イベリス
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
イベリスは、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2019年のアーリントンカップ(GIII)。
イベリス | ||||||
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欧字表記 | Iberis | |||||
品種 | サラブレッド | |||||
性別 | 牝 | |||||
毛色 | 鹿毛 | |||||
生誕 | 2016年3月21日(9歳) | |||||
死没 | (現役競走馬) | |||||
父 | ロードカナロア | |||||
母 | セレブラール | |||||
母の父 | ボストンハーバー | |||||
生国 |
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生産者 | 土居牧場 | |||||
馬主 | 前田幸治 | |||||
調教師 | 角田晃一(栗東) | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 8戦3勝 | |||||
獲得賞金 |
7940万1000円 (2019年9月23日現在) | |||||
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馬名の意味は「花の名前。花言葉「初恋の思い出」」[1]である。
経歴
2歳(2018年)
9月9日の阪神競馬場の新馬戦(芝1400m)鞍上に武豊を迎えてデビュー。稍重の馬場ながら、上がり最速の34.2秒の末脚を披露するも、3着となった[2][3]。9月29日に同じ条件の未勝利戦に出走するも、4着に終わった。[4]。10月21日の新潟競馬場、200m短縮し、芝1200mの未勝利戦に秋山真一郎に乗り替わって出走、後続に1馬身1/4離し、初勝利[5]。
続いて阪神のさざんか賞(500万下)に浜中俊に乗り替わり出走、道中を先頭で進めて、3馬身差で2勝目[6][7][8]、以降浜中が継続して騎乗することになる。
3歳(2019年)
3月10日に初の重賞挑戦となった桜花賞トライアルと設定されているフィリーズレビュー(GII、阪神1400m)に出走、ノーワンとプールヴィルが同着優勝するなか、0.1秒遅れて4着。続く4月13日はNHKマイルカップのトライアル競走と設定されているアーリントンカップ(GIII、阪神1600m)に挑戦、初めてのマイルという距離が災いしたのか、単勝オッズ35.9倍で12番人気の低評価での出走になったが[9]、先頭でレースを進めてそのまま逃げ、上り33秒台で迫るカテドラルらをクビ差で退け、重賞初制覇。鞍上の浜中は1年9か月振りの重賞制覇[10]。このレースは2014年のミッキーアイル以来2勝目、また「良いペースで行けて、よく粘ってくれました。具合は良いと陣営から聞いていました。前走は控えて良くなかったので、ハナに行きました。気合いも良く、道中も良い形で進めて、よく踏ん張ってくれました」[11]とコメントした。
トライアル競走を勝利し、優先出走権を得て臨んだ本番のNHKマイルカップ(GI)では、単勝オッズ77.9倍の11番人気という低評価で出走、優勝したアドマイヤマーズから遅れること1.4秒の差をつけられ16着惨敗。
以後、6月中に次走をセントウルステークスと定め[12][13]、長期休養に入った。
9月8日、セントウルステークス(GII、阪神1200m)に出走[14]、古馬との初対決となった。3歳牝馬の負担重量の52kg で出走し、3番人気での出走となった。道中4番手で進め、2019年の高松宮記念勝ち馬ミスタードーナツを筆頭とするスプリント重賞勝ち馬やGI勝ち馬に先着するパフォーマンスを発揮したが、タワーオブロンドンに届かず3着となった。浜中は、「ミスターメロディの内からこじ開けるようなレースができて、こういう競馬が形になってくるでしょう。古馬相手でも通用していましたし、これから先が期待できます」[15]とコメントした。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.comの情報[16]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭
数 |
枠
番 |
馬
番 |
オッズ
(人気) |
着順 | タイム
(上がり3F) |
着差 | 騎手 | 斤量
[kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重
[kg] |
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2018. 9. 9 | 阪神 | 2歳新馬 | 芝1400m(稍) | 10 | 2 | 2 | 2.7 (2人) | 3着 | 1:23.8(34.2) | 0.2 | 武豊 | 54 | ブラックダンサー | 446 | |
9.29 | 阪神 | 2歳未勝利 | 芝1400m(重) | 14 | 7 | 11 | 3.1 (1人) | 4着 | 1:24.2(36.7) | 1.0 | 武豊 | 54 | ドナウデルタ | 452 | |
10.21 | 新潟 | 2歳未勝利 | 芝1200m(良) | 18 | 6 | 12 | 4.1 (2人) | 1着 | 1:10.5(35.7) | -0.2 | 秋山真一郎 | 54 | (ミリオンゲーム) | 454 | |
12.15 | 阪神 | さざんか賞 | 芝1200m(良) | 13 | 2 | 12 | 5.2 (2人) | 1着 | 1:09.0(34.6) | -0.5 | 浜中俊 | 54 | (エイティーンガール) | 454 | |
2019. 6.10 | 阪神 | フィリーズR | GII | 芝1400m(稍) | 18 | 5 | 10 | 18.6 (9人) | 4着 | 1:22.1(35.2) | 0.1 | 浜中俊 | 54 | ノーワン、プールヴィル | 454 |
4.13 | 阪神 | アーリントンC | GIII | 芝1600m(良) | 18 | 5 | 9 | 35.9 (12人) | 1着 | 1:34.2(34.4) | 0.0 | 浜中俊 | 54 | (カテドラル) | 452 |
5. 5 | 東京 | NHKマイルC | GI | 芝1600m(良) | 18 | 2 | 4 | 77.9 (11人) | 16着 | 1:33.8(36.0) | 1.4 | 浜中俊 | 55 | アドマイヤマーズ | 450 |
9. 8 | 阪神 | セントウルS | GII | 芝1200m(良) | 13 | 4 | 4 | 5.2 (3人) | 3着 | 1:07.3(34.0) | 0.6 | 浜中俊 | 52 | タワーオブロンドン | 464 |
競走成績は2019年9月22日現在
血統表
注釈
出典
- ^ “JRA競走馬検索より”. www.jra.go.jp. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “【阪神新馬戦】ブラックダンサー初陣快勝 Mデムーロ「馬なりで伸びた」”. www.sponichi.co.jp. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “【2歳新馬】阪神6R ブラックダンサーが好位差しV”. サンスポZBAT!競馬 (2018年9月9日). 2019年9月22日閲覧。
- ^ “【阪神2歳未勝利】ジェンティルドンナのめいドナウデルタが2戦目で初勝利”. スポーツ報知 (2018年9月29日). 2019年9月22日閲覧。
- ^ “2歳未勝利|2018年10月21日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “さざんか賞|2018年12月15日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “【さざんか賞】イベリスが鮮やか逃げ切り勝ち”. サンスポZBAT!競馬 (2018年12月15日). 2019年9月22日閲覧。
- ^ “【さざんか賞】イベリス 良血発揮で完勝/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “アーリントンカップ|2019年04月13日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2019年9月22日閲覧。
- ^ kbn_ykw (2019年4月13日). “【アーリントンC】浜中「前走は控えてあまりいい競馬が…」イベリスが逃げ切る”. 競馬ニュースなら「競馬のおはなし」. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “【アーリントンCレース後コメント】イベリス浜中俊騎手ら | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “【3歳次走】イベリスはセントウルS”. www.sponichi.co.jp. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “【セントウルS】イベリス馬体成長 角田師「本番は賞金的に…」いざG1へ全力投球 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “産経賞セントウルS|2019年09月08日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “【セントウルSレース後コメント】タワーオブロンドン C.ルメール騎手ら | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “イベリス | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2019年9月22日閲覧。