今池国際劇場
今池国際劇場(いまいけこくさいげきじょう)は、愛知県名古屋市千種区今池にあった映画館。東宝の封切館だった。
今池国際劇場 Imaike Kokusai Gekijo | |
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情報 | |
正式名称 | 今池国際劇場 |
旧名称 | 国際劇場 |
開館 | 1946年8月 |
閉館 | 2006年8月20日 |
客席数 | 212席(閉館時) |
用途 | 映画上映 |
運営 | 株式会社エフワン(閉館時) |
所在地 | 愛知県名古屋市千種区今池5-11-18 |
アクセス | 名古屋市営地下鉄東山線・桜通線今池駅8番出口からすぐ |
沿革
- 1946年 – 開館
- 2006年 – 閉館
データ
- 所在地:愛知県名古屋市千種区今池5-11-18
- アクセス : 名古屋市営地下鉄東山線・桜通線今池駅8番出口からすぐ
- 座席数:466席(1953)→690席(1955)→650席(1960)→700席(1964)→288席(1970)→285席(1975-1983)→247席(1985-2003)→212席(2004-2006)[2]
- 支配人 : 栗本藤七(1953-1964)、本間俊一(1970)、成田政義(1975-1979)、浅野秀逸(1981)、安江信正(1985)、半田力(1990)、村岡邦彦(1993-1995)、古川幹教(1999-2000)、原智章(2003-2004)、赤尾豊(2005-2006)[2]
歴史
1946年8月、ヘラルドグループ創業者の古川為三郎によって、国際劇場として開館した。1953年の『全国映画館総覧』による座席数は466席、洋画・邦画の新作を上映していたが、1955年の『全国映画館総覧』では690席・東映系の映画館であり、1960年の『全国映画館録1960』では650席・東宝系の映画館である。1960年代後半には座席数が300席弱まで減らされ、1980年頃には一時的に洋画ロードショウ館となった。愛知県名古屋市に生まれ育った作家・野沢尚(1960年 - 2004年)は、1971年7月17日に封切られた岡本喜八監督の戦争映画『激動の昭和史 沖縄決戦』を父と一緒に見たという[3]。
1984年頃には木造一階建の建物を鉄筋コンクリート造二階建に建て替え、その1階に今池国際劇場が、2階には新規開館したミニシアターの今池国際シネマが入った。1990年代前半には経営会社が今池土地建物株式会社から株式会社エフワン(代表:古川雅康[4])に移り、再び東宝系の映画館となった。同年代に上映した主なヒット作に『耳をすませば』『Shall We ダンス?』『もののけ姫』『ラヂオの時間』などがある[5]。
2006年2月27日には、運営会社のエフワンが民事再生法の適用を受けた[4]。同年8月20日付の新聞にて、今池国際劇場と今池国際シネマが営業停止となったことが報じられた。エフワンは今池で大規模娯楽施設を複数経営しており、同時にパチンコホール2店舗なども営業停止となった。劇場跡地には、2008年12月26日にパチンコホール『キング観光サウザンド今池店』がグランドオープン[1]し、現在に至る。