KCモーターグループ
KCモーターグループ株式会社は、自動車関連会社である。
概要
2007年にポール・イップを代表とするKCMGは、中国・香港をベースとしアジア太平洋地域で新しいレーシングプロジェクトを展開、支援するために設立された。 チーム名のKCMGとは、クゥン・チン・モーター・グループの略称。これはチーム代表のポール・イップの香港名がイップ・クゥン・チンであるため。最初は全日本F3選手権とアジアンF3へと参戦を開始。そこから徐々に規模を拡大し、今では日本のトップフォーミュラであるスーパーフォーミュラや、FIA 世界耐久選手権のLMP2クラスなどをメインにアジアを拠点に世界でも活躍の幅を広げている。
レース活動
全日本F3
当初はKCMGの前身にあたるPTRSとして2008年に参戦していたが、2009年にはKCMGと名称を変更し、ACHIEVEMENTをメインスポンサーに据えF3 Nクラスに2台体制で参戦。翌年には3台体制に拡大する。2013年には一時シリーズから撤退するものの、2014年にはNクラスに1台体制で復帰を果たす。
フォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラ
F3に参戦を開始した翌年の2010年には、国内トップフォーミュラのフォーミュラ・ニッポンへ平中克幸を擁しステップアップを果たす。以後1台体制での参戦を続け、アレキサンドレ・インペラトーリ、折目遼を起用。スーパーフォーミュラへと名称変更後もリチャード・ブラッドレー、中山雄一と1年ごとにドライバーを変えながら参戦。
WEC
2012年にはアジアを飛び出し、FIA 世界耐久選手権開幕戦のシルバーストーンラウンドでLMP2クラスへ参戦。さらにル・マン24時間レースにも挑戦し、中国のチームとしては初めての参戦となり注目を集めた。[1] 2013年にはフル参戦を開始し、ドライバーはKCMGと関わりのあるマシュー・ホーソン、リチャード・ブラッドレーに加えて開幕戦では松田次生を起用。このレースでは2位に入り、チーム初の表彰台を獲得。第4戦のアメリカラウンドでは再び松田次生が合流し、見事クラス初優勝を飾る。その後第7戦、8戦でも勝利を重ねるなどの活躍を見せるも、ポイント係数が2倍のル・マン24時間レースでのリタイヤが響きランキング3位に終わる。
外部リンク
- KC Motorgroup Ltd.(公式サイト)
- KC Motorgroup (KCMG) (@KCMotorgroup) - X