マツダ・デミオ
デミオ(DEMIO)は、マツダが製造・発売しているコンパクトカーである。日本国外向けの車名はMazda2(マツダ2)[補足 1]。
初代 DW系(1996年 - 2002年)
| マツダ・デミオ(初代) DW3W/DW5W型 | |
|---|---|
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前期型(1996年8月 - 1997年9月) | |
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中期型(1998年9月 - 1999年12月) | |
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後期型(1999年12月 - 2002年8月) | |
| 概要 | |
| 製造国 | 日本 |
| 販売期間 | 1996年8月 - 2002年8月 |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5人 |
| ボディタイプ | 5ドアステーションワゴン |
| 駆動方式 | FF |
| プラットフォーム | マツダ・DWプラットフォーム |
| パワートレイン | |
| エンジン |
B3-ME型 1.3L 直4 SOHC B5-ME型 1.5L 直4 SOHC |
| 変速機 | 5MT/3AT(中期型まで)/4AT |
| 前 |
前:ストラット 後:トーションビーム |
| 後 |
前:ストラット 後:トーションビーム |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,390mm |
| 全長 | 3,800mm |
| 全幅 | 1,650 - 1,670mm |
| 全高 | 1,500 - 1,535mm |
| 車両重量 | 900 - 1,020kg |
| その他 | |
| 姉妹車 | フォード・フェスティバミニワゴン |
1990年代中期のマツダは、バブル景気下で開始された多チャネル化戦略の大失敗(クロノスの悲劇)で、経営難に陥っていた。
この危機的状況を立て直すための量販車種として、当時のミニバンブームへ追随する形で既存のコンポーネントを活用し、短期間で開発・市場投入されたのがこの初代「デミオ」である。全長をコンパクトカーの範疇に留めながら、2列座席で荷室を広く採ったシンプルな小型ミニバンである。ミニバンブームの渦中で、機械式駐車場(全高1,550mmまで)に入れない高さのモデルが続出して実用上問題になっていたことから、車高は機械式駐車場に入るぎりぎりに設定された。シートはフルフラット化が可能で、荷室拡大時には同車のクラスを超えた収容力があり、コンパクトカーの中でもスペースと実用性の確保を最大限追求することが設計の主軸となっている。
構造・スタイルとも機能的な「道具」に徹した、一種素っ気ないくらいの実直さが功を奏し、それまで日本の1,300 - 1,500ccクラスに実用的なミニバンタイプの車がほとんどなかったこともあり、直接競合するクラスの大衆車一般に限らず、上級車や軽自動車からもユーザーが移行するなど、市場における幅広い層の支持を得た。自動車ジャーナリストにも好意的に受け止められ、日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞、およびRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。マツダはこの初代デミオのヒットによって経営危機を危うく脱し、デミオは「マツダの救世主」、もしくは「(1990年代における)マツダのカンフル剤」とも評された。
短期間、低コストで開発されたため、ベースにはオートザム・レビューのプラットフォームの系統である既存形のマツダ・DWプラットフォームを使用した。原設計が極めて古いものであったが、操縦安定性は念入りにチューニングとテストが繰り返され、必要な水準の性能は満たしている。エンジンはレビューおよび2代目フォード・フェスティバ同様、1,300ccSOHC16バルブエンジンと1,500ccSOHC16バルブエンジンを搭載する。ただし、燃料供給は電子制御キャブレターから、EGI(電子制御燃料噴射装置)へ改良されている。駆動方式は前輪駆動(FF)のみで、トランスミッションは、5速MTと、1.5L車に4速AT、1.3L車は当初3速ATの設定で、これらもフェスティバ、レビューと同様である。1.5L車は「GL」から始まる2グレード、1.3L車は「L」から始まる4グレードで発表され、全てのグレードでMTとATが選べた(計12車種)。
当初、バックドアにはキーシリンダーやアウタードアハンドルがなく、開けるためには運転席脇のレバーを操作するしかなかった。これは、販売価格を抑えるため大半のグレードに集中ドアロックが設定されなかったことから、多くの他車種と同様、バックドアのロック忘れを防ぐためにこのような設計となっていた。のちにキーシリンダー付きの押しボタン式オープナーが追加され、車外からもバックドアを開けられるようになり、集中ドアロックのみならず主流のキーレスエントリー装備車も増えた。
車体形状は『自由形ワゴン』[1]と称する『小型ステーションワゴン』[2]で、販売当初は『新ジャンルワゴン』としていた[3]。『小さく見えて、大きく乗れる デミオ』[4]や、『SMALL & BIG』[3]のキャッチコピーも付けられていた。また、自動車検査証に記載される車体形状は、ステーションワゴンとなっている(後述の2代目についても同様)。通常、マーチ等のコンパクトなハッチバック車の登録は「箱型」であり、このことからも、荷室の収容力を強く意識したモデルであることがわかる。
旧オートラマを含むフォード店向けには「フェスティバ・ミニワゴン」(略称フェスティバMW)という名称でOEM供給された。
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1.3LX Fパッケージ
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後期型(バンパー無塗装仕様)
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リア(後期型)
年表
- 1995年10月27日 - 東京モーターショーに『BU-X』の名前で出展[5]。
- 1996年
- 8月8日 - 『新ジャンルワゴン』の販売を公式サイトでアナウンスする[6]。
- 8月27日 - 発売開始[6]。『BU-X』よりも配色やフロントデザインを一般化し市販化された。
- 11月21日 - RJCカー・オブ・ザ・イヤー受賞[7]。
- 11月28日 - 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員特別賞受賞[8]。
- 1997年
- 6月30日 - 生産累計10万台達成[1]。
- 9月18日 - 特別限定車「1.5GL-Xスペシャル」(限定3,000台)を発売し、同時に一部改良。フロントグリル・バックドア・ホイールセンターオーナメント・ステアリングホイール等に、同年登場した7代目カペラより採用された、マツダの新CIマークを採用。ボディカラーに€「クラシックレッド」を加え、電動格納式ドアミラーなどの装備品が追加された[2]。
- 12月3日 - 燃料電池電気自動車「デミオFCEV」を開発。同月5日から開催された『エコ・ジャパン'97』に出展した[9]。
- 12月17日 - 「1.3LX Gパッケージ」をベースに、専用ボディカラー2色を設定し、全面UVカットガラスなどを装備した特別限定車「1.3LX-Gリミテッド」(限定5,000台)を発売[10]。
- 1998年
- 1999年
- 4月27日 - 昨年販売した「1.3LXリミテッド」「1.5GLリミテッド」が、当初予定よりも1か月早く完売するほど好評だったため、「1.3LX リミテッド」は2,500台、「1.5GLリミテッド」は1,000台限定で追加販売された[15]。
- 8月5日 - 「1.3LX・Gパッケージ」をベースに助手席SRSエアバッグとABSを装備し、安全性を高めた「35万台記念限定車 1300LX」(限定10,000台)と「1.5GL」をベースにスポーティー感あふれる外装を採用した「35万台記念限定車 1500GL」(限定3,000台)を発売[16]。
- 12月21日 - ビッグマイナーチェンジに伴い、後期型モデルとされる。マツダ車特有の「ファイブポイントグリル」を採用するとともに、外内装を大幅に変更。エアバッグやABS、EBDの標準装備化・DSCの新設定により安全性も向上、サスペンションの見直しにより乗り心地も改善、標準装備タイヤサイズの変更も行われた。内装では2DINオーディオ対応、ツートン内装も一部グレードに設定された。また、グレード名称も一部変更(1.3Lモデルの「LX・Gパッケージ」と「LX・Sパッケージ」は「LX-G」と「LX-S」に改名)。さらに、インターネット専用限定車「1.5 Web-tuned @ DEMIO(ウェブチューンド デミオ)」も200台限定で販売された[17]。
- 2000年
- 6月9日 - 「1.5GL」をベースにした「天然ガス (CNG) 車」を発売[18]。
- 9月12日 - 一部改良。1.3L車の排出ガス性能が向上され、「優-低排出ガス車」認定を取得。同時にグレード体系が見直され、「1.3LX」と「1.5GL-X」を廃止する替わりに「1.5アレッタ」を追加[19]。
- 9月22日 - 「1.5GL(AT車)」をベースに、よりスタイリッシュな外観とした特別限定車「1.5GLスペシャル」(限定1,500台)を発売[20]。
- 9月27日 - 「1.3LX-G(AT車)」をベースに、「マツダテレマティックス」対応カーナビなどを装備した特別限定車「@navi」(限定1,500台)を発売[21]。
- 12月20日 - 「1.3LX-G(AT車)」をベースに、ブルーを基調とした内装を採用した特別限定車「1.3LX-スペシャル」(限定7,500台)を発売[22]。
- 2001年
2代目 DY系(2002年 - 2007年)
| マツダ・デミオ(2代目) DY3W/DY3R/DY5W/DY5R型 | |
|---|---|
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SPORT 前期型(2002年8月 - 2003年11月) | |
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中期型(2003年11月 - 2005年4月) | |
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後期型(2005年4月 - 2007年7月) | |
| 概要 | |
| 別名 | Mazda2(日本国外) |
| 製造国 | 日本 |
| 販売期間 | 2002年8月 - 2007年7月 |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5人 |
| ボディタイプ | 5ドアステーションワゴン |
| 駆動方式 | FF/4WD |
| プラットフォーム | マツダ・DYプラットフォーム |
| パワートレイン | |
| エンジン |
ZJ-VE型 1.3L 直4 DOHC ZY-VE型 1.5L 直4 DOHC |
| 変速機 | 5MT/4AT |
| 前 |
前:ストラット 後:トーションビーム |
| 後 |
前:ストラット 後:トーションビーム |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,490mm |
| 全長 | 3,925 - 3,930mm |
| 全幅 | 1,680mm |
| 全高 | 1,530 - 1,545mm |
| 車両重量 | 1,070 - 1,180kg |
初代の「広く実用的なコンパクトカー」としてのコンセプトを継承しながらも、初代からエンジン・プラットフォームを一新し、日本国外での市場競争力を確保した[25]。
初代フェスティバ以来の旧小型車用プラットフォームの使用をやめ、17年ぶりにフォードと共同開発した新世代小型車用プラットフォームである、マツダ・DYプラットフォームを使用している。初めてフォード・フィエスタとプラットフォームが共通化された。エンジンは先代と同じく1,300ccと1,500ccの2種類だが、いずれも新開発の「MZR」系エンジンに一新されている。可変バルブタイミング仕様DOHC・後方排気レイアウトを採用し、エンジン特性改善や燃費・環境対策を図っている。駆動方式は前輪駆動のほか、日産自動車より供給されるe-4WD方式の四輪駆動が途中から設定された。ボディは先代の機能主義を継承しながら、欧州での必須用件となる空力の改善を優先して設計されている。スタイリングはマツダが統一戦略として打ち出したスポーティなものとされ、フロントグリル、ボンネット形状などのモチーフは上位クラスの同車との共通性を持たせている。
リアコンビネーションランプは縦型から横型に変更された。車体後部の車名エンブレムは、アテンザ、アクセラなどと同様な斜体のレタリングを用いたDemioに変更された。フェスティバ以来のキャンバストップも「Cozy」に設定された。また、装備が非常に充実している点も特徴であり、オートワイパー、オートライト、オートエアコン、ステアリングオーディオリモコンスイッチなどがあり、これらは何れもローコストをコンセプトとした初代にはなかった。グレード体系はシンプルモデルの「Casual(カジュアル)」、スタイリッシュモデルの「Cozy(コージー)」、スポーティーモデルの「SPORT(スポルト)」の3グレードとなり、「Cozy」はAT車のみの設定、「SPORT」は1.5Lのみの設定で、AT車は「アクティブマチック」となっていた。
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リア(前期型:2002年8月 - 2003年11月)
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リア(中期型:2003年11月 - 2005年4月)
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リア(後期型:2005年4月 - 2007年2月)
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内装(左ハンドル仕様)
年表
- 2002年
- 2003年
- 1月20日 - フォードのスペインバレンシア工場にて、欧州市場向けの製造開始[28]。
- 3月27日 - 一部改良。「超-低排出ガス」認定に引き上げ、ボディカラーを13色に拡大。「Cozy」の装備を充実しながら価格を引き下げ、MT車を追加。オプション体系も見直し、28種類のカタログセレクトモデルが設定された[29]。
- 4月3日 - インターネットでカスタマイズできる「Web Tune Factory」を開始する[30]。
- 7月7日 - 当時のイメージキャラクターであった伊東美咲の提案によりピンクの内外装を施した特別限定車「スターダストピンク」を発売。この限定車はバレンタインの懸賞企画として1台用意されていた「ピンクのデミオ」を好評につき600台限定で販売することになったものである[31]。
- 11月27日 - 「Casual」のAT車と「Cozy」の1.3L・AT車にe-4WD車を追加。同時にリアコンビランプの変更、「Cozy」の内装色変更、ボディカラーの追加等の一部改良を行う[32]。
- 2004年
- 4月23日 - 一部改良。「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+5%」を同時に達成し、エンジンも改良。また、カタログセレクトモデルの絞込みを行い、エクステリアカラーとシートも変更された。また、e-4WD車も同年6月に一部改良された[33]。
- 8月31日 - 前年に好評だった特別仕様車「スターダストピンク」を再発売。今回は限定台数を1,000台に引き上げるとともに、従来の1.3L FF車に加え、新たに1.3L e-4WD車と1.5L FF車が追加された[34]。
- 10月22日 - 「SPORT」をベースに、RX-8に採用されている「マツダリトラクタブルタイプキー」やメーカーオプションであるオーディオリモートコントロールスイッチ付本皮巻ステアリング、本皮巻シフトノブ、6スピーカーを特別装備した特別仕様車「SPORT-S」(限定1,400台)を発売[35]。
- 2005年
- 4月13日 - マイナーチェンジ。
- フロントバンパー・グリル、ヘッドランプ、リアバンパーのデザインを一新し、一部内装デザインの変更が行われた。スポルトのみ専用デザインのフロントグリルが与えられた。機関系では、それまでの油圧パワーステアリングから、電動パワーステアリングに変更され、スロットルも電子制御化している。これらの改良を受け、燃費性能が向上され「平成22年度燃費基準+5%」を達成。星が四つの低公害車両となった。「SPORT」のみ、サスペンションが専用仕様(欧州と同じ固めのセッティング)に変更。また、195/45R16の専用タイヤを装着。ホイールはエンケイ製で、かなり軽いものになっている。新たに1.3L車のスポーティ仕様として「Casual Aeroactive(エアロアクティブ)」を追加するとともに、これまでグレードの一つとして展開していた「Cozy」は「Casual」のセットパッケージである「Cozyパッケージ」に移行された。ボディカラーについても、「SPORT」専用の期間限定色を含む3色が加わった。なお、新グレードである「Casual Aeroactive」は2DINオーディオに対応するオーディオレス仕様となっている(他グレードでもオーディオレスが選択できた。ただし、マニュアルエアコンのみの設定。)。ステアリングオーディオリモコンスイッチは、選曲が前後できるようになった。リアシートのヘッドレストが一体型にコストダウンされ、また荷室サイドの金属製のハンガーも、オプション扱いになった[36]。
- 12月19日 - 伊東美咲プロデュースの特別仕様車「Casual-Stylish"M"」を発売。「Casual Aeroactive」をベースに、アドバンスドキーレスエントリー&スタートシステム、オーディオ(AM/FMラジオ+CD)、14インチタイヤ&フルホイールキャップなどを装備しており、伊東自身のサインが入った本革製キーケースも付く。なお、メーカーオプションとしてディスチャージヘッドランプや15インチタイヤ&アルミホイールを装備した「Sパッケージ」も設定された[37]。
- 4月13日 - マイナーチェンジ。
- 2006年
3代目 DE系(2007年 - 2014年)
| マツダ・デミオ(3代目) DE3FS/DE3AS/DEJFS/DE5FS型 | |
|---|---|
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前期型「13C-V」 (2007年5月-2011年6月) | |
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前期型「SPORT」 (2007年5月-2011年6月) | |
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後期型「13-SKYACTIV」 (2011年6月-) | |
| 概要 | |
| 別名 | Mazda2(日本国外) |
| 製造国 |
日本 タイ |
| 販売期間 | 2007年7月 - 2014年9月 |
| デザイン | 前田育男 |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5人 |
| ボディタイプ |
5ドアハッチバック 3ドアハッチバック(欧州のみ) 4ドアセダン(アジアの一部地域のみ) |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| プラットフォーム | マツダ・DEプラットフォーム |
| パワートレイン | |
| エンジン |
ZJ-VE型 1.3L 直4 DOHC ZJ-VEM型 1.3L 直4 DOHC ミラーサイクル P3-VPS型 1.3L 直4 DOHC ミラーサイクル ZY-VE型 1.5L 直4 DOHC |
| 変速機 | CVT / 4速AT / 5速MT |
| 前 |
前:ストラット 後:トーションビーム |
| 後 |
前:ストラット 後:トーションビーム |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,490mm |
| 全長 |
3,885 - 3,895mm(前期型) 3,900mm(後期型) |
| 全幅 | 1,695mm |
| 全高 | 1,475mm |
| 車両重量 | 970 - 1,070kg |
初代・2代目の「汎用ミニバン」コンセプトから、欧州市場に軸足を移した一般的なコンパクト・ハッチバックスタイルへと路線転換した。先代はフォード主導で開発されたマツダ・DYプラットフォーム(フォード・B1プラットフォーム)を使ったが、マツダ主導で新しく開発したマツダ・DEプラットフォーム(フォード・B3プラットフォーム)を使い小型化・軽量化を図った。
2代目に比べてやや小型化され、全長が3,885mm、全幅が1,695mm、全高が1,475mm、車両重量が970 - 1,070kgとなっており、競合車種が軒並みボディサイズの拡大とそれにともなう重量増加路線を取っている中、(全幅こそわずかに大きくなったものの)敢えて小型軽量化を決行した点についても話題を呼んだ。また、デミオ初の3ドアと4ドアセダンが設定された。エンジンは当初1,300ccガソリン(2種類)と1,500ccガソリンの3種類が用意され、それぞれ55kW(75PS)、62kW(84PS)、76kW(103PS)を発揮する(欧州仕様車)[40]。車体重量を2代目より約100kg削減したとしている[41]。
また、ミレーニア(ユーノス800)以来となる、1,300ccのミラーサイクルエンジンの搭載も発表。CVTも採用され、10・15モード燃費は23km/Lとなった[42]。また、先代から引き続き設定されている「SPORT」は1.5Lエンジン搭載車をベースに、5速MTと新たに7速スポーツモード付きCVTのいずれかが組み合わせられ、ボディが補強され、足回りには専用チューンのサスペンションに加えてフロント大径ブレーキ(14インチ対応)、専用16インチAW/タイヤを採用する。さらにエクステリアでも差別化が計られており、フロントエアロバンパー、サイドステップ、リアスポイラー、専用グリルでスポーティさを主張している。同時にリアのナンバープレート位置がバックドア上からバンパー上に変更された。
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前期型「13C-V 」リヤ
(2007年5月-2011年6月) -
前期型「SPORT」リヤ
(2007年5月-2011年6月) -
後期型「13-SKYACTIV」リヤ
(2011年6月-) -
室内
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マツダ2 3ドア(豪州仕様車)
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マツダ2(豪州仕様車)
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マツダ2 セダン(アジア市場専売)
年表
- 2007年
- 2月20日 - 日本名でデミオになる新型Mazda2を2007年3月に開催されるジュネーブモーターショーに出展すると発表[43]。
- 3月6日 - ジュネーブモーターショーで世界初公開[43]。
- 5月21日 - 宇品第一工場で製造を開始[44]。
- 6月4日 - 販売前のキャンペーンNEW TARGET. NEW DEMIOを開始。マツダサイト内の「NEW TARGET. NEW DEMIO」では、尾川智子らが出演する動画を配信していた[45]。
- 7月5日 - 3代目モデルの販売を開始。当初は「13F」、「13C」、「13C-V」、「13S」、「15C」、「SPORT」の6グレード(「13F」は受注生産のビジネスモデルで、ボディカラーは「アーティックホワイト」と「サンライトシルバーメタリック」の2色のみの設定。)。このうち、「13C」、「15C」、「SPORT」にはMT車も設定されており、「13C」のAT車と「13S」は先代に引き続き、e-4WD車が設定されている[46]。
- 8月7日 - 発売後1か月での月間計画台数(5000台)の3倍上回る1万5,000台を受注したと発表[47]。
- 11月14日 - 2007年度RJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞(初代に続く2度目の受賞)。同月19日(現地時間)には、2007年度欧州カー・オブ・ザ・イヤーで、日本車中最高の2位を獲得する[48]。
- 11月20日 - 広州モーターショーでMazda2の4ドアセダンモデルを発表。のちに中国やタイのマツダとフォードの合弁会社で生産された[49]。
- 12月19日 - 欧州の衝突安全評価であるユーロNCAPにおいて、成人乗員保護性能にて最高ランクの5つ星を獲得(マツダ車での5つ星獲得は2005年9月に発表されたプレマシーに続き2回目)[50]。
- 12月20日 - 2007年度RJCカー・オブ・ザ・イヤーの受賞を記念し、「13C-V」並びに「13C(e-4WD車)」をベースに、専用色「ゴールデンレッドマイカ」を含む5色のボディカラーを設定し、専用デザインシート、アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム等を装備した特別仕様車「Chiara(キアラ)」を発売[51]。
- 2008年
- 1月31日 - 3代目モデルの国内生産台数10万台達成。特別仕様車の「Chiara」についても、発売1ヵ月半で578台の受注があった[52]。
- 3月 - 開催されたジュネーブモーターショーにMazda2の3ドアを出展、その後販売を開始した。製造された車両は全て日本国外向けに送られ、日本国内向けには現時点では販売されていない。よって、デミオの3ドアは存在しない[53]。
- 3月20日 - 2007年度ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー (WCOTY) を受賞(日本車としてはレクサスLS460に続く2度目の受賞となる)[54]。
- 7月14日 - 一部改良。ボディカラーの新色として「パッションオレンジマイカ」と特別仕様車「Chiara」で設定されていた「ゴールデンレッドマイカ」を追加。ブラックシートの仕様を変更し、ステアリングスポークにシルバーへゼルを採用(いずれも、「SPORT」を除く)。「13C-V」と「13C」には白色文字盤のタコメーターを追加。また、全車オーディオレス仕様となり、「SPORT」は6スピーカーとなった[55]。
- 11月17日 - 一部改良。センターパネルをセミグロスブラックメタリックに変更し、内装の一部にシルバー塗装を採用。「SPORT」は新たにアレルバスター(パナソニックの商標)搭載フィルターとフルオートエアコンが標準装備された。ボディカラーは「ゴールデンイエローメタリック」と「ゴールデンレッドマイカ」を廃止し、替わって新色の「アルミニウムメタリック」を追加した[56]。
- 2010年
- 4月 - マツダ創立90周年を記念し、「13C」をベースに、電動リモコン式カラードドアミラーを電動格納式から手動格納式に、リアシートを分割可倒式(ヘッドレスト上下可動式)から一体可倒式(リアシート一体式ピロー)に変更して装備を一部簡略化したことで価格を抑えた特別仕様車「13C SMART EDITION」を発売。
- 7月29日 - マツダ創立90周年を記念し、低燃費グレードの「13C-V」をベースに、ディスチャージヘッドランプとフロントフォグランプ、ダークティンテッドガラス(リアドア・リアゲート)を特別装備しながら価格を抑えた特別仕様車「13C-V HID EDITION」を発売。ボディカラーは本グレード専用の赤褐色系「カッパーレッドマイカ」を含む11色を設定した(「カッパーレッドマイカ」の発売は同年9月)[57]。
- 2011年
- 6月9日 - マイナーチェンジ。
- マツダの次世代技術SKYACTIV TECHNOLOGYが初めて市場に投入され、従来の「13S」に替わり、世界一の高圧縮比を誇るP3-VPS型1.3L直噴エンジン「SKYACTIV-G 1.3」とアイドリングストップ機構「i-stop」を搭載したことで30.0km/L(10・15モード燃費)[補足 2]の低燃費を実現した「13-SKYACTIV」を新設。本グレードではエンジンとCVTを協調制御してトルクを発生させる駆動力制御方式を採用。少ないアクセル操作で意図した速度を出せるのでなめらかな走行を可能にしたほか、エンジンアンダーカバーやリアルーフスポイラーなどの空力パーツの採用によりCd値0.29を実現し、高速走行時の操舵安定性や燃費向上に寄与。さらに、ドライバーの運転操作とエコドライブをサポートする世界初の「i-DM(インテリジェント・ドライブ・マスター)」も搭載。アクセル・ブレーキ・ステアリング操作や車速の変化を検知し、メーター内のディスプレイに表示されたランプの色とゲージの点灯で運転操作に対する判定をリアルタイムで表示。運転終了後には運転操作に対するスコアやアドバイス、スコアを基に3段階に設定されたステージを表示することで運転スキルの上達を実感することができる。また、エンジンカバーにブルーメタリック塗装を、ヘッドランプにブルーリングを、「SKYACTIV(スカイアクティブ)」と「i-stop」が併記された専用リアバッジ、専用の14インチアルミホイールの採用や専用ボディカラー「アクアティックブルーマイカ」の設定によりマツダの新しい技術総称「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブ テクノロジー)」の世界観を表現したデザインとなっている。また、DSCやトラクションコントロールシステム、DSC一体の電子制御式ブレーキアシストを標準装備し、安全性能も高められた。
- 既存グレードにおいてもリアトレーリングアームのマウント部のブッシュ特性の変更やダンパーチューニング、ボディ剛性を向上させたことで操舵安定性を向上。また、マツダ車独自の5ポイントグリルの新ファミリーフェイスを採用することでスポーティーさを高め、インテリアカラーもブラックかライトグレー(「13C」の2WD車と「13-SKYACTIV」はメーカーオプション装着時のみ)を選べるようになった。ボディカラーは「アーティックホワイト」、「オーロラブルーマイカ」、「パッションオレンジマイカ」を廃止し、替わって「バーガンディーレッドマイカ」を追加した。メーターに瞬間燃費・平均燃費を表示するトリップコンピューターが追加され、「13C」のAT車、「13C-V」、「15C」のCVT車にはエコランプも追加。「SPORT」はスポーティーブラックの専用内装色を設定し、デザインを変更した専用16インチアルミホイールを装備。さらに、欧州車ではほぼ当たり前となっている後席中央席ELR3点式シートベルト+ヘッドレストも全グレードに標準またはオプション装備した。なお従前に採用されていたフロントエアロバンパーと専用グリルは廃止され、他グレードと共通化されている[58]。
- マイナーチェンジ後の売り上げは顕著に現れ、発売1か月の売上が月間販売計画の6,000台の2倍以上にあたる13,500台の受注があり、7月単月の車名別国内新車登録台数もマツダ車としては7年4か月ぶりに1万台越えとなった(なお、2004年3月の1万台越えの時もデミオであった)[59]。
- 11月21日 - 「13-SKYACTIV」が、エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)を受賞する[60]。
- 11月28日 - 世界累計生産200万台達成を記念し、「13-SKYACTIV」をベースにブラックにレッドパイピングをあしらった専用シートを採用するとともに、本来はメーカーオプション設定となっているダークティンテッドガラス(リアドア・リアゲート)、アドバンストキーレスエントリー(アンサーバック機能付、リアゲート連動)&スタートシステム&アドバンストキー×2、イモビライザーを装備した特別仕様車「13-SKYACTIV Smart Stylish(スマートスタイリッシュ)」を発売。ボディカラーは専用色の「クリアウォーターブルーメタリック」を含む3色を設定した[61]。
- 12月1日 - 「13-SKYACTIV」が、日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤーを受賞[62]。
- 12月5日 - 「13-SKYACTIV」が、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞を受賞[63]。
- 6月9日 - マイナーチェンジ。
- 2012年
- 3月1日 - 「13C-V」をベースに、ダークティンテッドガラス(リアドア・リアゲート)を装備するとともに、フルオートエアコンをマニュアルエアコンに変更することで価格を抑えた特別仕様車「13C-V SMART EDITION」を発売[64]。
- 4月3日 - 一部改良。「13-SKYACTIV」は後席6:4分割可倒式シート、後席中央席3点式シートベルト、運転席シートリフターを新たに標準装備するとともに、アルミホイールからスチールホイールにグレードダウン(アルミホイールをオプション設定に変更)するなど装備内容の見直しを行ったことで車両本体価格を5万円値下げ。「平成27年度燃費基準+20%」達成車となった。「13C」の2WD・5MT車も後席6:4分割可倒式シートと後席中央席3点式シートベルトを新たに標準装備するとともに、ドアミラー・ドアハンドルをボディカラー同色に変更。併せて、グレード体系の整理も行い、従来の「13C-V」を廃止し、替わって、同年3月に発売された特別仕様車「13C-V SMART EDITION」をカタロググレードに昇格。「13C」の2WD・4AT車は法人専門グレード(受注生産車)に移行。ボディカラーも一部入れ替えが行われ、「アイシーブルーメタリック」を廃止する替わりに、一旦廃止していた「アーティックホワイト」を「13C」・「13C-V SMART EDITION」・「13-SKYACTIV」専用カラーとして再設定された[65]。
- 5月30日 - 一部改良。全車スペアタイヤの積載を廃止しパンク修理キットに変更。同年4月にカタロググレード化した「13C-V SMART EDITION」は、リアルーフスポイラーやアンダーカバーを追加した「13C-V SMART EDITION II」に入れ替えた。走行抵抗の低減により燃費を向上し、平成27年度燃費基準を達成。併せて、「13-SKYACTIV」はオプションパッケージの「スポーティーパッケージ」、「コンフォートパッケージ」装着時に選択できるインテリアカラーに「ボーダーブラック」を追加。ボディカラーは「サンライトシルバーメタリック」を廃止する替わりに、「ストーミーブルーマイカ」と2011年11月発売の「13-SKYACTIV Smart Stylish」専用色だった「クリアウォーターブルーメタリック」の2色を追加した[66]。
- 11月 - 仕様変更。「13C」の2WD・4AT車がカタロググレードに復帰したほか、ボディカラーの「メトロポリタングレーマイカ」を「メテオグレーマイカ」に差し替えた。
- 12月13日 - 「13-SKYACTIV」をベースに、マツダ車では初採用となるLEDヘッドランプ(ロービーム/ハイビーム/ポジションランプ)をはじめ、高輝度塗装14インチアルミホイール、本革巻ステアリング、ダークティンテッドガラス(リアドア/リアゲート)、撥水機能(フロントドアガラス/ドアミラー)、LEDドアミラーウィンカーを装備するとともに、パイピングを追加するなどデザインを変更した「ボーダーブラック」の専用シートを設定した特別仕様車「13-SKYACTIV SHOOTING STAR(シューティングスター)」を発売。ボディカラーは特別設定色の「ベロシティレッドマイカ」を含む5色を設定。セットオプションとして、アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム&アドバンストキーx2、イモビライザー、オートライトシステム、レインセンサーワイパー(フロント)をひとまとめにした「コンフォートパッケージ」が設定される。同時にカタロググレードも小変更され、エンジンカバーが水色から黒に変更、専用リアバッジはCX-5や3代目アテンザと同じ「SKYACTIV TECHNOLOGY」エンブレムに変更された[67]。
- 2013年
- 7月11日 - 一部改良[68]。
- ボディカラーは「ブリリアントブラック」、「スピリティッドグリーンメタリック」と入れ替えで「ジールレッドマイカ」、「ジェットブラックマイカ」の2色の新色を追加するとともに、「13C-V SMART EDITION II」にはシートカラーに「13-SKYACTIV」に設定されていた「ボーダーブラック」を追加。「13-SKYACTIV」はメーカーオプションの内容が一部変更となり、「スタイリッシュパッケージ」は「グロッシーダークグレーインテリア」を採用、「スポーティパッケージ」にはフロントフォグランプを追加した。また、LEDヘッドランプ(ロービーム:オートレベリング機構付)を「SPORT」に標準装備、「13-SKYACTIV」にメーカーオプション設定した。
- 併せて、特別仕様車「13-SKYACTIV SHOOTING STAR」を発展し、LEDヘッドランプをブラックベゼルに、アルミホイールをガンメタリック塗装に、ドアミラーとリアルーフスポイラーをジェットブラック塗装にそれぞれ変更するとともに、本革巻ステアリングとスポーティブラックの専用シートにレッドステッチを施し、フロントフォグランプとボディカラー同色インテリアを装備した「13-SKYACTIV SHOOTING STAR SPORT(シューティングスター スポルト)」とスーパーUVカット・フロントガラス、アンダーブラウン&モダングレーの専用シート、メッキインナードアハンドルを装備した「13-SKYACTIV SHOOTING STAR GRACE(シューティングスター グレイス)」を発売。両者ともに「スタイリッシュパッケージ」が標準装備されるが、後者では本パッケージに組まれている「グロッシーダークグレーインテリア」にドアトリムガーニッシュが追加される。ボディカラーは前者は4色、後者は本仕様車専用色の「ブルーリフレックスマイカ」を含む5色がそれぞれ設定される。
- 12月12日 - 一部改良[69]。
- ボディカラーは「クリアウォーターブルーマイカ」、「ストーミーブルーマイカ」と入れ替えで「ディープクリスタルブルーマイカ」と特別仕様車「13-SKYACTIV SHOOTING STAR GRACE」専用色だった「ブルーリフレックスマイカ」を追加。内装色においても「13C-V SMART EDITION II」と「13-SKYACTIV(「スポーティパッケージ」又は「コンフォートパッケージ」を装着した場合のみ)」に設定されていた「ボーダーブラック」に替わり、「ボーダーブラウン」を追加。また、「13C」のAT車(2WD/e-4WD)と「13C-V SMART EDITION II」にはスーパーUVカットガラス(フロントドア)、サンドベージュのシートカラーとドアトリム(布張り)、アルミニウムメタリックの電動格納リモコン式カラードドアミラー、シャンパンシルバーのシフトパネルとドアトリムガーニッシュで構成された「UVカット&ベージュパッケージ」をメーカーセットオプションとして新たに設定した。
- 併せて、「13-SKYACTIV」をベースとした特別仕様車「13-SKYACTIV SHOOTING STAR SPORT DYNAMIC ROOF(シューティングスター スポルト ダイナミックルーフ)」と「13-SKYACTIV SHOOTING STAR MAGENTA(シューティングスター マゼンタ)」を発売。前者は「13-SKYACTIV SHOOTING STAR SPORT」の商品テーマである「スポーティ」をより強調したモデルで、「13-SKYACTIV SHOOTING STAR SPORT」の特別装備内容に加え、ピンストライプ入りのルーフフィルムを採用するとともに、本来はメーカーオプション設定の「コンフォートパッケージ」が追加で標準装備される。後者は「13-SKYACTIV SHOOTING STAR GRACE」の商品テーマである「エレガンス」を踏襲しつつ、専用シートやステアリング本革巻きのステッチにマゼンタカラーを配してより上質に進化したほか、カラードドアミラーをシルバー(高輝度塗装)に変更し、本革(シート側面・背もたれの背面、ヘッドレストは合成皮革)とフラットウーブンを組み合わせたハーフレザーシートを追加した。なお、同年7月に発売された「13-SKYACTIV SHOOTING STAR SPORT」は継続販売される。
- 7月11日 - 一部改良[68]。
- 2014年
- 9月11日 - 販売終了。マツダ公式ホームページでの掲載も終了。
デミオEV
| マツダ・デミオEV DBA-DE3FS改[70] | |
|---|---|
|
フロント | |
| 概要 | |
| 製造国 | 日本 |
| 販売期間 | 2012年10月 - |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5人[70] |
| ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
| 駆動方式 | FF[70] |
| プラットフォーム | マツダ・DEプラットフォーム |
| パワートレイン | |
| エンジン | 永久磁石型三相交流同期モーター[70](巻線切り替え式モーター[71]) 75kW、150N・m[70] |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,490mm[70] |
| 全長 | 3,900mm[70] |
| 全幅 | 1,695mm[70] |
| 全高 | 1,490mm[70] |
| 車両重量 | 1,180kg[70] |
2012年7月6日、デミオをベースにした電気自動車「デミオEV」のリース販売を、同年10月から開始することを発表した。計100台を自治体や法人向けに販売予定で、価格を357万7000円としている[72][73]。
電池を床下に『広く薄く』配置することで、ベース車と比較して地上高を15mm上げたのみで、ベース車同等の車内空間を確保。重量配分もベース車の『前65・後35』が『前60・後40』と改善されている[74]。電池搭載のため車体も強化されたことで剛性があがり、走行特性が良くなっている[70]。フル充電で200km走行可能。社内計測値で『交流電力量消費率』も1kmあたり100ワットと、世界最高性能になっている[75]。オプションで、非常電源として使える『100ボルト給電システム』を用意している[76]。
モーターは、安川電機のレアアースを使用せず酸化鉄を利用したモーターを採用[77]。工夫して、中間に短絡させる回路を追加し、高回転形と低回転形両方の特性を持たせたモーターにしている[78]。
10月4日より販売開始。1号車は広島県に納入された[79]。
2013年12月には走行距離の延長を目的に、ロータリエンジンを使用したレンジエクステンダーシステムを搭載した試作車を、報道各社向けに公開[80]。0.33Lのシングルローターのシステムを搭載し、従来車の航続距離200kmと比較して、さらに180km伸ばしている[80]。
-
リア
4代目 DJ系(2014年 - )
| マツダ・デミオ(4代目) DJ3FS/DJ3AS/DJ5FS/DJ5AS型 | |
|---|---|
|
XD Touring L Package(フロント) | |
|
XD Touring L Package(リア) | |
| 概要 | |
| 別名 | Mazda2(日本国外) |
| 製造国 |
日本 タイ メキシコ |
| 販売期間 | 2014年9月 - |
| 設計統括 | 土井歩 |
| デザイン | 柳澤亮 |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5人 |
| ボディタイプ |
5ドアハッチバック |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| パワートレイン | |
| エンジン |
P3-VPS型 1.3L 直4 DOHC 直噴 ミラーサイクル S5-DPTS型 1.5L 直4 DOHC 直噴ディーゼルターボ S5-DPTR型 1.5L 直4 DOHC 直噴ディーゼルターボ |
| 変速機 | 5速MT / 6速MT / 6速AT |
| 前 |
前:マクファーソンストラット 後:トーションビーム |
| 後 |
前:マクファーソンストラット 後:トーションビーム |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,570mm |
| 全長 | 4,060mm |
| 全幅 | 1,695mm |
| 全高 |
1,500mm(2WD) 1,525mm(4WD) |
| 車両重量 | 1,010 - 1,220kg |
2014年7月17日、防府工場での生産を開始し、概要が発表された[81]。生産は日本の他、メキシコ、タイで行われ[82]、年間販売台数は世界20万台、国内6万台を目標としている[83]。
- エクステリア
- 外観はデザインテーマ「魂動 -Soul of Motion」をコンパクトカーに合わせて再構築し、エネルギーの凝縮と解放による爆発的な前進感のある骨格を実現し、大径タイヤを極限まで四隅に配置。3代目後期型から一部グレードで導入されていたLEDヘッドランプは野生動物の鋭い目に見立てたデザインの4灯式となり、シグネチャーウィングは端正ながら生き生きとした表情と生命感あふれる立体的な造形となる。ボディカラーは新色の「ダイナミックブルーマイカ」や「スモーキーローズマイカ」、デザインテーマのシンボルカラーである「ソウルレッドプレミアムメタリック(オプションカラー、「13C」は未設定)」を含む10色を設定するが、「13C」・「13S」・「XD」は通常のボディカラーに加え、受注生産の「アークティックホワイト」が設定されている。
- また、3代目までリア左側に装備されていた「MAZDA」ロゴエンブレムがなくなり、車名エンブレムは「Demio」から「DEMIO」に変更したうえで、リア右側からリア左側に移動した。
- インテリア
- フロントタイヤを3代目よりも80mm前方に配置することでドライバーが自然に足を伸ばした位置にペダルがあるレイアウトを実現し、アクセルペダルにオルガンペダルを採用。また、最適なドライビングポジションをとれるように、シートスライド量を260mm確保するとともに、ステアリングは上下45mm・前後50mmのチルト&テレスコピック調節機能を備えた。併せて、フロントピラーを3代目よりも80mm後退することでワイドな前方視界を確保した。
- コックピットは安全性を最優先し、前席空間を運転に直接関係する「走るために必要な情報」を司るゾーンとそれ以外の「コミュニケーション情報」を司るゾーンに大別して表示系や操作デバイスを配置した「Heads-up Cockpit(ヘッズ-アップ・コックピット)」コンセプトを採用し、3代目アクセラで採用したカー・コネクティビティ・システム「MAZDA CONNECT(マツダコネクト)」も採用した。マツダコネクトを採用するため、2DINサイズのナビゲーションは装着不可となるが、4代目デミオでは一部グレードにディーラーオプションのJVCケンウッド製ナビゲーション(マツダスマートナビゲーション)を装着するためのオーディオレス仕様車が設定される[84]。
- 内装はサテンクローム、光沢カラーパネル、カーボン調シボ、レザー、ステッチが採用されたほか、インテリアカラーはインパネ・コンソール・ドアアームレストなど、複数の色と素材を組み合わせた4種類を設定した。
- メカニズム
- エンジンはガソリンエンジンに加え、日本仕様車では初となるディーゼルエンジンも設定される。3代目は日本仕様車だけでも3種類が用意されていたガソリンエンジンは3代目・後期型の「13-SKYACTIV」に搭載されていたP3-VPS型直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」のみに集約。フルモデルチェンジに合わせてトルクアップや最高回転数を高める改良を行った。ディーゼルエンジンは1.5L直噴ターボ仕様の「SKYACTIV-D 1.5」を採用。AT車は2.5Lガソリンエンジン車に匹敵する最大トルク250N・m(MT車の最大トルクは220N・m)の高トルクを発揮し、MT車は、ハイブリッド車を除く登録車では最高レベルとなるJC08モード燃費30.0km/Lの優れた低燃費を実現した。なお、通常はS5-DPTS型を用いるが、ディーゼル・AT車の一部グレードにオプション設定されている減速エネルギー回生システム「i-ELOOP(アイ・イーループ)」を搭載した場合、S5-DPTR型となる。日本国外仕様車では1.5Lの直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」も設定される。
- トランスミッションは刷新され、AT車は「SKYACTIV-DRIVE」を採用して6速に多段化。MT車は「SKYACTIV-MT」を採用し、ガソリン車(「13C」を除く)は5速MT、ディーゼル車は6速MTとなる。3代目で設定されていたCVTは本代では未設定となった。4WD車はCX-5に採用しているアクティブトルクコントロールカップリング方式の4WDシステムを採用し、優れた走破性・車両安定性を実現するとともに、3代目のe-4WDに比べて20%軽量化されたことで燃費も向上された。さらに、軽量高性能シャシー「SKYACTIV-CHASSIS」とコンパクトカーに合わせて改良された軽量高剛性ボディ「SKYACTIV-BODY」も導入された。
- 先進の安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」も導入され、スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)を一部グレードを除く全車に標準装備し、ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)とバックで後退する際に接近してくる車両を検知してドライバーに知らせるリア・クロス・トラフィックアラート(RCTA)をディーゼル車にセットオプション設定した。
-
13S L Package
フロント -
13S L Package
リア -
跳(HAZUMI)
年表
- 2014年
- 2月21日、ジュネーブモーターショーにてコンセプトカー「跳(HAZUMI)」を世界初公開[85]。
- 6月10日、新開発したディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を新型デミオに搭載する事を発表[86]。
- 7月17日、4代目モデルの生産を防府第1工場で開始し、併せて、デザインを世界初公開した[81]。
- 9月11日、ガソリン車を9月26日、ディーゼル車を10月23日、4WD車を12月に発売すると発表し、予約販売を開始[87]。同時にスペック等を公開した。グレード体系はガソリン車は「13C」・「13S」・「13S L Package」、ディーゼル車は「XD」・「XD Touring」・「XD Touring L Package」と各3グレードずつ設定される。
- 9月17日、タイでの生産を開始[82]。
- 10月13日、「2014-15 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞[88]。
- 10月23日、メキシコでの生産を開始[89]。
- 11月4日、2014年度グッドデザイン金賞受賞[90]。
- 11月21日、同月28日から開催される「タイ国際モーターエキスポ2014」にて、Mazda 2のセダンモデルを世界初公開することを発表。なお、タイでの販売は、既に生産を開始しているハッチバックモデルと共に、2015年初頭が予定されている[91]。
トヨタへのOEM
2012年11月9日、2015年夏よりデミオをベースにしたトヨタ自動車北米向け小型車を年間5万台程度、OEM供給することに合意した。マツダがメキシコに建設している新工場で生産する予定にしている[92]。
車名の由来
スペイン語で「私の(もの)」を意味する「de Mio」(英語では「of mine」に相当)から取られた造語である。「自分流の工夫をして楽しむ車」という気持ちをこめて命名された[93]。
脚注
補足
出典
- ^ a b マツダ・デミオ/フォード・フェスティバミニワゴンが生産累計10万台に到達 - マツダ 1997年7月3日
- ^ a b デミオの特別限定車「GL-Xスペシャル」を発売 - マツダ 1997年9月18日
- ^ a b DEMIOスーパーポイント - マツダ(ウェブアーカイブ)
- ^ 小さく見えて、大きく乗れる“デミオ”に「ピュアレ」「エアロアクティブ」2つの仲間が加わった! - Car@nifty 2001年6月26日
- ^ 経営危機を脱した救世主 マツダ デミオ【懐かしのコンセプトカー】 - カーセンサー 2010年3月8日
- ^ a b What's New ! - マツダ(ウェブアーカイブ)
- ^ マツダ・デミオ/フォード・フェスティバ・ミニワゴン '96-'97RJCニューカー・オブ・ザ・イヤー受賞 - マツダ 1996年11月29日(ウェブアーカイブ)
- ^ マツダ・デミオ '96-'97日本カー・オブ・ザ・イヤー 選考委員特別賞受賞 - マツダ 1996年12月3日(ウェブアーカイブ)
- ^ マツダ(株)、燃料電池電気自動車「デミオFCEV」を開発 - マツダ 1997年12月3日
- ^ デミオの特別限定車「LX-Gリミテッド」を発売 - マツダ 1997年12月17日
- ^ 自由型ワゴン「デミオ」、3月の販売台数が新記録 - マツダ 1998年4月1日
- ^ デミオ/フェスティバミニワゴンの生産累計が20万台を突破 - マツダ 1998年5月18日
- ^ 「デミオ」を一部商品改良 - マツダ 1998年9月8日
- ^ デミオ、特別限定車2機種を発売 - マツダ 1998年12月21日
- ^ デミオ、人気の限定車2機種を発売 - マツダ 1999年4月27日
- ^ デミオの生産35万台を記念し、顧客ニーズに応えた限定車2機種を発売 - マツダ 1999年8月5日
- ^ 「デミオ」をビッグチェンジし質感を向上、安全装備も充実 - マツダ 1999年12月21日
- ^ 天然ガスで走る自由型ワゴン「デミオ」を発売 - マツダ 2000年6月9日
- ^ デミオを一部商品改良し、スポーティな新機種「アレッタ」を追加 - マツダ 2000年9月12日
- ^ デミオの限定車1500「GLスペシャル」発売 - マツダ 2000年9月22日
- ^ カーナビ標準装備の限定車「@NAVI」シリーズ4車種を発売 - マツダ 2000年9月27日
- ^ デミオ限定車 「LXスペシャル」を発売 - マツダ 2000年12月20日
- ^ デミオ、若い顧客のニーズに応える2機種を追加 - マツダ 2001年6月25日
- ^ デミオに新機種「スペシャル・シリーズ」を設定 - マツダ 2001年11月6日
- ^ コンパクトカーの新しいスタンダード、新型「マツダデミオ」を発売 - マツダ 2002年8月7日
- ^ 新型「マツダデミオ」、発売1ヵ月で15,000台を受注 - マツダ 2002年9月18日
- ^ 新型「マツダデミオ」の新CFキャラクターに伊東美咲さんを起用 - マツダ 2002年11月6日
- ^ マツダ(株)、欧州で「Mazda2(デミオ)」の生産を開始 - マツダ 2003年1月20
- ^ マツダ デミオ「超-低排出ガス」達成でさらに環境にやさしく、商品力を向上 - マツダ 2003年3月27日
- ^ 「マツダデミオ」、インターネットでオプションの自由なカスタマイズが可能に - マツダ 2003年4月3日
- ^ 伊東美咲さん提案のマツダデミオ限定車「スターダストピンク」を発売 - マツダ 2003年7月7日
- ^ 「マツダデミオ」に使いやすい電動4WD車を追加 - マツダ 2003年11月27日
- ^ 「マツダデミオ」排出ガス低減、燃費改善で新グリーン税制に対応 - マツダ 2004年4月23日
- ^ 特別仕様車「マツダデミオスターダストピンク」を発売 - マツダ 2004年8月31日
- ^ 「マツダデミオ」の特別仕様車「SPORT-S(スポルト・エス)」を発売 - マツダ 2004年10月22日
- ^ 「マツダデミオ」をマイナーチェンジして発売 - マツダ 2005年4月13日
- ^ マツダデミオの特別仕様車「Casual-Stylish “M”」を発売 - マツダ 2005年12月19日
- ^ 『マツダデミオ』、国内累計生産台数100万台を達成 - マツダ 2006年10月4日
- ^ 「マツダデミオ」および「マツダアクセラスポーツ」の特別仕様車を発売 - マツダ 2006年11月21日
- ^ マツダ2 carview
- ^ マツダ、技術開発の長期ビジョン「サステイナブル”Zoom-Zoom”宣言」を策定 - マツダ 2007年3月22日
- ^ マツダ、自然吸気MZR1.3L「ミラーサイクル」エンジンを新開発 - マツダ 2007年5月31日
- ^ a b マツダ、ジュネーブモーターショーに新型『Mazda2』を出品 - マツダ 2007年2月20日
- ^ マツダ、新型「マツダデミオ」の生産を宇品第1工場で開始 - マツダ 2007年5月21日
- ^ 新型「マツダデミオ」のキャンペーン「NEW TARGET. NEW DEMIO」を開始 - マツダ 2007年6月4日
- ^ 「マツダデミオ」をフルモデルチェンジ - マツダ 2007年7月5日
- ^ 新型「マツダデミオ」、出足好調 - マツダ 2007年8月7日
- ^ 「マツダデミオ」が「2008年次RJCカーオブザイヤー」を受賞 - マツダ 2007年11月14日
- ^ マツダ、広州国際モーターショーで新型『Mazda2』 セダンを世界初公開 - マツダ 2007年11月19日
- ^ 『Mazda2(日本名:マツダデミオ)』が欧州の衝突安全性能評価で最高ランクを獲得 - マツダ 2007年12月19日
- ^ 「マツダデミオ」の特別仕様車「Chiara(キアラ)」を発売 - マツダ 2007年12月20日
- ^ 新型「マツダデミオ」、国内累計生産台数10万台を達成 - マツダ 2008年2月14日
- ^ マツダ、ジュネーブモーターショーに新型「Mazda2」 3ドアハッチバックを出品 - マツダ 2008年1月24日
- ^ 「Mazda2(日本名:マツダデミオ)」が「2008世界カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞 - マツダ 2008年3月20日
- ^ 「マツダ デミオ」を一部改良して発売 - マツダ 2008年7月14日
- ^ 「マツダ デミオ」を一部改良して発売 - マツダ 2008年11月17日
- ^ 90周年特別仕様車「マツダ デミオ 13C-V HID EDITION」を発売 - マツダ 2010年7月29日
- ^ 新型「マツダ デミオ」を発売 - マツダ 2011年6月30日
- ^ 新型「マツダ デミオ」の販売好調 - マツダ 2011年8月4日
- ^ 新型「マツダ デミオ 13-SKYACTIV」が、「エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)」を受賞 - マツダ 2011年11月21日
- ^ 特別仕様車「マツダ デミオ13-SKYACTIV Smart Stylish」を発売 - マツダ 2011年11月28日
- ^ 「マツダ デミオ 13-SKYACTIV」が「2011~2012日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー」を受賞 - マツダ 2011年12月1日
- ^ 「マツダ デミオ 13-SKYACTIV」が「2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー 実行委員会特別賞」を受賞 - マツダ 2011年12月5日
- ^ 特別仕様車「マツダ デミオ 13C-V SMART EDITION」を発売 - マツダ 2012年3月1日
- ^ 「マツダ デミオ」「マツダ プレマシー」を一部改良、新エコカー減税に適合 - マツダ 2012年4月3日
- ^ 「マツダ デミオ」を一部改良、燃費性能を向上 - マツダ 2012年5月30日
- ^ 特別仕様車「マツダ デミオ 13-SKYACTIV SHOOTING STAR」を発売 - マツダ 2012年12月13日
- ^ 「マツダ デミオ」「マツダ ベリーサ」を一部改良 - マツダ 2013年7月11日
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- ^ a b c d e f g h i j k マツダ デミオEV(電気自動車) 試乗レポート/渡辺陽一郎 (3/3) - オートックワン 2012年10月23日
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- ^ マツダ、「デミオEV」のリース販売を10月から開始 102PS/15.3kgmのモーターを搭載し、航続距離200km。357万7000円 - CarWatch 2012年7月6日
- ^ 電気自動車でもZoom-Zoom マツダ「デミオ」EV」開発の藤中氏(1/4) - 産経ニュース 2012年11月3日
- ^ 電気自動車でもZoom-Zoom マツダ「デミオ」EV」開発の藤中氏(2/4) - 産経ニュース 2012年11月3日
- ^ 電気自動車でもZoom-Zoom マツダ「デミオ」EV」開発の藤中氏(3/4) - 産経ニュース 2012年11月3日
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- ^ “マツダ、新開発 小排気量クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を新型「マツダ デミオ」に搭載” (Press release). マツダ 2014年6月10日.
- ^ 新型「マツダ デミオ」の予約販売を開始 −マツダのDNAを凝縮した“クラス概念を打ち破る新世代コンパクト”− - マツダ プレスリリース 2014年9月11日
- ^ “新型「マツダ デミオ」が「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞” (Press release). マツダ株式会社 2014年10月13日.
- ^ “Mazda Begins Manufacturing the All-new Mazda2 in Mexico” (Press release). Mazda Oct 23, 2014.
- ^ “新型「マツダ デミオ」が2014年度「グッドデザイン金賞」を受賞” (Press release). マツダ 2014年11月4日.
- ^ “マツダ、タイ国際モーターエキスポで新型「Mazda2」セダンを世界初公開” (Press release). マツダ 2014年11月21日.
- ^ トヨタとマツダ、メキシコでの生産について合意 - トヨタ自動車・マツダ 2012年11月9日
- ^ “デミオのネーミングの由来は?”. 2014年6月19日閲覧。
関連項目
- マツダ
- マツダ・Dプラットフォーム
- マツダ・ベリーサ(2代目とプラットフォームを共有)
- フォード・フィエスタ
- フォード・フェスティバミニワゴン(初代の兄弟車)
- SKYACTIV TECHNOLOGY
- マツダ・SKYACTIV-G
- マツダ・SKYACTIV-D
- i-stop
- i-ELOOP