーも錯乱されてしまい、こちらもいろいろな被害を出すことになる。これによりモビルスーツを有するザフトが戦争の主導権を握ることとなった。
なお、この影響で核分裂炉の原子力発電をエネルギー供給の主としていた地球上の各国家は、それが使用できなくなったために地球全土で深刻なエネルギー不足が問題になっている。これにより地球連合国家は餓死者、凍死者を出す事態となり人々の反プラント、反コーディネイター感情は最高潮となる。