利用者:Elk0615/sandbox
この記事の出典は、Wikipedia:信頼できる情報源に合致していないおそれがあります。 |
ケビン・ゲイジ(Kevin Gage, 1959年生まれ)はアメリカ合衆国の俳優。映画「ヒート」(1995)のウェイングロー役が有名。
略歴
ウィスコンシン州に生まれ、子供時代は祖父母が経営する酪農場で働きながら学校に通っていた。バスケットボール、野球、フットボール、アイスホッケーなど、スポーツが得意な活発な少年だった。
高校を卒業すると海を見るためにヒッチハイクでフロリダに向かいそこで生活を始めたが、数か月後には職を探しにロサンゼルスに移り住んだ。
https://eng.agromassidayu.com/izbrannaya-filmografiya-kevina-gejdzha-news-563265
18歳で警備会社や配送業などの仕事を転々としながらバーテンダーの養成学校に通いその仕事に就いた。給料は良く生活は安定していたという。3年ほどが過ぎ、ステーキ店で仕事をしているところをスカウトされて演劇の指導を受けるようになった。
https://www.moviefone.com/celebrity/kevin-gage/1892307/main/
舞台劇をいくつか経験したあと、1986年にマイケル・ランドン主演のテレビドラマ ”Highway to Heaven” でデビュー。続けて「スペースキャンプ」(1986)、「ランボー者」(1987)、「L.A.ロー/七人の弁護士」など映画やテレビドラマに出演した。「スペースキャンプ」でケリー・プレストンと出会い結婚するが2年後に離婚した。
1995年には「ヒート」で "ウェイングロー "を演じ彼の代表作となった。https://villains.fandom.com/wiki/Waingro
この役には競争相手が多く、マイケル・マン監督とは2か月間、延べ12回のオーディションを行なった末に決定した。『ロバート・デ・ニーロのような才能ある俳優と仕事をすることを13年間夢見ていた』と喜びを語っている。
ウェイングローの登場シーンはわずか6分程度しかないが見る者に強烈な印象を与え、おかげで以後たくさんのオファーが舞い込んだ。「G.I.ジェーン」(1997)ではデミ・ムーアやヴィゴ・モーテンセン、「コン・エアー」(1997)ではニコラス・ケイジやスティーブ・ブシェミ、「ブロウ」(2001)ではジョニー・デップなど有名俳優との共演を果たした。
2006年にシャノン・ペリス・ナイトと結婚したが2014年に死別。
2020年現在、息子と一緒に南カリフォルニアに暮らし俳優業を続けている。
| ケヴィン・ゲージ Kevin Gage | |
|---|---|
| 本名 |
ケヴィン・フランクリン・ガッジ Kevin Franklin Gadge |
| 生年月日 | 1959年5月26日(66歳) |
| 出生地 |
|
| 身長 | 180cm |
| 職業 | 俳優、プロデューサー |
| 活動期間 | 1967年-現在 |
| 配偶者 |
ケリー・プレストン(1985-1987) シャノン・ペリス=ナイト(2006-2014死別) |
| 主な作品 | |
|
ヒート コン・エアー G.I.ジェーン | |
人物
趣味はスカイダイビング、スキューバダイビング、スノーボード、釣り、ギターなど。小型飛行機の免許を所有する。
1991年に自動車事故を起こし3ヶ月間入院、約1年間の車椅子生活を送った。
2002年、友人2人と医療大麻を栽培する免許を取得した。
しかしその翌年、大麻栽培の容疑で逮捕された。カリフォルニア州では合法でありサンフランシスコ管理委員会も奨励しているのだが、報告している苗の本数と栽培中の本数が大きく食い違っていたことから連邦政府に起訴されたのだった。
交通事故の後遺症による慢性的な痛み、癌を患う妹、多様性硬化症で苦しむ兄など、それらの苦痛やストレスを軽減する目的だったとされている。2人の友人も同様に事故の後遺症などを患っていた。
判決は41ヶ月の実刑だったが、模範囚だったこともあり29ヶ月で釈放された。https://eng.agromassidayu.com/izbrannaya-filmografiya-kevina-gejdzha-news-563265
刑務所では看守や囚人たち皆が「ウェイングロー」と呼んでいた。
https://www.thelist.com/225902/kevin-gage-what-you-didnt-know-about-kelly-prestons-ex-husband/
しかし2008年、映画"Laid to Rest " の撮影のためメリーランド州アナポリスに滞在中、参加していたパーティーが大音量の音楽を流していたため警察に捜索され、そこで大麻を吸った容疑で再び逮捕された。
https://en-academic.com/dic.nsf/enwiki/1165566
1985年、「スペースキャンプ」で共演したケリー・プレストンと結婚。2年後に離婚した。
2006年にシャノン・ペリス・ナイトと結婚し、翌年息子のライダー・ジェイが生まれた。https://www.kevingage.com/biography/kevin-gage-perris-ryder-may-2007/
しかし結婚して3年後、シャノンは悪性の脳腫瘍を発症し2014年に42歳で亡くなった。https://www.dicytrends.com/shannon-perris-knight-kevin-gages-wife/
フィルモグラフィ
| 製作年 | 題名 | 役名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1984 | Billy Crystal: A Comic's Line | ドキュメンタリー | |
| 1986 | Highway to Heaven | 少年#1 | テレビシリーズの1エピソード |
| スペースキャンプ | カウンセラー#2 | ||
| 1987 | ランボー者 Steele Justice |
軍曹 | |
| バイオレンス・ウルフ Werewolf |
テレビシリーズの2エピソード | ||
| 1987-1988 | 追撃スノーチェイサー High Mountain Rangers |
テレビシリーズの2エピソード | |
| 1988 | L.A.ロー/七人の弁護士 L.A.Law |
カルビン・ショールズ | テレビシリーズの1エピソード |
| 1989 | メイフィールドの怪人たち The 'Burbs |
警官 | |
| 1994 | Last Resort | Killer | ビデオ映画 |
| 1995 | レネゲード Renegade |
リッチー・パスコ | テレビシリーズの1エピソード |
| ヒート Heat |
ウェイングロー | ||
| 1996 | 刑事ナッシュ・ブリッジス Nash Bridges |
ナイトトレイン | テレビシリーズの1エピソード |
| 1997 | コン・エアー Con Air |
ビリー・ジョー バーで絡んでくる男 |
|
| G.I.ジェーン G.I. Jane |
インストラクター | ||
| ザ・クリーナー Double Tap |
バーク捜査官 | ||
| 1998 | Gunshy | Ward | |
| デッド・オア・アライブ/監獄の街 Point Blank |
ジョー・レイ | ||
| Strangeland | Mike Gage | ||
| 1999 | L.A.大捜査線 マーシャル・ロー Martial Law |
ドワイト・メリル | テレビシリーズの1エピソード |
| Junked | Clow | ||
| V.I.P. V.I.P. |
フランク・ニューソン | テレビシリーズの1エピソード | |
| 2000 | Ricky 6 | Pat Pagan | |
| 2001 | ブロウ Blow |
レオン・ミンゲラ | |
| 沈黙のテロリスト Ticker |
プーチ | ||
| Going to California | テレビシリーズの1エピソード | ||
| ノックアラウンド・ガイズ Knockaround Guys |
ブルッカー | ||
| 2002 | MAY -メイ- May |
パパ・キャナディ | |
| American Girl | Deputy Richard | ||
| ファイヤーフライ 宇宙大戦争 Firefly |
スティッチ・ヘシアン | テレビシリーズの1エピソード | |
| 2003 | ヤング・スーパーマン Smallville |
パイン | テレビシリーズの1エピソード |
| 2004 | Lightning Bug | Earl Knight | |
| パパラッチ Paparazzi |
ケヴィン・ロズナー | ||
| 2005 | Chaos | Chaos | |
| 2006 | CSI:マイアミ CSI: Miami |
チャールズ・ペルソン | テレビシリーズの1エピソード |
| Love's Abiding Joy | John Abel | ||
| 2007 | Sugar Creek | Sherrif Worton | |
| The Nine | Finn Stanton | テレビシリーズの1エピソード | |
| Big Stan | Bullard | ||
| 2008 | アミューズメント Amusement |
トライトン | |
| Exact Bus Fare | McManus | 短編映画の主演 | |
| 2009 | Kill Theory | The Killer | |
| Born That Way | Jake Green | ||
| Laid to Rest | Tucker | ||
| THE LINE 殺しの銃弾 La linea |
ワイヤー | ||
| 2010 | ナイトレイジ The Killing Jar |
ハンク | |
| Happiness Runs | 催眠術師 | ||
| Chasing 3000 | Short Order Cook | ||
| 2013 | Banshee | ペイルライダー/ウィックス | テレビシリーズの2エピソード |
| American Girls | Judge Joe Gordon | ||
| コール オブ デューティ ゴースト Call of Duty: Ghosts |
ガブリエル・ローク | ビデオゲーム | |
| 2014 | The Gambler | The Gambler | 短編映画 |
| Fear Clinic | Gage | ||
| 7ミニッツ 7 Minutes |
タッキー | ||
| サンズ・オブ・アナーキー Sons of Anarchy |
ヘンチ | テレビシリーズの1エピソード | |
| 2015 | ジュラシック・シティ Jurassic City |
ドイル | |
| Amnesia | テレビシリーズの1エピソード | ||
| 2016 | My Father Die | Tank | |
| デンジャラスチェイサー Misfortune |
マリック | ||
| SCORPION/スコーピオン Scorpion |
マドックス | テレビシリーズの1エピソード | |
| 2021 | Hustle Down | ||
| Day Labor | Travis Bernard | ||
| 2022 | Cosmic Radio | Hank | |
| Uppercut | Judge D'Amato | ||
| Lights Out | Poe |
見出しタイトル
シーズン1 エピソードリスト
| 話数 | サブタイトル | 原題 | 米国初回放映日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 血闘サブマシンガン!巨大組織を叩きつぶせ! | Brother's Keeper | 1984年9月16日 |
| 2 | 暗闇の魂 | Hart of Darkness | 1984年9月28日 |
| 3 | クールな配達屋 | Cool Runnin | 1984年10月5日 |
| 4 | 宿敵カルデロン PartⅠ | Calderone's Return (Part I) | 1984年10月19日 |
| 5 | 宿敵カルデロン PartⅡ | Calderone's Return (Part II) | 1984年10月26日 |
| 6 | 切り札 | One-Eyed Jack | 1984年11月2日 |
| 7 | 地対空ミサイル強奪!武器密輸ルートを追え | No Exit | 1984年11月9日 |
| 8 | ボートレースに隠された麻薬密輸ルート | The Great McCarthy | 1984年11月16日 |
| 9 | フロリダ大湿原人質救出作戦 | Glades | 1984年11月30日 |
| 10 | 潜入!売春組織 女刑事ジーナの危機 | Give A Little, Take A Little | 1984年12月7日 |
| 11 | 麻薬汚染を暴け!虚飾の上流階級 | Little Prince | 1984年12月14日 |
| 12 | 明日なき暴走!チンピラ運び屋を追い詰めろ | Milk Run | 1985年1月4日 |
| 13 | ドラゴン・マフィア上陸!地獄の三角地帯から来た闇将軍 | Golden Triangle, part 1 | 1985年1月11日 |
| 14 | 宿命の闘い!地獄の三角地帯から来た闇将軍 | Golden Triangle, part 2 | 1985年1月18日 |
| 15 | 運び屋のブルース | Smuggler's Blues | 1985年2月1日 |
| 16 | 美少女売春!危ない復讐ゲーム | Rites of Passage | 1985年2月8日 |
| 17 | 恐怖の24時間!大乱射マシンガンパニック | The Maze | 1985年2月22日 |
| 18 | 爆発コンビ大奮戦!おもしろ刑事危機一髪 | Made For Each Other | 1985年3月8日 |
| 19 | 暴行!強奪!人妻をおそう恐怖の侵入者 | m | 1985年3月15日 |
| 20 | 無差別殺人!戦慄のショットガン | Nobody Lives Forever | 1985年3月29日 |
| 21 | 高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影 | Evan | 1985年5月3日 |
| 22 | 血の抗争!マフィア非情の暗殺指令 | Lombard | 1985年5月10日 |
シーズン1 各エピソードガイド
第1話「決闘サブマシンガン!巨大組織を叩き潰せ!」
| マイアミ警察特捜班(通称”マイアミ・バイス”)のクロケット刑事(</nowiki>ドン・ジョンソン)と相棒の リヴェラ刑事(ジミー・スミッツ)はコロンビア人と呼ばれる麻薬組織のボスのおとり捜査いたが、車に仕掛けられた爆弾でエディが即死する。クロケットは情報漏洩を疑い始めた。爆弾に関与した疑いのあるレオン(ミケルティ・ウィリアムソン)を脅して、プレンティスというコロンビア人の仲介人に接触するが、正体はニューヨーク警察のラファエル・タブス刑事だった。 彼はカルデロンという麻薬組織のボスを追ってマイアミに来たという。そのカルデロンとコロンビア | |||
| このカラムは100ポイントの幅 | このカラムは200ポイントの幅 | このカラムは300ポイントの幅 | このカラムは300ポイントの幅|- |
| シーズン1 第1話 (パイロット) | |||
| サブタイトル | 決闘サブマシンガン!巨大組織を叩き潰せ! | ||
| 原題 | Brother's Keeper | ||
| 初回放映 | 1984年9月16日 | ||
| あらすじ |
マイアミ警察特捜班(通称”マイアミ・バイス”)のクロケット刑事(ドン・ジョンソン)と相棒の | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| ビル・スミトロヴィッチ | スコット・ウィーラー | DEA | |
| ベリンダ・モンゴメリー | キャロライン・クロケット | クロケットの妻 | |
| ジミー・スミッツ | エディ・リヴェラ | クロケットの相棒 | |
| ミゲル・ピニェロ | エステバン・カルデロン | 麻薬組織のボス | |
| マーティン・フェレロ | トリニ・デ・ソト | カルデロンの部下 | |
| ミケルティ・ウィリアムソン | レオン・ジェファーソン | 爆弾犯 | |
| アーネスト・ロビンソン | ラファエル・タブス | タブスの兄、刑事 | |
| 監督 | トーマス・カーター | ||
| 脚本 | アンソニー・ヤーコヴィック | ||
| 次エピソード | 暗闇の魂 | ||
概要・製作裏話
- ラファエル・タブスを演じるアーネスト・ロビンソンは1960年代から活躍するスタントマン。「猿の惑星」「ダーティハリー」「ブラック・ライダー」「大地震」など大作や話題作に数多く出演し、本シリーズでは主にフィリップ・マイケル・トーマスのスタントを担当した。シーズン3「赤ちゃん密輸!悪徳弁護士の非情な商売」の撮影中、火薬の点火タイミングのミスにより大怪我を負い降板した。
- 彼は1967年に黒人スタントマン協会を創設し会長になった。ショービジネス界における人種差別と闘い続けたことで知られ、シドニー・ポワチエやルイス・ゴセット・ジュニアらと並んで映画界を支えた黒人として名を残している[1]。
- トリニ・デ・ソト役のマーティン・フェレロは、シーズン1から情報屋イズィー・モレノの役で準レギュラーとして出演することなった。
- 繁華街でクロケットがレオンが出てくるのを待つシーンで本物のフェラーリ365GTS/4を使用している。
- レオンが住むアパートは1930年に建てられた豪邸だが、撮影時は空き家で壁や床に穴が空いているような状態だった。1980年代後半に大規模なリノベーションが施され、1992年にジャンニ・ヴェルサーチが別荘として購入した。ヴェルサーチはここで射殺された。
第2話「暗闇の魂」
| シーズン1 第2話 | |||
| サブタイトル | 暗闇の魂 | ||
| 原題 | Hart of Darkness | ||
| 初回放映 | 1984年9月28日 | ||
| あらすじ | クロケットとタブスはポルノ業界の元締めサム・コーヴィックスの捜査を始めたが 側近のアーティーという男が仕切っており容易に接近できない。アーティーの犯罪歴 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| エド・オニール | アーサー・ローソン/アーティー・ロリンズ | FBI捜査官 | |
| スージー・エイミス | ペニー・マッグロー | 女優 | |
| 監督 | ジョン・リウェリン・モクシー | ||
| 脚本 | A・J・エディソン(ダニエル・パインの別名) | ||
| 脚本統括 | ジョエル・サーノウ | ||
| 前エピソード | 決闘サブマシンガン!巨大組織を叩き潰せ! | ||
| 次エピソード | クールな配達屋 | ||
概要・製作裏話
- 2000年にジェームズ・キャメロン監督と結婚したスージー・エイミスのデビュー作である。このとき22歳。
- 終盤で盗聴器の電波が混線して流れる音楽はヤン・ハマーが番組のために作ったもの。シーズン2・第話「」、シーズン3・第話「」でも使用されている。
第3話「クールな配達屋」
| シーズン1 第3話 | |||
| サブタイトル | クールな配達屋 | ||
| 原題 | Cool Runnin | ||
| 初回放映 | 1984年10月5日 | ||
| あらすじ |
早朝、クロケットとタブスが麻薬取引を張り込んでいると、突然、売人がサブマシンガン | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| チャーリー・バーネット | ヌーギー・ラモント | 情報屋 | |
| ラリー・ライリー | ボビー・プライス | 若手の刑事 | |
| ライオネル・ピナ | ジェイク・エステバン | 若手の刑事 | |
| 監督 | リー・H・カッツィン | ||
| 脚本 | ジョエル・サーノウ | ||
| 前エピソード | 暗闇の魂 | ||
| 次エピソード | 宿敵カルデロン PART I | ||
あらすじ
クロケットとタブスはスワイテクが聞き付けた麻薬取引を張り込んでいた。小さな取引と聞いていたが売人はサブマシンガンを発砲し金を奪って逃走した。
翌朝スワイテクとジートが窃盗や強盗のおとり捜査のために始めた古物商を訪れた。スワイテクによると売人の電話を盗聴して情報を入手したという。そこに一人目の客、ヌーギー(チャーリー・バーネット)が来店し、盗品の自慢話をしてその場で逮捕された。署に連行されたヌーギーは早朝の事件を知っており、しかもまだ公表されていない売人の名を口にした。
昼食時、クロケットはキャロラインに呼び出され、息子ビリーを連れて実家のアトランタに戻りたいと打ち明けられた。苛立つクロケットのところに後輩のボビーとジェイクがサブマシンガンで撃たれたと緊急連絡が入る。
概要・製作裏話
- 情報屋ヌーギー・ラモント(チャーリー・バーネット)が初登場するエピソード。薬物常用の疑いがあり出演回数はわずか6エピソードに留まった。
- タブスがカリブ海域の言語に精通していることがわかるエピソード。第17話「恐怖の24時間!大乱射マシンガンパニック 」での不法移民者の変装や、映画「マイアミ・バイス」(2006)の運び屋の倉庫を襲撃するときクレオール語を使うシーンでも活かされる。第22話「血の抗争!マフィア非情の暗殺指令」では流暢なイタリア語も話す。
- スワイテクとジートの古物商のレイアウトは前エピソードでタブスが指南した通りに改良されている。
第4話「宿敵カルデロン PART I」
| シーズン1 第4話 | |||
| サブタイトル | 宿敵カルデロン PART I | ||
| VHSリリース | マイアミ・バイス3 / カルデロンの復讐 | ||
| 原題 | Calderone's Return (Part I) | ||
| 初回放映 | 1984年10月19日 | ||
| あらすじ | 麻薬ディーラーのキャステノヴァが警察が監視する目の前で惨殺された。 市内のモーテルで逃走車を発見したが、数万ドルの現金と手帳を置いたまま逃げられてしまう。 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| ジム・ズビアナ | ルドヴィチオ・アームストロング | 殺し屋 | |
| ティート・ゴヤ | カルロス・メンデス | 殺し屋の仲介人 | |
| ベリンダ・モンゴメリー | キャロライン・クロケット | クロケットの妻 | |
| ロン・テイラー | ライナス・オリヴァー | 麻薬ディーラー | |
| 監督 | リチャード・A・コーラ | ||
| 脚本 | ジョエル・サーノウ | ||
| 前エピソード | クールな配達屋 | ||
| 次エピソード | 宿敵カルデロンPARTⅡ | ||
概要・製作裏話
第5話「宿敵カルデロン PARTⅡ」
| シーズン1 第5話 | |||
| サブタイトル | 宿敵カルデロンPARTⅡ | ||
| VHSリリース | マイアミ・バイス3 / カルデロンの復讐 | ||
| 原題 | Calderone's Return (Part II) | ||
| 初回放映 | 1984年10月26日 | ||
| あらすじ | (前回の続き)
捕らえられたメンデス(ティート・ゴヤ)は、カルデロンがバハマのセント・アンドリュース島 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| ミゲル・ピニェロ | エステヴァン・カルデロン | 麻薬組織のボス | |
| ティート・ゴヤ | カルロス・メンデス | 仲介人 | |
| ファニー・ナポリ | アンジェリーナ・マデイラ | カルデロンの娘 | |
| 監督 | ポール・マイケル・グレーザー | ||
| 脚本 | ジョエル・サーノウ アルフォンセ・ルジェロJr | ||
| 前エピソード | 宿敵カルデロン PARTⅠ | ||
| 次エピソード | 切り札 | ||
概要・製作裏話
- 監督は「刑事スタスキー&ハッチ」のスタさんで知られるポール・マイケル・グレイザー。
- セント・アンドリュース島はヴァージン諸島のセント・トーマス島で撮影が行われた。
- エンディングでマイアミバイスのテーマ曲が流れないエピソード。他の2つはシーズン2・第11話「だましのテクニック!汚れた大金を狙え!!」、シーズン5最終回「巨大な罠!正義をかけた最後の任務」。
第6話「切り札」
| シーズン1 第6話 | |||
| サブタイトル | 切り札 | ||
| 原題 | One Eyed Jack | ||
| 初回放映 | 1984年11月2日 | ||
| あらすじ | マフィアの大ボス、ロンバード(デニス・ファリーナ)の傘下にある賭博屋を監視して いると、クロケットの女友達のバーバラ・キャロウが現れた。 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| デニス・ファリーナ | アルバート・ロンバード | マフィアのボス | |
| ジョー・ダレッサンドロ | ヴィンセント・デ・マルコ | ロンバードの手下 | |
| ダン・ヘダヤ | ベン・シュローダー | 内務部の捜査官 | |
| ジャネット・コンスタブル | バーバラ・キャロウ | クロケットの友人 | |
| ジミー・レイ・ウィークス | ジェリー・キャロウ | バーバラの夫 | |
| 監督 | リー・H・カッツィン | ||
| 脚本 | アルフォンセ・ルジェロJr | ||
| 前エピソード | 宿敵カルデロンPARTⅡ | ||
| 次エピソード | 地対空ミサイル強奪!武器密輸ルートを追え | ||
概要・製作裏話
- キャステロ主任が初登場するエピソード。バーバラの死体が見つかる沼のシーンがエドワード・ジェームズ・オルモスの最初の撮影現場だった。
- キャステロがデスクの上でいじっているのはアスピリンのボトルで、撮影中に頭痛に悩まされていたオルモスの私物であった。
第7話「地対空ミサイル強奪!武器密輸ルートを追え 」
| シーズン1 第7話 | |||
| サブタイトル | 地対空ミサイル強奪!武器密輸ルートを追え | ||
| 原題 | No Exit | ||
| 初回放映 | 1984年11月9日 | ||
| あらすじ | 武器密売のおとり捜査は大型マシンガンの乱射事件に発展し、武器商人のトニー・アマート (ブルース・ウィリス)の名が浮上する。最近、アマートは軍事基地からスティンガーミサイル | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| ブルース・ウィリス | トニー・アマート | 武器商人 | |
| キャサリン・ボロウィッツ | リタ・アマート | アマートの妻 | |
| トム・マルディロシアン | マッキンタイア | FBI | |
| コーティ・ムンディ | ラモン | アマートの手下 | |
| ビル・シィコスキー | 逮捕される売人 | ||
| ジュリオ・オスカー・メチョソ | レスター・コスコ | 警察の技術班 | |
| 監督 | デヴィッド・ソウル | ||
| 脚本 | チャールズ・R・レインウェイバー | ||
| 前エピソード | 切り札 | ||
| 次エピソード | ボートレースに隠された麻薬密輸ルート | ||
概要・製作裏話
- まだ無名の頃のブルース・ウィリスがゲスト出演。ウィリスがニューヨークに住んでいた頃、一緒にバーテンダーのアルバイトをしていたドン・ジョンソンが番組に招待した。ウィリスは翌年1985年に始まる「こちらブルームーン探偵社」で人気者になり、その3年後「ダイ・ハード」(1988)でスターの仲間入りを果たす。
- 監督は「刑事スタスキー&ハッチ」のハッチのデヴィッド・ソウル。
- アマートの邸宅は建築設計事務所「アークテクトニカ」の作品で、通称”ピンクハウス“と呼ばれる。マイアミバイスでこそ見慣れた色彩だが、設計された1979年頃には賛否が大きく分かれたという。
- アークテクトニカが手掛けた「アトランティス・コンドミニアム」(オープニングの赤い螺旋階段があるビル)もこの番組で有名になり同社は急成長し、マイアミを拠点にヨーロッパや中国、東南アジアでも活躍するに至る。
- リタ役のキャサリン・ボロウィッツは俳優ジョン・タトゥーロと1985年に結婚した。
第8話「ボートレースに隠された麻薬密輸ルート」
| シーズン1 第8話 | |||
| サブタイトル | ボートレースに隠された麻薬密輸ルート | ||
| 原題 | The Great MacKarthy | ||
| 初回放映 | 1984年11月16日 | ||
| あらすじ | 白昼のダウンタウンで銀行強盗が発生、犯人はクロケットの情報屋モレノ(マーティン・フェレロ) だった。モレノは有罪を逃れようと実業家のルイス・マッカーシーが大量の麻薬密輸をしていると 考えたクロケットとタブスはマッカーシーの会計士を通じて愛人のヴァネッサに接触する。 しかし美しく気品あるヴァネッサにタブスは一目惚れしてしまうのだった。 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| マリア・マクダネル | ヴァネッサ | マッカーシーの愛人 | |
| チャールズ・マッコーハン | デイル・ギルフォード | マッカーシーの会計士 | |
| ウィリアム・グレイ・イスパイ | ルイス・マッカーシー | 資産家、運び屋 | |
| 監督 | ジョーグ・スタンフォード・ブラウン | ||
| 脚本 | フィリップ・リード | ||
| 脚本統括 | ジョエル・サーノウ | ||
| 前エピソード | 地対空ミサイル強奪!武器密輸ルートを追え | ||
| 次エピソード | フロリダ大湿原人質救出作戦 | ||
概要・製作裏話
- 情報屋モレノ(マーティン・フェレロ)が初登場するエピソード。
- パワーボートレースと麻薬密輸の関係は実在の犯罪者であるサル・マグルータ[4]が有名である。マグルータはマイアミに豪邸を構えボートレースのチームを持つ富豪だったが、その裏では高速艇を使った麻薬密輸で延べ20億ドルを稼いでいた。後に逮捕され懲役200年の実刑を受けるが2018年頃に司法取引により釈放されたらしい。
- 2006年の映画「マイアミ・バイス」で、高空から撮られた高速艇の映像を見せられたタブスが「マグーダだ」と呟くシーンはそのマグルータがモデルである。
- 映画のディレクターズカット版で見られるパワーボートレース、黒幕の愛人とロマンスに発展し相棒の忠告を受けるプロットなど、本作と酷似する要素がいくつか見られる。
- レースではクロケットのスティンガー390X[5]は3座に改造されており、中央の席にはジートが座っている。
- 犯人逮捕時、その場に居合わせた民間人ソニー・バーネットのまま正体を明かさない数少ないエンディングである。
- クロケットとジーナの親密な関係を描くのは本作が最後になった。
- ヴァネッサを演じるマリア・マクダネルは、シーズン3・第17話「灼熱の死闘・宿敵カルデロンを撃て!!」”The Afternoon Plane”でタブスの恋人のアリシア役で出演している。
- “The Great Mckarthy”という1975年のオーストラリア映画が存在するが関連は不明。
第9話:フロリダ大湿原人質救出作戦
| シーズン1 第9話 | |||
| サブタイトル | フロリダ大湿原人質救出作戦 | ||
| 原題 | Grades | ||
| 初回放映 | 1984年11月30日 | ||
| あらすじ | 南フロリダ湿原の村々を牛耳るエンリケ・ルイスが殺人容疑で捕まった。唯一の目撃者である ブラムレット(キース・ザラバッカ)が証人としてマイアミに呼ばれたが、裁判の直前になって姿 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| キース・ザラバッカ | ジョーイ・ブラムレット | 裁判の証人 | |
| マーガレット・ホイットン | キャシー・ブラムレット | ブラムレットの妻 | |
| ジョン・パンコウ | フロイド・ヒギンズ | エンリケ・ルイスの子分 | |
| ジェイ・パターソン | ビリー・ジョー・ヒギンズ | フロイドの弟 | |
| 監督 | スタン・レイサン | ||
| 脚本 | レックス・ウェイナー アラン・ウェイスベッカー | ||
| 脚本統括 | ジョエル・サーノウ | ||
| 前エピソード | ボートレースに隠された麻薬密輸ルート | ||
| 次エピソード | 潜入!売春組織 女刑事ジーナの危機 | ||
概要・製作裏話
- 冒頭でシルベスター・スタローン主演の刑事映画「ナイトホークス」(1981)のフィルムが流用されている。
- ジーナとトゥルーディが一度も登場しないエピソード。
- クロケットが「ソニー・ベイツ」の偽名を使うのは第3話「クールな配達屋」と本作の2エピソードのみである。
- タブスは「リロイ・リース」の偽名を使うのは本エピソード1回限りである。
第10話:潜入!売春組織 女刑事ジーナの危機
| シーズン1 第10話 | |||
| サブタイトル | 潜入!売春組織 女刑事ジーナの危機 | ||
| 原題 | Give a Little, Take a Little | ||
| 初回放映 | 1984年12月7日 | ||
| あらすじ | クロケットとタブスはとある倉庫から大量のヘロインを押収し、持ち主のアルバラード (マイケル・マドセン)を逮捕した。ところがただの売人と思われていたアルバラードには大物弁護士ケインが | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| バート・ヤング | ルポ・ラミレス | 売春組織のボス | |
| マイケル・マドセン | サリー・アルヴァラード | 売人 | |
| トニー・プラナ | シンコ | ラミレスの子分 | |
| テリー・オクィン | リチャード・ケイン | 弁護士 | |
| レニー・ヴォン・ドーレン | ボブ・リッカート | 倉庫の見張り | |
| 監督 | ボビー・ロス | ||
| 脚本 | チャック・アダムソン | ||
| 前エピソード | フロリダ大湿原人質救出作戦 | ||
| 次エピソード | 麻薬汚染を暴け!虚飾の上流階級 | ||
概要・製作裏話
- マイケル・マドセンがゲスト。
- タブスの1964年型キャデラック・エルドラドが初登場する。
- シンコ役のトニー・プラナは、エドワード・ジェームズ・オルモスの出世作となった「ズートスーツ」(1981)で映画デビューした。
第11話:麻薬汚染を暴け!虚飾の上流階級
| シーズン1 第11話 | |||
| サブタイトル | 麻薬汚染を暴け!虚飾の上流階級 | ||
| 原題 | Little Prince | ||
| 初回放映 | 1984年12月14日 | ||
| あらすじ | バイスはジャンキーの溜まり場を押さえ、ベッドに横たわる育ちの良さそうな青年を発見した。
青年はマーク・ジョーゲンセンJr。全米の長者番付に載るほどの名家ジョーゲンセン家の一人息子だった。 するとその父親 にもマフィアとの関係や闇金融などの疑いが掛けられていた。 父親には美しく有能な メアリーというパートナーがいた。幼いころに母親を亡くしたジュニアも慕っていた。メアリーは ジョーゲンセンの下で500万ドル相当の麻薬売買に関与していた。 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| マリアン・プランケット | メアリー・マクダーモット | ジョーゲンセンのパートナー | |
| ポール・ローブリング | マーク・ジョーゲンセン | 資産家 | |
| ミッチェル・リヒテンシュタイン | マーク・ジョーゲンセンJr | ジョーゲンセンの息子 | |
| ジャンカルロ・エスポジート | ルーサー | 売人 | |
| 監督 | アラン・J・レヴィ | ||
| 脚本 | ウェンディ・コゼン ジョエル・サーノウ | ||
| 前エピソード | 潜入!売春組織 女刑事ジーナの危機 | ||
| 次エピソード | 明日なき暴走!チンピラ運び屋を追い詰めろ | ||
概要・製作裏話
- ジョーゲンセンの屋敷はスターアイランドの東南にあった1942年に建設された邸宅を使用した。「スカーフェイス」(1983年)でも使用されている。2012年に760万ドルで売却され、その後所有者により建て替えられた。
- スターアイランドは1922年に造られた人口島で、屋敷の西側隣りはロージー・オドネル、一軒挟んだ北側はグロリア・エステファンが所有する。
- スターアイランドには他にもマドンナ、シルヴェスター・スタローン、ウィル・スミス、レニー・クラヴィッツなど、著名人が住まいや別荘として利用してきた[6]。ドン・ジョンソンもシリーズ撮影中にこの島に住んでいたことがある。
- リムジンの運転手を演じるマリオ・エルネスト・サンチェスはシーズン5までに計5エピソードに出演し、映画「マイアミ・バイス」(2006)ではホセ・イエロの用心棒を演じている。
- 貸倉庫の前でごみを捨てていく白いバンは、第7話「地対空ミサイル強奪!武器密輸ルートを追え」でスワイテクとジートが空港で使用したのと同じ車両。
第12話:明日なき暴走!チンピラ運び屋を追い詰めろ
| シーズン1 第12話 | |||
| サブタイトル | 明日なき暴走!チンピラ運び屋を追い詰めろ | ||
| 原題 | Milk Run | ||
| 初回放映 | 1985年1月4日 | ||
| あらすじ | マイアミ空港を見張っていたクロケットとタブスは、コロンビア行きの航空券を購入した2人組の若者を捕らえたが、隙をついて逃げてられてしまった。エディとルイスというニューヨーク出身の19歳の少年だった。
翌晩、クロケットたちが監視するコカイン工場と疑わしき空き家がコカイン精製に使われるエーテルが原因で爆発炎上した。焼け跡には数名の遺体とチャンゴ(シャンゴ)と呼ばれるサンテリア宗教の神を形どった素焼きの人形が見つかった。その頃、一攫千金を夢見るエディたちはコロンビア行きを決行し、チャンゴの像を受け取っていた。 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| エヴァン・ハンドラー | ルイス・マルティネス | 少年 | |
| アル・シャノン | エディ・リヴァース | 少年 | |
| ジョン・カペロス | アンディ・スローン | 公選弁護人 | |
| レインボウ・ハーヴェスト | アンジェラ | サンテリアの信者 | |
| エリック・ボゴシアン | ズィーク | アンジェラの恋人 | |
| 監督 | ジョン・ニコレラ | ||
| 脚本 | アリソン・ホック | ||
| 前エピソード | 麻薬汚染を暴け!虚飾の上流階級 | ||
| 次エピソード | ドラゴン・マフィア上陸!地獄の三角地帯から来た闇将軍 | ||
概要・製作裏話
- サンテリア宗教は、シーズン2・第2話「謎の教団・血の復讐!警官連続殺人事件」にも登場する。
- 「おれは菜食主義者だ」というタブスのセリフは、フィリップ・マイケル・トーマス自身の言葉である。実際に彼はベジタリアンで酒もタバコも口にしない。
- 後半の取引現場の撮影で使われたセネターホテルは1939年に建てられたアールデコ建築である。番組放送から3年後の1988年に老朽化で解体された[7]。
第13話「ドラゴン・マフィア上陸!地獄の三角地帯から来た闇将軍」
| シーズン1 第12話 | |||
| サブタイトル | ドラゴン・マフィア上陸!地獄の三角地帯から来た闇将軍 | ||
| 原題 | Golden Triangle (Part I) | ||
| 初回放映 | 1985年1月11日 | ||
| あらすじ | クロケットとタブスは高級ホテルの警備係に扮してコールガールをゆする汚職刑事を張り込んていた。
ある宿泊客が貸金庫を見たいと言うのでクロケットが案内すると客は金庫破りをしないかと誘ってきた。 彼はアルバート・ザルボ(ジョン・シュナイダー)、その後東洋人の相棒と共に金庫破りを決行するが、 クレジットカードや貴金属類には手を付けず盗みの目的は謎だった。 翌朝、ダウンタウンのモーテルでザルボたちの惨殺死体が発見された。 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| ロビン・ジョンソン | キャンディ・ジェームズ | コールガール | |
| ジョン・シュナイダー | アルバート・ザルボ | 金庫破り | |
| 監督 | ジョーグ・スタンフォード・ブラウン | ||
| 脚本 | ジョセフ・ガン | ||
| 前エピソード | 明日なき暴走!チンピラ運び屋を追い詰めろ | ||
| 次エピソード | 宿命の闘い!地獄の三角地帯から来た闇将軍 | ||
あらすじ
概要・製作裏話
- イギリスではシーズン1のDVDが販売される際、R18のレイティング(年齢制限)がかけられた。本エピソードの格闘シーンでキャステロが使う"Double ear clap"(手の平で敵の両耳を叩き鼓膜を破る技)を若者たちが真似するのを恐れたためである。
- キャステロが過去にDEAに所属し、タイ、ラオス、カンボジア国境の黄金の三角地帯に赴任していた過去が明かされる。
第14話「宿命の闘い!地獄の三角地帯から来た闇将軍」
| シーズン1 第14話 | |||
| サブタイトル | 宿命の闘い!地獄の三角地帯から来た闇将軍 | ||
| 原題 | Golden Triangle (Part II) | ||
| 初回放映 | 1985年1月18日 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| ケイ・ルーク | ラオ・リー | 将軍 | |
| ジョアン・チェン | メイ・イン | キャステロの妻 | |
| ジョン・サントゥッチ | デイル・メントン | 元CIA局員 | |
| ジェームズ・サイトウ | ハゥウィー・ウォン | 仲介人 | |
| ピーター・クォン | ラオ・リーの孫 | ||
| ジュリオ・オスカー・メチョソ | レスター・コスコ | 警察の盗聴技術者 | |
| 監督 | デヴィッド・アンスポー | ||
| 脚本 | モーリス・ハーレイ マイケル・マン | ||
| 前エピソード | ドラゴン・マフィア上陸!地獄の三角地帯から来た闇将軍 | ||
| 次エピソード | 運び屋のブルース | ||
あらすじ
(前回の続き)
キャステロ主任は全てを悟った。かつてタイで追っていた麻薬王ラオ・リー将軍(ケイ・ルーク)がマイアミに進出してきたのだ。妻メイ・イン(ジョアン・チェン)の写真は「いつでも殺せる」という無言の脅迫状である。
当時CIAでラオリーの監視を担当していたメントン(ジョン・サントゥッチ)の所在を調べると、やはりマイアミでラオ・リー専属の警備コンサルタント会社を経営していた。クロケットたちはメントンを拘束しキャステロのオフィスへ連行した。キャステロは再会して早々、例の事件について何も言うことはないのかと掴みかかった。事件とは、タイ北部の山岳地帯でラオ・リーの麻薬輸送ルートの奇襲作戦を決行したときのこと、敵の待ち伏せ攻撃を受けたのだ。するとメントンは自分が密告したと答えた。当時ラオ・リーはタイの政治家たちの重要なスポンサーで、アメリカとの国交にも影響を与えていた。これこそ愛国心だと悪びれる様子もない。
その待ち伏せ攻撃でキャステロは重傷を負い多数の部下を失った。ラオ・リーは報復のためキャステロの自宅に爆弾を仕掛け、その爆発で妻が死亡したと聞かされ帰国した。5年前のことであった。
メイ・インはマイアミ市内に住んでいた。キャステロは自宅を訪ねたが、既に再婚しており男の子を授かり幸せに暮らしていた。マイアミへは夫が勤める繊維会社から転勤を命じられたとのことだが、その繊維会社もラオ・リーの傘下にあった。
ラオ・リーの一家はマイアミで贅沢三昧な暮らしをしていた。家族には人目を引く行動をするなと厳しく注意するが、2週間前にマイアミに来たばかりの2人の孫(ピーター・クォン)は派手なランボルギーニを乗り回し、タイから極上のヘロイン”チャイナホワイト”を持ち込むなど、祖父の忠告など無視して好き放題遊んでいた。
”チャイナホワイト”の噂はヌーギーにも伝わり、仲介人のウォン(ジェームズ・サイトウ)が買い手を探しているという情報を持ってきた。キャステロは孫たちを捕らえ、ラオ・リーを揺さぶる計画を立てる。
概要・製作裏話
- シリーズの中でも異色のストーリーとして知られる。マイケル・マンが脚本を担当している。
- 前編のホテルで汚職刑事を捕まえるためのくだりはホテルの貸金庫へ導くためのきっかけでしかなく、その貸金庫や謎の書類も巨大な犯罪組織を匂わせるためのマクガフィンに過ぎない。
- 元CIAのメントンを演じるジョン・サントゥッチはシカゴで金庫泥棒を本業としていたが、マイケル・マンの「ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー」(1981)でテクニカルアドバイザーとして起用され映画界に転向した。前編のホテルの貸金庫破りをアドバイスしている。
- 盗聴のプロであるレスター(ジュリオ・オスカー・メチョソ)はシーズン1の8エピソードに出演しているが、本作が最後の出番となった。
第15話「運び屋のブルース」
| シーズン1 第15話 | |||
| サブタイトル | 運び屋のブルース | ||
| 原題 | Smuggler's Blues | ||
| 初回放映 | 1985年2月1日 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| グレン・フライ | ジミー・コール | 運び屋 | |
| リチャード・ジェンキンス | エド・ウォーターズ | DEA捜査官 | |
| ハイメ・サンチェス | グロセロ | 麻薬組織のボス | |
| リチャード・エドソン | ウェイヴィー・デイヴィー | 航空機の整備士 | |
| ロン・ヴォーター | ジョーンズ | 殺人課の刑事 | |
| 監督 | ポール・マイケル・グレイザー | ||
| 脚本 | ミゲル・ピニェロ | ||
| 前エピソード | 宿命の闘い!地獄の三角地帯から来た闇将軍 | ||
| 次エピソード | 美少女売春!危ない復讐ゲーム | ||
あらすじ
深夜、クロケットたちは麻薬の受け渡しを張り込んでいた。現れた運び屋はどういうわけか金を受け取らぬまま自分のボートに戻り、直後にボートは爆発炎上した。
DEA(麻薬取締局)のエド・ウォーターズ(リチャード・ジェンキンス)によると、運び屋を狙った爆破事件は今回が5件目でいずれも警察がマークしていた人物のため情報漏洩があると思われた。
そこで顔が知られていないクロケットとタブスが密輸業者に成り済まし、ジミー・コール(グレン・フライ)というパイロットの操縦でコロンビア・カルタヘナに飛んだ。
概要・製作裏話
- このエピソードは2006年の映画「マイアミ・バイス」のベースになっている。「捜査機関の情報漏洩」から「バイスに協力を要請」、「運び屋に扮して南米の麻薬組織に潜入」「トゥルーディが誘拐されトレーラーハウスで爆薬を仕掛けられる」などの主要なシークエンスを踏襲している他、映像やセリフなど細部に渡り多くの類似点が見られる。
- イーグルスのグレン・フライがゲスト出演している。彼の3枚目のソロアルバムに収録されている”Smuggler's Blues”が全編に流れる。(Smugglerとは運び屋のこと)
- マイケル・マンは車を運転しているとき、ラジオから流れてきたこの曲を聴きながら運び屋のスリリングな物語を思い浮かべ、脚本家のミゲル・ピニェロに脚本執筆を依頼した。
- 監督は第4話「宿敵カルデロンPartⅡ」と同じポール・マイケル・グレイザー。
- 爆発物処理班のサムを演じるネルソン・オラマスは元警察官で「マイアミ5」(1986)の警官役でスクリーンデビューした。「バッドボーイズ」(1995)と「マイアミ・バイス」(2006)ではテクニカルアドバイザーとして参加している。
- 冒頭で爆破されるハウスボートは大女優ベティ・デイヴィスが所有していたものである(ベティ・グレイブル説もある)。老朽化が進み解体を予定していたがマイアミバイスに使用するため500ドルで買い取り商業的に利用した。(メーキング映像の12:00~ではベティ・デイヴィスと言っている)
- DEAと面会する場所は当時廃墟とないっていたフロリディアン・ホテル。1927年に開業し1985年に取り壊された。内部は害虫やカビが酷く、撮影前に害虫駆除業者が燻蒸処理をしたという。
- コロンビア・カルタヘナのシーンは、プエルトリコのサンフアンで撮影が行なわれた。
- タブスのキャデラックがコンバーチブルトップが閉じている姿が見られるのはこのエピソードのみ。シーズン3「」では電動で幌が閉じるシーンがあるが閉じた姿は見られない。
第16話「美少女売春!危ない復讐ゲーム」
| シーズン1 第16話 | |||
| サブタイトル | 美少女売春!危ない復讐ゲーム | ||
| 原題 | Rites of Passage | ||
| 初回放映 | 1985年2月8日 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| パム・グリア | ヴァレリー・ゴードン | NY市警の刑事 | |
| テリー・ファーマン | ダイアン・ゴードン | ヴァレリーの妹 | |
| ジョン・タトゥーロ | デヴィッド・トレイナー | 売春組織のボス | |
| デヴィッド・ソーントン | ライル | トレイナーの手下 | |
| マリオ・エルネスト・サンチェス | ロベルト・マルケス | 外交官 | |
| 監督 | デヴィッド・アンスポー | ||
| 脚本 | ダニエル・パイン | ||
| 前エピソード | 運び屋のブルース | ||
| 次エピソード | 恐怖の24時間!大乱射マシンガンパニック | ||
あらすじ
モデル事務所のライル(デヴィッド・ソーントン)にスカウトされたダイアン・ゴードン。事務所オーナーのトレイナー(ジョン・タトゥーロ)にも認められ、権力者や実業家たちの豪華なパーティーに呼ばれた。
しかしそのパーティーで反抗的な態度をしたコールガールが翌日死体で見つかった。モデル事務所の実態は高級コールガール専門の売春組織だった。
翌朝タブスが出勤するとニューヨークにいた頃の恋人だったヴァレリー・ゴードン(パム・グリア)刑事がいた。半年前に妹のダイアンが家出をして行方を追ううちにマイアミに辿り着いたという。
概要・製作裏話
外交官を演じるマリオ・エルネスト・サンチェスはシーズン5までに計5エピソードに出演した。映画「マイアミ・バイス」(2006)ではホセ・イエロの用心棒の役で出演している。
第17話「恐怖の24時間!大乱射マシンガンパニック」
| シーズン1 第17話 | |||
| サブタイトル | 恐怖の24時間!大乱射マシンガンパニック | ||
| 原題 | The Maze | ||
| 初回放映 | 1985年2月22日 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| ジョー・モートン | ジャック・デイヴィス | 特殊部隊の隊長 | |
| ジェイ・O・サンダース | ティム・デュリエ | バイスの刑事 | |
| ヴィング・レイムス | ジョージ | 不法移民者 | |
| ガーセル・ボヴェイ=ニロン | ガブリエラ | ジョージの妹 | |
| アドルフ・キノーネス | ペピ | ダンサー | |
| 監督 | ティム・ジンネマン | ||
| 脚本 | マイケル・エリック・ステイン | ||
| 前エピソード | 美少女売春!危ない復讐ゲーム | ||
| 次エピソード | 爆発コンビ大奮戦!おもしろ刑事危機一髪 | ||
あらすじ
クロケットとタブスは同僚のデュリエ(ジェイ・O・サンダース)とホーキンスたちとダウンタウンの繁華街を歩いていた。遠くで騒ぎが聞こえたので駆けつけると、彼らはホーキンスを射殺しサブマシンガンを乱射しながら逃走した。
監視カメラから犯人はエスカバー組と呼ばれる不良少年グループと断定され、かつてエスカバー組の仲間で現在は更生中のぺぺから彼らの潜伏場所を聞き出した。それはサン・ドミンゴ地区にある巨大な廃アパートだった。移民者を装ったタブスをアパートに潜入させ、SWATのジャック・デイヴィス隊長(ジョー・モートン)の指揮の下でエスカバー組との交渉が始まった。
概要・製作裏話
- 冒頭の「半年前は無法地帯だったのに、こんなに賑やかになったのは我々マイアミバイスのおかげだ」というセリフは、ドラマの放映により寂れていた街が復興したことを仄めかしている。
- 移民者役のヴィング・レイムスはこのとき26歳だった。
- ”迷路”の撮影場所はノースビーチ 74th.stとオーシャンテラス角にあったブルーウォーターズホテル。シーズン2・第17話「妖艶!美人捜査官の疑惑 超A級テロリストを撃て!!」で再び使用され、1987年に解体された。
| シーズン1 第18話 | |||
| サブタイトル | 爆発コンビ大奮戦!おもしろ刑事危機一髪 | ||
| 原題 | Made For Each Other | ||
| 初回放映 | 1985年3月8日 | ||
| あらすじ | 偽札の囮捜査で大活躍したジート。家に帰ると家が全焼していた。
スワイテクのアパートに泊めてもらうことになったが、その日はスワイテクが最近付き合い始めたダーレーン(エレン・グリーン)と同棲を始める日だった。しかもダーレーンは少し前までジートと付き合っていたのだった。 翌朝、スワイテクとジーは盗品の闇市場を牛耳るコステラーダの捜査を担当することになった。2人はコステラーダ傘下のオーディオ専門店を訪れて盗品の商談を持ち掛けたが、店にいた商売女に正体をばらされあえなく失敗。次にヌーギーとモレノを使って彼らが得意とする話術で盗品のテレビが数百台あると信じ込ませ、その情報はコステラーダに伝わった。 スワイテクのアパートに居候するジートはついに追い出されてしまった。ダーレーンがとんでもなく傲慢な女だと知っているジートはスワイテクが心配でならない。 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
|---|---|---|---|
| エレン・グリーン | ダーレーン | スワイテクの恋人 | |
| マーク・リン・ベイカー | バリー・ゴールド | オーディオ店の店主 | |
| マーティン・フェレロ | イズィー・モレノ | 情報屋 | |
| チャーリー・バーネット | ヌーギー・ラモント | 情報屋 | |
| カーラ・タンバレッリ | アンプル・アニー | ヌーギーの恋人 | |
| ジョニー・ヘルナンデス | ジョン・コステラーダ | 盗品ディーラー | |
| ニコラス・ウーデソン | アーティー・クロス | 偽札作りのプロ | |
| 監督 | ロブ・コーエン | ||
| 脚本 | アラン・ウェイスベッカー ジョエル・サーノウ | ||
| 前エピソード | 恐怖の24時間!大乱射マシンガンパニック | ||
| 次エピソード | 暴行!強奪!人妻をおそう恐怖の侵入者 | ||
第18話「爆発コンビ大奮戦!おもしろ刑事危機一髪」
| シーズン1 第18話 | |||
| サブタイトル | 爆発コンビ大奮戦!おもしろ刑事危機一髪 | ||
| 原題 | Made For Each Other | ||
| 初回放映 | 1985年3月8日 | ||
| あらすじ | 偽札の囮捜査で大活躍したジート。家に帰ると家が全焼していた。
スワイテクのアパートに泊めてもらうことになったが、その日はスワイテクが最近付き合い始めたダーレーン(エレン・グリーン)と同棲を始める日だった。しかもダーレーンは少し前までジートと付き合っていたのだった。 翌朝、スワイテクとジーは盗品の闇市場を牛耳るコステラーダの捜査を担当することになった。2人はコステラーダ傘下のオーディオ専門店を訪れて盗品の商談を持ち掛けたが、店にいた商売女に正体をばらされあえなく失敗。次にヌーギーとモレノを使って彼らが得意とする話術で盗品のテレビが数百台あると信じ込ませ、その情報はコステラーダに伝わった。 スワイテクのアパートに居候するジートはついに追い出されてしまった。ダーレーンがとんでもなく傲慢な女だと知っているジートはスワイテクが心配でならない。 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| エレン・グリーン | ダーレーン | スワイテクの恋人 | |
| マーク・リン・ベイカー | バリー・ゴールド | オーディオ店の店主 | |
| マーティン・フェレロ | イズィー・モレノ | 情報屋 | |
| チャーリー・バーネット | ヌーギー・ラモント | 情報屋 | |
| カーラ・タンバレッリ | アンプル・アニー | ヌーギーの恋人 | |
| ジョニー・ヘルナンデス | ジョン・コステラーダ | 盗品ディーラー | |
| ニコラス・ウーデソン | アーティー・クロス | 偽札作りのプロ | |
| 監督 | ロブ・コーエン | ||
| 脚本 | アラン・ウェイスベッカー ジョエル・サーノウ | ||
| 前エピソード | 恐怖の24時間!大乱射マシンガンパニック | ||
| 次エピソード | 暴行!強奪!人妻をおそう恐怖の侵入者 | ||
あらすじ
ジートの家がガス漏れで全焼した。スワイテクのアパートに泊めてもらうことになったが、その日はスワイテクが最近付き合い始めたダーレーン(エレン・グリーン)と同棲を始める日だった。しかもダーレーンは少し前までジートと付き合っていたのだった。
盗品の闇市場を牛耳るコステラーダの捜査が開始され、スワイテクとジートが担当することになった。2人はコステラーダの傘下にあるオーディオ専門店を訪れて、店主のバリーに商談を持ち掛けたが店にいた商売女に正体をばらされあえなく失敗。そこでヌーギーとモレノを使って再びバリーの店に向かわせた。彼らは得意の話術で盗品のテレビが数百台あると信じ込ませその情報はコステラーダにも伝わった。
スワイテクのアパートに居候するジートはついに追い出されてしまった。ダーレーンがとんでもなく傲慢な女だと知っているジートはスワイテクが心配でならなかった。
概要・製作裏話
- スワイテクとジートが主役のエピソード。ジートとクロケットが2人だけで語り合う珍しいシーンもある。
- コステラーダを演じるジョニー・ヘルナンデスはロックバンド、オインゴ・ボインゴのドラム担当で、リーダーはダニー・エルフマンだった[8]。
- オープニングタイトルの映像の中に、撮影スタッフ用に配布された”Miami vice”のロゴ入りジャケットを着た女性の後ろ姿が挿入され話題になった。テレビ東京でも放送された。NBCに問い合わせが殺到したため放映されたのはこの一度きりで、その後の再放送やDVDソフト、ネットフリックス等では通常のオープニングに差し替えられている。映像はYoutubeで見ることが出来る。
- 撮影が始まって間もなくフィリップ・マイケル・トーマスが足首を捻挫してしまい、タブスは冒頭のほうにしか登場していない。
- 監督のロブ・コーエンは人気エピソード「第21話「高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影」 シーズン2・第話「真夏のセクシーレディ!灼けた肌にひそむ魔性の罠!!」も手掛けている。後の代表作には「ワイルド・スピード」や「トリプルX」などがある。
第19話「暴行!強奪!人妻をおそう恐怖の侵入者」
| シーズン1 第19話 | |||
| サブタイトル | 暴行!強奪!人妻をおそう恐怖の侵入者 | ||
| 原題 | The Home Invadrs | ||
| 初回放映 | 1985年3月15日 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| ジャック・キーホー | ジョン・マローン | 殺人課の刑事 | |
| イーサイ・モラレス | ピート・ロマノ | 強盗、駐車係 | |
| デヴィッド・パトリック・ケリー | ジェリー | 強盗 | |
| ポール・カルデロン | ニッキー | 強盗 | |
| ブレント・ジェニングス | ヒュー・ヘラティ | 殺人課の刑事 | |
| シルヴィア・マイルズ | ミュリエル・ゴールドマン夫人 | 美容院の客 | |
| 監督 | アベル・フェラーラ | ||
| 脚本 | チャック・アダムソン | ||
| 前エピソード | 爆発コンビ大奮戦!おもしろ刑事危機一髪 | ||
| 次エピソード | 無差別殺人!戦慄のショットガン | ||
あらすじ
高級住宅ばかりを狙った連続強盗事件が発生し、バイスは強盗殺人課のマローン警部(ジャック・キーホー)の指揮下で捜査にあたった。マローンはクロケットの恩師でもあるベテラン刑事だが、キャステロ主任は殺人課の報告書は成っていないと批判した。クロケットも今回ばかりは主任と同じ気持ちだった。
深夜、またしても老夫婦が襲われた。抵抗した主人が撃たれ巡回中の警官が射殺された。一連の事件に共通点はないかキャステロ主任は改めて事件の担当者を集め報告書を一つ一つ読み上げさせた。するとヘア・エンポリウムという高級美容室が浮かび上がった。
実業家夫人に扮したジーナがヘアエンポリウムに潜入し店内の様子を観察していると、駐車係の若い男(イーサイ・モラレス)が馴れ馴れしく声を掛けてきた。
概要・製作裏話
- このエピソードの脚本は、元宝石泥棒のフランク・ホヒマーが獄中で書いた犯罪小説”The Home Invaders” をベースに、1960~70年代にシカゴで起きた連続強盗事件をヒントにチャック・アダムソンが脚色を加えたものである。
- タブスが一度も登場しないエピソード。フィリップ・マイケル・トーマスが前エピソードの撮影中に怪我をしたためで、タブスは休暇でニューヨークに里帰りしている設定である。
第20話「無差別殺人!戦慄のショットガン」
| シーズン1 第20話 | |||
| サブタイトル | 無差別殺人!戦慄のショットガン | ||
| 原題 | Nobody Lives Forever | ||
| 初回放映 | 1985年3月29日 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| キム・グライスト | ブレンダ | クロケットの恋人 | |
| マイケル・カーマイン | スネーク | チンピラ | |
| ジャンカルロ・エスポジート | リッキー | 〃 | |
| フランク・ミリタリー | エース | 〃 | |
| マーティン・フェレロ | イズィー・モレノ | 情報屋 | |
| ピーター・フリードマン | モーガン | マフィアのボス | |
| ガスマノ・セサレッティ | ポーリー | ||
| 監督 | ジム・ジョンストン | ||
| 脚本 | エドワード・ディロレンツォ | ||
| 前エピソード | 暴行!強奪!人妻をおそう恐怖の侵入者 | ||
| 次エピソード | 高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影 | ||
あらすじ
クロケットはブレンダ(キム・グライスト)という新しい恋人と付き合い始めた。
マイアミビーチで3人組のチンピラが賭博屋を襲撃した。賭博屋を仕切るモーガンは3人組に懸賞金を出した。
クロケットとタブスは3人組が現れそうな場末の酒場を捜査していたが、クロケットは聞き込みをタブスに任せブレンダに電話をかけた。ついつい長電話になってしまい切ろうとしたとき、3人組がショットガンを乱射しながら店から逃走した。銃声は電話を通してブレンダの耳にも届いた。
クロケットは捜査に集中できないまま毎晩のようにブレンダの家に泊まりに行った。しかし建築家として成功し自由な生き方をするブレンダと、一見優雅そうに見えるがそれは潜入捜査官の偽りの姿であるクロケットとでは明らかに不釣合いで、お互いを知れば知るほど隔りを感じ始めた。
概要・製作裏話
- 事件と並行してクロケットの私生活が赤裸々に描かれる。高級ブランド品で着飾ってフェラーリやパワーボートを乗り回し、夜になればナイトクラブに通い詰めるという浮世離れした暮らしをするクロケットだが、その実態は安月給の警察官。週末の遊びは釣りかキャンプ、職場での交流といえばバーベキューや野球大会。仕事に追われる毎日で長い休暇も取れず海外旅行など無縁・・・などといったしがない刑事の現実が露わにされる。
- クロケットが住処としているSt.ヴァイタス・ダンス号(St.Vitus Dance)が洋上をセーリングする姿が見られる。
- クロケットとジーナの親密な関係が描かれるのは第8話「ボートレースに隠された麻薬密輸ルート」までで、今回のエピソードで終止符を打つ形になっている。
- ポーリー役のガスマノ・セサレッティ[9]はイタリア生まれのプロの写真家として知られる。数々の写真や映像作品に携わり、マイケル・マンのほとんどの映画作品でプロデューサー補助として参加している。
第21話「高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影」
| シーズン1 第21話 | |||
| サブタイトル | 高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影 | ||
| 原題 | Evan | ||
| 初回放映 | 1985年5月3日 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| ウィリアム・ラス | エヴァン・フリード | DEA捜査官 | |
| アル・イスラエル | ガズマン | 武器ディーラー | |
| クリストファー・マーニー | ウィルソン | ATFエージェント | |
| 監督 | ロブ・コーエン | ||
| 脚本 | ポール・ダイアモンド | ||
| 前エピソード | 無差別殺人!戦慄のショットガン | ||
| 次エピソード | 血の抗争!マフィア非情の暗殺指令 | ||
あらすじ
バイスは古い格納庫で行なわれる武器の取引現場を押さえようとしたが銃撃戦になりリムジンが逃走した。調査の結果、軽量コンパクトなイングラムMAC10および装甲貫通弾が使用されたことが判明した。かなり大掛かりな密売組織が絡んでいるようだ。
逃げたのはガズマン(アル・イスラエル)と断定。クロケットはネオナチ組織を通じて武器商人のガズマンを紹介してもらう。ガズマンの邸宅に呼ばれた2人は武器の商談を始めたが、そこに部下のエヴァン(ウィリアム・ラス)という男が割り込んできた。エヴァンは価格を吊り上げクロケットを執拗に挑発する。さっさと武器を売りたいガズマンはエヴァンの悪態を叱責しながらも売買を確約した。だがクロケットはエヴァンが潜入中の捜査官だと知っていた。
翌朝、バイスに武器取締局(ATF)のエージェントが訪れ捜査の中止を要請してきた。エヴァンが現れて以来クロケットの様子がおかしい。タブスは過去に何があったのか調べ始めた。
製作・撮影裏話
- クロケットの内面的な弱さやタブスとの友情が描かれ、人気投票では必ず上位にランキングされるエピソードである。
- 冒頭の銃の試射シーンの撮影は、オパロッカ空港の格納庫で行われた。シーズン5までに数回使用され、映画「バッドボーイズ」(1995)のクライマックスシーンの撮影のあと解体された。
第22話「血の抗争!マフィア非情の暗殺指令」
| シーズン1 第22話 | |||
| サブタイトル | 血の抗争!マフィア非情の暗殺指令 | ||
| 原題 | Lombard | ||
| 初回放映 | 1985年5月10日 | ||
| ゲスト出演 | 出演 | 役名 | 配役 |
| デニス・ファリーナ | アルバート・ロンバード | マフィアのボス | |
| ジョン・サントゥッチ | チャーリー・フスコ | ロンバードの子分 | |
| ネッド・アイゼンバーグ | フレデリコ・リブリージ | リブリージファミリーの後継者 | |
| マイケル・デロレンツォ | サルヴァドーレ・ロンバード | ロンバードの息子 | |
| ジョン・バウマン | オージー | ロンバードの同業者 | |
| ヴィト・ルギニス | 出頭令状送達人 | ||
| 監督 | ジョン・ニコレラ | ||
| 脚本 | ジョエル・サーノウ | ||
| 前エピソード | 高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影 | ||
| 次エピソード | マンハッタン大銃撃戦!摩天楼を駆けぬけるフロリダの熱い風(シーズン2) | ||
あらすじ
アルバート・ロンバード(デニス・ファリーナ)が大陪審の証人として召喚された。南フロリダを仕切るリブリージ家の家長が死亡し、これを機にリブリージ家と傘下にあるロンバード組織の掃討作戦に出たのだ。黙秘すれば法廷侮辱罪で5年間の刑務所行き、リブリージ家に不利な証言をすれば命を狙われる。どう転んでもロンバードに逃げ道はなかった。
悪名高いロンバードだが義理堅い男でもあった。いちばんの子分のチャーリー(ジョン・サントゥッチ)を呼び出し、後継ぎとなったリブリージ・ジュニアに心配するなと伝えるよう頼んだ。
しかし若きリブリージ・ジュニア(ネッド・アイゼンバーグ)はロンバードが証言すると決めつけ暗殺を考えた。チャーリーは考え直すよう説得したが、ロンバードを殺してくれたら幹部にしてやるとそそのかされ丸め込まれてしまう。
刺客に狙われたロンバードは怒り狂いジュニアを抹殺しろとチャーリーに命じた。夜遅く、頼まれた仕事を無事終えたと報告があり、チャーリーの忠実な仕事ぶりを労ったがいつもと様子が違う。そのとき友人が敵側に寝返ったことに気付いた。チャーリーに拳銃を向けられ撃たれると思った寸前、尾行してきたクロケットとタブスがチャーリーを射殺し危うく命を救われた。
警察は大陪審までの数日間、ロンバードを郊外の小さな集合住宅に隠すことにした。彼は警護する刑事たちに手料理を振舞い、夜になるとクロケットとタブスを相手にポーカーをしながら自分の生き様を語った。目下の悩みは一人息子のサルヴァドーレの反抗的な態度だ。大事に育ててきたつもりだったが、父親の職業を知られまいと本音を隠し続けてきた結果、今ではまったく言うことを聞かなくなった。しかしこれも散々悪事を働いてきた代償なのだろうと語った。クロケットは彼の人間的な一面を垣間見た。
製作・撮影裏話
- アルバート・ロンバードが出てくるエピソードは第6話「切り札」。
- デニス・ファリーナとジョン・サントゥッチはマイケル・マンが監督した「ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー」(1981)で既に共演しており、このエピソードの翌年に始まった「クライム・ストーリー」ではレギュラーとして共演することになった。
- トラックが突入するときの運転席からのショットは、第21話「高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影」のリムジンが逃走するシーンのフィルムを流用している。
シーズン2(1985年~1986年)
第1話「マンハッタン大銃撃戦!摩天楼を駆けぬけるフロリダの熱い風」
| シーズン2 第1話 | |||
| サブタイトル | マンハッタン大銃撃戦!摩天楼を駆けぬけるフロリダの熱い風 | ||
| VHSリリース | マイアミ・バイス2 / ニューヨーク・コネクション | ||
| 原題 | Prodigal Son | ||
| 初回放映 | 1985年9月27日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| パム・グリア | ヴァレリー・ゴードン | NY市警の刑事 | |
| スーザン・ヘス | マーガレット | ギャラリーの助手、情報収集屋 | |
| ペン・ジレット | ジミー・ボージャス | 仲介人 | |
| ジェームズ・ルッソ | フランク・サッコ | 麻薬ディーラー | |
| ミゲル・ピニェロ | エステヴァン・レヴィア | 麻薬ディーラー | |
| ルイス・ガスマン | ミゲル・レヴィア | エステヴァンの弟 | |
| ポール・カルデロン | ガブリエル | レヴィアの手下、殺し屋 | |
| ビル・スミトロヴィッチ | バー | DEA捜査官(マイアミ) | |
| アンソニー・ヒールド | レネ | DEA捜査官(NY) | |
| チャールズ・S・ダットン | ピアソン | NY市警の警部 | |
| ピーター・アレン | スタジオのスタッフ | ||
| ゾーイ・タマリス | ミランダ | ボージャスの客 | |
| ジーン・シモンズ | ニュートン・ウィンザー・ブレード | 麻薬ディーラー | |
| ケヴィン・アンダーソン | ”ブルーマン” | ||
| ジュリアン・ベック | J・B・ジョンストン | 銀行家 | |
| 監督 | ポール・マイケル・グレイザー | ||
| 脚本 | ダニエル・パイン | ||
| 前エピソード | 血の抗争!マフィア非情の暗殺指令(シーズン1) | ||
| 次エピソード | 謎の教団・血の復讐!警官連続殺人事件 | ||
あらすじ
コロンビアのレヴィアファミリーの麻薬工場が制圧された。クロケットとタブスはDEAの案内で現地に赴き、次回のフロリダでの受渡し日を聞き出した。
DEAとバイスは受渡し現場を抑えようとしたが一味と銃撃戦になり、ファミリーの弟ミゲル(ルイス・ガスマン)が逃げ失せた。
DEAは作戦成功のパーティーを開いたがミゲルらの襲撃を受けドラモンドは殺されジーナも瀕死の重傷を負った。DEAはレヴィア家の報復と断定、彼らが拠点とするニューヨークにクロケットとタブスを潜り込ませる。
ニューヨークに飛んだ2人は仲介人のボージャスと接触、彼はサッコ(ジェームズ・ルッソ)という大物ディーラーを紹介した。サッコはヴァレリー・ゴードン刑事(パム・グリア)と一緒だった。
その夜一人でバーに出向いたクロケットはマーガレットという女性と知り合い夜を共にする。翌朝目を覚ますとマーガレットの姿はなく、ホルスターから拳銃が抜き取られていた。
NYに来て数日が経つのにサッコは興味を示さずボージャスも仲介料を上乗せしてきた。そこでクロケットはレヴィアの倉庫を破壊するという大胆な計画を立てた。コロンビアの麻薬工場を破壊されフロリダでの受渡しも失敗、さらに在庫を失ったら黙っているはずがない。
レヴィアはよそ者に協力を続けるボージャスとクロケットらに殺し屋を差し向けた。ボージャスはその仕返しにレヴィアの倉庫を教え、クロケットたちはそこを爆破した。レヴィア家の長であるエステヴァン(ミゲル・ピニェロ)は、ついにマイアミから来た2人組との交渉に乗り出した。
日中、サッコを尾行するヴァレリーは街なかで若い女と接触しているところを目撃する。マーガレットだった。
概要・製作裏話
- 当初1時間枠のエピソードとして企画していたが、監督のポール・マイケル・グレイザーの提案によって2時間枠(本編約90分)に拡大した。[10]
- シーズン1・第16話「美少女売春!危ない復讐ゲーム」に出ていたヴァレリー・ゴードン(パム・グリア)が再登場する。
- 麻薬ディーラーのニュートン・ブレード役としてキッスのジーン・シモンズがゲスト出演する。シーズン2は有名ミュージシャンのゲスト出演が定番となった。
- 冒頭のコロンビアのシーンは、ニューヨーク郊外にあるベアマウンテン州立公園で撮影が行われた。
第2話「謎の教団・血の復讐!警官連続殺人事件」
| シーズン2 第話 | |||
| サブタイトル | 謎の教団・血の復讐!警官連続殺人事件 | ||
| 原題 | Whatever Works | ||
| 初回放映 | 1985年10月4日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| アーサー・キット | チャタ | サンテリアの祭祀 | |
| ブルース・マクヴィティ | デヴィッド・ブレークニー | パトロール警官 | |
| パワー・ステーション | 地元のバーのバンド | ||
| 監督 | ジョン・ニコレラ | ||
| 脚本 | モーリス・ハーレイ | ||
| 前エピソード | マンハッタン大銃撃戦!摩天楼を駆けぬけるフロリダの熱い風 | ||
| 次エピソード | フロリダ沖大銃撃戦!引退刑事の執念 | ||
あらすじ
2人のパトロール警官が殺され、死体のそばにサンテリア信仰の祭具が置かれていた。現場に駆け付けた同僚のソレンとブレークニーは復讐を誓う。
翌朝クロケットのヨットに市警財務課のマックスウェルが現れ、押収品をチャリティに寄付すると言ってフェラーリデイトナを運び去ってしまった。
クロケットはタブスの車でサンテリアに関係があるリヴェラファミリーを訪ねるが、警察だと名乗った途端に発砲してきた。警官が殺しに来たと思ったという。リヴェラの屋敷からは祭具が多数見つかった。一方タブスは殺された警官を調べたところ、半年ほど前から急に銀行の預金が増えていることがわかった。
製作・撮影裏話
- 情報屋モレノの子分のマニーが初登場する。計8エピソードに出演するが詳細は不明である。
- パワー・ステーションが地元のライブハウスのバンドとして登場。ジョン・テイラーはクロケットの友人という設定で「J・T」と呼んでいる。
- マイケル・デ・バレスがパワー・ステーションに加わったのもこの頃で、ドラマの中でも新顔として紹介されている。「冒険野郎マクガイバー」の宿敵マードックとしても知られている。
第3話「フロリダ沖大銃撃戦!引退刑事の執念」
| シーズン2 第3話 | |||
| サブタイトル | フロリダ沖大銃撃戦!引退刑事の執念 | ||
| 原題 | Out Where the Buses Don't Run | ||
| 初回放映 | 1985年10月18日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ブルース・マッギル | ハンク・ウェルドン | バイスの元刑事 | |
| デヴィッド・ストラザーン | マーティー・ラング | ウェルドンの相棒 | |
| リトル・リチャード | マーヴェル・クイン牧師 | ||
| 監督 | ジム・ジョンストン | ||
| 脚本 | ジョエル・サーノウ ダグラス・ロイド・マッキントッシュ | ||
| 前エピソード | 謎の教団・血の復讐!警官連続殺人事件 | ||
| 次エピソード | 真夜中の銃声!女刑事トルーディの選択 | ||
あらすじ
かつてバイスにいたハンク・ウェルドン(ブルース・マッギル)が突然オフィスに現れ、麻薬王トニー・アルカロを再調査したいと言い出した。アルカロは60年代のマイアミに麻薬産業をもたらしたとされる超大物だが、5年前に突然消息を断っていた。
ウェルドンは現役時代に数え切れないほどの表彰を受けながらも5年前に退職していた。情緒不安定な面もあるが彼の情報はどれも正確だった。
クロケットたちはウェルドンの相棒だったマーティー・ラング(デヴィッド・ストラザーン)を訪ねた。ウェルドンは優秀な刑事だったが、3年の追跡の末にようやく逮捕したアルカロが手続きの不備で無罪放免となったとき、そのショックで精神病院行きになったという。警察もクビになった。ラングは淡々としゃべったが何かに怯えているのは明白だった。
製作・撮影裏話
- ハンク・ウェルドン役はデニス・ホッパーで進められていたが、出演料が折り合わず数日前になってキャンセルの連絡が入り、急遽ブルース・マッギルに替えられた。突然呼び出されたマッギルはニューヨークからマイアミに移動する機内で台本を読み、到着するとすぐに撮影現場に直行した[11]。
- ハンク・ウェルドンの態度が突然豹変するのはマッギルのアイデアである。精神病院での唯一の楽しみは映画観賞、物事が思い通りにいかなくなると映画の主人公になり切って自分を守ろうとするキャラクターを、台本を読みながら思い付いたという。
- シーズン1・第21話「高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影」(”Evan”)と並んで常に高い評価を得ており、1997年のTVガイド誌の「史上最高のテレビドラマ100エピソード」では90位に選ばれた[12]。
第4話「真夜中の銃声!女刑事トルーディの選択」
| シーズン2 第4話 | |||
| サブタイトル | 真夜中の銃声!女刑事トルーディの選択 | ||
| 原題 | The Dutch Oven | ||
| 初回放映 | 1985年10月25日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| クリーヴァント・デリックス | デヴィッド・ジョーンズ | トゥルーディの恋人 | |
| ジャンカルロ・エスポジート | アドニス・ジャクソン | アドニスの友人、売人 | |
| デヴィッド・プローヴァル | ルーイ・ガッロ | 内務部の捜査官 | |
| デヴィッド・ヨハンセン | パーティー会場のシンガー | ||
| マシュー・カウルズ | 仲介人 | ||
| 監督 | アベル・フェラーラ | ||
| 脚本 | モーリス・ハーレイ | ||
| 前エピソード | フロリダ沖大銃撃戦!引退刑事の執念 | ||
| 次エピソード | 極秘文章奪回!若妻を狙う殺し屋の銃口 | ||
あらすじ
麻薬取引のおとり捜査で仲介人が金と麻薬を奪って逃走、クロケットとトゥルーディはカーチェイスの末に裏路地に追い詰め撃ち合いになりトゥルーディは仲介人を射殺した。
人を射殺したことにショックを受けるトゥルーディ。内務部も過剰防衛を疑い調査を始めた。すっかり自信を失ったトゥルーディは過去に恋人だった歌手のデヴィッドに会いに行った。2人は寄りを戻し付き合い始めた。
トゥルーディはボートパーティーに招待されたが、そこはマリファナ愛好者の巣窟だった。我慢できず帰ろうとしたところデヴィッドの友人のアドニス(ジャンカルロ・エスポジート)がパーティー客に麻薬を売っているところを目撃した。
アドニスを逮捕すればデヴィッドは自分が利用されたと思うだろう。トゥルーディは悩みながらも刑事としての職務を全うするのだった。
製作・撮影裏話
- トゥルーディがメインとなるエピソード。
- トゥルーディの過剰防衛が疑われるが、シーズン1・第10話「潜入!売春組織 女刑事ジーナの危機」ではトゥルーディが逃げようとする犯人の背中を躊躇なく撃つシーンがあり矛盾が生じている。
- シーズン1・最終話「血の抗争!マフィア非情の暗殺指令」の次のエピソードとして撮影されたが、放映はシーズン2に割り込んだ。ジートのあご髭が急になくなるのはそのせいで、シーズン2では度々発生する。
第5話「極秘文書奪回!若妻を狙う殺し屋の銃口」
| シーズン2 第5話 | |||
| サブタイトル | 極秘文章奪回!若妻を狙う殺し屋の銃口 | ||
| 原題 | Buddies | ||
| 初回放映 | 1985年11月1日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ジェームズ・レマー | ロビー・カーン | クロケットの親友 | |
| エスター・バリント | ドロシー・ベイン | 子連れのウェイトレス | |
| カーラ・タンバレッリ | アンプル・アニー | ダンサー(ヌーギーの妻) | |
| ネイサン・レイン | モーティー・プライス | スタンダップコメディアン | |
| トム・シニョレッリ | ジョニー・カナッタ | マフィアのボス | |
| フランキー・ヴァリ | フランク・ドース | カナッタの相棒 | |
| 監督 | ハリー・マストロジョージ | ||
| 脚本 | フランク・ミリタリー | ||
| 前エピソード | 真夜中の銃声!女刑事トルーディの選択 | ||
| 次エピソード | 極秘クラブ・愛欲のスキャンダルを撃て!! | ||
あらすじ
クロケットのベトナム戦争時代の戦友、ロビー・カーン(ジェームズ・レマー)に待望の息子が生まれ、名付け親になってくれと頼まれた。
マフィアのカナッタファミリーが経営する高級ナイトクラブでは、ドロシー(エスター・バリント)が日銭を稼いでいた。彼女には赤ん坊がいた。ある晩、ナイトクラブのコメディアンのプライス(ネイサン・レイン)にレイプされそうになり、身を守ろうと刺し殺してしまった。プライスが持っていた紙の束を毛布代わりにカバンに詰め込んで逃げたが、それは組織の存続に関わる裏帳簿だった。カナッタは力づくでも取り戻せと命じる。
クロケットとタブスはドロシーが滞在するモーテルに向かったが、武装した強盗と鉢合わせしてその隙にドロシーに逃げられてしまった。この殺人には裏があると断定したバイスはカナッタのクラブの監視を始めるが、そこを出入りする客の中にロビー・カーンの姿があった。
製作・撮影裏話
第6話「極秘クラブ・愛欲のスキャンダルを撃て!!」
| シーズン2 第6話 | |||
| サブタイトル | 極秘クラブ・愛欲のスキャンダルを撃て!! | ||
| 原題 | Junk Love | ||
| 初回放映 | 1985年11月8日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| エリ・プージェ | ロセラ・マエストレス | コールガール | |
| マイルス・デイヴィス | アイヴォリー・ジョーンズ | 売春宿のオーナー | |
| ホセ・ペレス | ファン・カルロスシルヴァ | 麻薬ディーラー | |
| 監督 | マイケル・オハーリー | ||
| 脚本 | ジュリア・キャメロン | ||
| 前エピソード | 極秘文章奪回!若妻を狙う殺し屋の銃口 | ||
| 次エピソード | 蘇った悪魔の教祖!美女誘拐事件にひそむゾンビの呪い!! | ||
あらすじ
アイヴォリー(マイルス・デイヴィス)の高級売春宿に潜入しているバイスは、客に暴力を振るわれたロセラ(エリ・プージェ)を保護した。客の言い分では彼女がいきなり首に噛み付いてきたのだという。
ロセラについて調べると、かつてアイヴォリーの仲間だったシルヴァと関わりがあった。ロセラが言うにはシルヴァに長年養われてきたが、度重なる暴力とヘロイン漬けの日々に耐え切れなくなり逃げ出したという。
シルヴァの組織ではこの半年間、幹部が次々に不自然な死に方をしておりバイスも注視していたところだった。謎を解くためシルヴァの後継者と見られているロヴェルトを張り込むが、そのロヴェルトもクロケットたちの目の前で爆殺されてしまう。
製作・撮影裏話
- ゲスト出演はジャズ界の巨匠、マイルス・デイヴィス。
第7話「蘇った悪魔の教祖!美女誘拐事件にひそむゾンビの呪い!!」
| シーズン2 第7話 | |||
| サブタイトル | 蘇った悪魔の教祖!美女誘拐事件にひそむゾンビの呪い!! | ||
| 原題 | Tale of the Goat | ||
| 初回放映 | 1985年11月15日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| クラレンス・ウィリアムズ3世 | マキシミリアン”レグバ”・イルデフォンソ | ブードゥー教の教祖 | |
| ミケルティ・ウィリアムソン | シルヴィオ・ロムルス | レグバの後継者 | |
| レイ・シャーキー | ボビー・プロファイル | 中古車屋、マネーロンダラー | |
| ピーター・セラーズ | ドクター・オハラ | 警察医 | |
| 監督 | マイケル・オハーリー | ||
| 脚本 | ジム・トロンベッタ | ||
| 前エピソード | 極秘クラブ・愛欲のスキャンダルを撃おて!! | ||
| 次エピソード | 二重スパイ抹殺指令!暗躍・フロリダ国際諜報戦!! | ||
あらすじ
数年前にハイチに逃亡したレグバ(クラレンス・ウィリアムズ3世)が死亡し、遺体がマイアミに返された。ブードゥーの教祖として崇められたレグバは信者を騙して法外な金を集めバイスが追っていた人物であった。
葬儀をしていると男が棺に向けて銃弾を撃ち込み走り去った。棺を開けるとレグバの遺体はなかった。
警察医のDr.オハラは、テトロドトキシンという薬品を使えば仮死状態の後に蘇生することがあると分析する。ゾンビ伝説のような話しだがレグバが生きている可能性は十分にあるという。
クロケットたちはレグバの逃亡後に財産を乗っ取ったロムルス(ミケルティ・ウィリアムソン)を監視した。遺体が消えたと聞いたロムルスはひどく動揺して、マネーロンダリングを本業としている中古車屋のボビー・プロファイルに多額の現金を持ち込んだ。レグバが財産を取り戻しに来たと考え、慌てて資金洗浄して逃げようとしているのだろう。
レグバはブードゥー教の儀式のもとで蘇った。
製作・撮影裏話
終盤でタブスがリボルバーの拳銃にリロード(弾の再装填)するシーンが見られる。
第8話「二重スパイ抹殺指令!暗躍・フロリダ国際諜報戦!!」
| シーズン2 第8話 | |||
| サブタイトル | 二重スパイ抹殺指令!暗躍・フロリダ国際諜報戦!! | ||
| 原題 | Bushido | ||
| 初回放映 | 1985年11月22日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ディーン・ストックウェル | ジャック・グレツキー | CIA | |
| ナターシャ・シュナイダー | ローラ・グレツキー | グレツキーの妻、元KGB | |
| デヴィッド・ラッシュ | サーフ | KGB | |
| トム・バウアー | カーター | CIA | |
| ジェリー・ハーディン | ハーディン | CIA | |
| トーマス・G・ウェイツ | トムソン | DEA | |
| 監督 | エドワード・ジェームズ・オルモス | ||
| 脚本 | ジョン・リークレイ | ||
| 前エピソード | 蘇った悪魔の教祖!美女誘拐事件にひそむゾンビの呪い!! | ||
| 次エピソード | レイプ犯を追いつめろ!女刑事ジーナ怒りの銃弾 | ||
あらすじ
DEAのトムソンとの合同作戦で、バイスは麻薬の受渡し場所となる公衆トイレを見張っていた。通信が途絶えたため踏み込むと、バイヤー役のトムソンは縛られ、売人は殺されて現金も奪われていた。監視カメラの映像を見たキャステロ主任は、直前に公衆トイレから出てきた男がCIAのジャック・グレツキー(ディーン・ストックウェル)だとすぐに見抜いた。
キャステロはCIAのハーディンからグレツキーの近況を聞かされた。数年前、彼はソ連に派遣されているとき敵側のローラという女と駆け落ちして逃亡し、KGBとCIAの両方から追われる身だという。
キャステロが捜査をしていると、グレツキーのほうから声がかかった。監視カメラに映ったのは近くにいることを知らせるためだ。かつてタイに赴任していた頃、共に命掛けで戦った親友との再会にキャステロに思わず笑みが溢れた。
グレツキーはローラと愛し合い子供が生まれたことで人生感が変わったという。マイアミに来たのは家族を南米に逃すためで、最も信頼出来るキャステロにその使命を託した。一通り事情を説明するとグレツキーは突然キャステロに銃を向けた。思わずキャステロも発砲しグレツキーは死んだ。検死の結果、彼は全身を癌に侵され近いうちに死ぬ運命だった。死ぬことが家族を守る最善策と考え、同時に親友に手柄を与えたのだった。
その頃、KGBのサーフ(デヴィッド・ラッシュ)はCIAに成り済ましてキャステロたちに近付いてきた。
製作・撮影裏話
- エドワード・ジェームズ・オルモスの初監督作品となった。
- 「俺がハマーだ!」のデヴィッド・ラッシュがKGB役でゲスト出演。「俺がハマーだ!」は、1987年に「特捜刑事マイアミ・バイス」の後番組としてテレビ東京系で放映されていた。
第9話「レイプ犯を追いつめろ!女刑事ジーナ怒りの銃弾」
| シーズン2 第9話 | |||
| サブタイトル | レイプ犯を追いつめろ!女刑事ジーナ怒りの銃弾 | ||
| 原題 | Bought and Paid For | ||
| 初回放映 | 1985年11月29日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| リン・ウィットフィールド | オデット・リボー | ジーナの友人 | |
| ジョアキム・デ・アルメイダ | ニコ・アロヨ | アロヨ将軍の息子 | |
| トーマス・ミリアン | オクタヴィオ・アロヨ | 将軍 | |
| エル・デバージ | クラブのシンガー | ||
| 監督 | ジョン・ニコレラ | ||
| 脚本 | マーティン・クップファー | ||
| 前エピソード | 二重スパイ抹殺指令!暗躍・フロリダ国際諜報戦!! | ||
| 次エピソード | ベトナム・コネクション 地獄の戦場から奪った白い悪夢 | ||
あらすじ
ハイチから出稼ぎに来ている19歳のオデットは、友人のジーナにお使いを頼まれて留守中のジーナの家に行った。彼女を黒髪のラテン系の男が尾けていき、ナイフをちらつかせながら彼女に近寄った。
一方、バイスは”白い粉”の取引がある倉庫を張り込んでいた。仲介人の合図で踏み込んだが、売人は立ち去りおまけにスワイテクとジートのバンを盗んでいった。しかし白い粉の正体は人工甘味料の粉末で、売人はモレノだった。
ジーナがクロケットを連れて自宅に戻るとオデットはレイプされていた。クロケットは玄関先ですれ違った男だと直感し、男のランボルギーニを追跡し逮捕した。名前はニコ・アロヨ(ジョアキム・デ・アルメイダ)、ボリビアから数千万ドルの大金を盗んでアメリカに亡命したオクタヴィオ・アロヨ将軍(トーマス・ミリアン)の息子である。しかしオデットは男はブロンドの北欧系だったと話したためすぐに釈放されてしまう。
金と権力を持つアロヨに勝てるわけがないと諦めていたオデットだが、ジーナの説得で少しずつ話し始めた。以前アロヨ家で家政婦をしていたが、前の家政婦もニコにレイプされたと聞いて怖くなって逃げ出したという。
ようやくニコ・アロヨを告訴する準備が出来たが、地検は2人が顔見知りであることを理由に不起訴処分とする。
製作・撮影裏話
- カーチェイスシーンのランボルギーニ・カウンタックは欧州仕様と北米仕様の2台が使用されている。シーズン1・第14話「宿命の闘い!地獄の三角地帯から来た闇将軍」に出てくるカウンタックは欧州仕様のLP5000Sでまた別物である。
- オクタヴィオ・アロヨ将軍を演じるのは、1960〜70年代にイタリアのマカロニ・ウェスタンやアクション映画で大活躍したトーマス・ミリアン。
- エル・デバージがクラブのシンガーとしてゲスト出演し、大ヒット曲”RHYTHM OF THE NIGHT ” を歌う。
- アロヨ将軍の出身国はボリビアだが、吹替では「南米某国」とされている。
第10話「ベトナム・コネクション 地獄の戦場から奪った白い悪夢」
| シーズン2 第10話 | |||
| サブタイトル | ベトナム・コネクション 地獄の戦場から奪った白い悪夢 | ||
| 原題 | Back in the World | ||
| 初回放映 | 1985年12月6日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ボブ・バラバン | アイラ・ストーン | クロケットの戦友 | |
| パティ・ダーバンヴィル | ストーン夫人 | ストーンの妻 | |
| ジョージ・ゴードン・リディ | ウィリアム・メイナード | 元軍人 | |
| イマン | ダコタ | 売人 | |
| 監督 | ドン・ジョンソン | ||
| 脚本 | テリー・マクドネル | ||
| 前エピソード | レイプ犯を追いつめろ!女刑事ジーナ怒りの銃弾 | ||
| 次エピソード | だましのテクニック!汚れた大金を狙え!! | ||
あらすじ
1974年のサイゴン陥落、撤退する空母に乗っていたクロケットは従軍記者のストーン(ボブ・バラバン)に呼ばれ船倉に連れて行かれた。そこで米兵の遺体にヘロインを隠してアメリカに密輸している犯罪の証拠を見せられた。
あれから10年、ジャーナリストとして活躍するストーンが突然会いに来た。最近ラオス産のヘロインによる中毒死が各地で多発していることを知り、劣化したヘロインと死体の防腐剤の化学反応で発生するメタノールが原因であることを突き止めた。あのときのヘロインが出回り始めたのだ。
軍に報告したが取り合ってくれないため、戦場で情報通として有名だった上官のメイナード(ジョージ・ゴードン・リディ)を頼ることにした。そのメイナードがマイアミに住んでいると知り、クロケットに協力を頼みに来たのだった。
ストーンはメイナードと接点がありそうな人物に片っ端から電話してようやく辿り着くと思ったが、その晩クロケットとストーンがボートの上で戦争の思い出話をしていると、いきなり迫撃砲による攻撃を受けた。
通常では考えられない武器が使用されたことに加え、マイアミでもラオス産ヘロインの被害者が発見されたことから、キャステロ主任は全面的にバックアップする体制で捜査に乗り出した。
製作・撮影裏話
- ドン・ジョンソンの初監督作品となった。
- 実際のドン・ジョンソンは麻薬所持で有罪判決を受けたという理由でベトナム戦争の兵役を拒否されている。
- ストーンの妻を演じるのは、ドン・ジョンソンと5年間結婚生活を続けたパティ・ダーバンヴィル。アルコールとマリファナに溺れかけていたドン・ジョンソンを支え続けた「マイアミ・バイス」の功労者でもある。
- メイナードを演じるジョージ・ゴードン・リディは1972年のウォーターゲート事件の主要メンバーの一人であった。
- 製作費は140万ドルを予定していたが、終盤の湿原での機材調達などで撮影費が膨れあがり最終的に200万ドル(2019年の相場で320万ドル)を超えた。
- ストーンとメイナードはシーズン3・第2話にて再び登場する。
第11話「だましのテクニック!汚れた大金を狙え!!」
| シーズン2 第11話 | |||
| サブタイトル | だましのテクニック!汚れた大金を狙え!! | ||
| 原題 | Phil the Shill | ||
| 初回放映 | 1985年12月13日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| フィル・コリンズ | フィル・メイヒュー | 詐欺師 | |
| キーラ・セジウィック | セアラ・マクファイル | リヴァースの愛人 | |
| マイケル・マーゴッタ | トニー・リヴァース | 麻薬組織のボス | |
| 監督 | ジョン・ニコレラ | ||
| 脚本 | ポール・ダイアモンド | ||
| 前エピソード | ベトナム・コネクション 地獄の戦場から奪った白い悪夢 | ||
| 次エピソード | 真夏のセクシーレディ!灼けた肌にひそむ魔性の罠!! | ||
あらすじ
1年半も追っているリヴァースのリムジンに盗聴器を仕掛けようと、クロケットとタブスは悪戦苦闘していた。
同じ頃スワイテクはテレビのクイズ番組に出演していた。得意のエルヴィス・プレスリーの問題で賞金10万ドルは確実と思いきや、司会兼プロデューサーのフィル・メイヒュー(フィル・コリンズ)はもう一人の回答者と共謀してスポンサーが出した賞金をまんまと騙し取る。その金でフィルは高級ブランド店を巡り、その途中で宝飾品店にいた美しい女性客に声をかけた。女はセアラ(キーラ・セジウィック)、リヴァースの愛人だった。
スワイテクは賞金を取り戻そうとフィルを監視していると、偶然にも彼がセアラと組んで盛大なパーティーを計画していることを知る。詐欺師のフィルは富裕層の客相手にありもしない投資話を持ちかけ、セアラのほうはフィルを利用してリヴァースのためにコカインの顧客を集めようと企んでいるようだ。捜査が行き詰っているクロケットとタブスはパーティーに潜入してリヴァースに接近しようとする。
製作・撮影裏話
- フィル・コリンズが詐欺師の役でゲスト出演する。
- フィル・メイヒューという役名は、ジェネシスでフィル・コリンズの先代のドラマーだったジョン・メイヒューから拝借したと考えられている[13]。
- コカインを求めて来るパーティー客にもジェネシスのメンバーの名前が使われている。スチュワート(初期のドラムのクリス・スチュワート)、ブルフォード(ドラムのビル・ブルフォード)、バンクス(キーボードのトニー・バンクス)、ハケット(ギターのスティーヴ・ハケット)など[14]。また、初期のツアーマネージャーの名前はマクファイルだった。[1]
- パーティー会場でモレノが口説いている女性はフィル・コリンズの2人目の妻のジル・タヴェルマンである。フィルは「いい趣味だ」とモレノに囁いている。
- エンディングに「マイアミバイスのテーマ」が流れない3エピソードのうちの一つ。他はシーズン1・第4話「宿敵カルデロンPartⅡ」と、シーズン5最終回「巨大な罠!正義をかけた最後の任務」。
- 冒頭のクイズとエンディングで流れる曲はフィル・コリンズがこのエピソードのために作った曲である。
- 売人が吊るされ処刑される格納庫は、第21話「高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影」の冒頭と同じ、オパロッカ空港の南東角にあった格納庫である。映画「バッド・ボーイズ」(1983)のクライマックスの爆破シーンを最後に解体されたが、本エピソードの時点で既に外壁がなくなり鉄骨が露わになっている。
- フィル・コリンズの日本語吹替はタレントのせんだみつおが起用された。モレノの声を当てる千田光男とは別人。
第12話「真夏のセクシーレディ!灼けた肌にひそむ魔性の罠!!」
| シーズン2 第12話 | |||
| サブタイトル | 真夏のセクシーレディ!灼けた肌にひそむ魔性の罠!! | ||
| 原題 | Definitely Miami | ||
| 初回放映 | |||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| アリエル・ドンバール | キャリー・バセット | ||
| テッド・ニュージェント | チャーリー・バセット | キャリーの夫 | |
| カマラ・ロペス | マリア・ロハス | クレメンテの妹 | |
| アルバート・ホール | ジョー・ダルヴァ | FBI部長 | |
| ロジャー・プレット | セルジオ・クレメンテ | マフィアのボス | |
| 監督 | ロブ・コーエン | ||
| 脚本 | マイケル・ハーネマン ダニエル・パイン | ||
| 前エピソード | だましのテクニック!汚れた大金を狙え!! | ||
| 次エピソード | 史上最大の闇取り引き!未亡人の危険な賭け!! | ||
あらすじ
焼けつくような太陽の下、ポルシェに乗る男が採石場にやって来た。キャリーという女と会うはずだが、現れたのは夫のチャーリー(テッド・ニュージェント)。いきなり男を撃ち殺し、持っていた金を奪うと車ごと採石場に埋めてしまった。
フロリダ南東部のマフィアと関係のある大物、ロジャー・クレメンテが司法取引に応じると言い出したため、クロケットとタブスはホテルのプールサイドでクレメンテを待っていた。が、そこに美しい女性が近付きクロケットを誘惑する。
ようやくクレメンテの遣いの若者が現れたが、怯えるあまり「ボスは妹に会わせろと言っている」とメッセージを伝えただけで逃げてしまった。
クレメンテの妹マリアは兄の悪事を証言して証人保護プログラムによって身分を変えマイアミで暮らしていた。しかしクレメンテを担当するFBIのダルバ部長は保護など無視して引きずり出すつもりだった。
聞き込みのため再びホテルを訪れたクロケットはプールサイドにいた女を見つけ話しかけた。キャリー(アリエル・ドンバール)という名の彼女は暴力で支配する夫の話しをする。クロケットは救いの手を差し伸べるが、彼女に操られている気がしてならなかった。
製作・撮影裏話
- 砂山で2台目の車を発見する警官は共同プロデューサーのリチャード・ブラムス。彼はシーズン2・第14話「白昼の凶弾!血に飢えたヒットマンを追え!!」と合わせ計2エピソードに出演している。
- 人気ランキングでは必ず上位に挙がるエピソードだが、関連性のない二つの事件が同時進行し、2人の主人公が分かれて行動するストーリーは不評も多くあったという。
第13話「史上最大の闇取り引き!未亡人の危険な賭け!!」
| シーズン2 第13話 | |||
| サブタイトル | 史上最大の闇取り引き!未亡人の危険な賭け!! | ||
| 原題 | Yankee Dollar | ||
| 初回放映 | 1986年1月17日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ネッド・アイゼンバーグ | チャーリー・グライド | 大物仲介人 | |
| オースティン・ペンドルトン | マックス・ロゴ | グライドの部下、会計士 | |
| オードリー・マトソン | サラ・デイヴィス | クロケットの女友達、CA | |
| クレイトン・ローナー | ティム・デイヴィス | サラの弟 | |
| アニー・カーライル | リディア・シュガーマン | 大企業社長の未亡人 | |
| ザバド | ペペ・セルナ | ペルー人のディーラー | |
| 監督 | アーロン・リップシュタット | ||
| 脚本 | ダニエル・パインジョン・マンキーウィッツ | ||
| 前エピソード | 真夏のセクシーレディ!灼けた肌にひそむ魔性の罠!! | ||
| 次エピソード | 白昼の凶弾!血に飢えたヒットマンを追え!! | ||
あらすじ
週末の夜、クロケットは客室乗務員のサラに会いたくなって空港に迎えに行った。彼女を玄関先まで送ったが、直後、悲鳴を上げ激しく痙攣しはじめた。すぐに病院に運び込んだものの彼女は死んだ。検死の結果、胃の中で微量のコカインの袋が破れていた。高純度のサンプルだった。
この密輸の商売を紹介したのは弟のティムだった。彼の証言で雇い主は大物仲介人のチャーリー・グライド(ネッド・アイゼンバーグ)と判明。運び屋バーネットに扮したクロケットは盗んだ麻薬を売り捌きたいとグライド(オースティン・ペンドルトン)に近付く。一方タブスのほうは投資家クーパーに扮してグライドの腹心のマックス・ロゴに投資の相談をした。
グライドはバーネットとクーパーが同時に現れたのを不審に思い2人を刑事と見抜いた。しかしクーパーが預けたのは偽札で、偽札所持は15年の実刑だと脅されると仕方なくcrb協力すると申し出た。グライドによるとコカインの売り手はペルー人のザバド、取引相手はシュガーマン工業の社長夫人で自己資金を増やすのが目的だという。クロケットたちもバイヤーに成り済まして交渉の場に参加した。
むグライドとザバトは密約し、シュガーマンの部下とともにクロケットとタブスを抹殺しようと企んでいた。
製作・撮影裏話
第14話「白昼の凶弾!血に飢えたヒットマンを追え!!」
| シーズン2 第14話 | |||
| サブタイトル | 白昼の凶弾!血に飢えたヒットマンを追え!! | ||
| 原題 | One Way Ticket | ||
| 初回放映 | 1986年2月24日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ジョン・ハード | ローレンス”ラリー”・サーモンド | 弁護士 | |
| ロテール・ブリュトー | フィリップ・サゴー | 殺し屋 | |
| ジョン・デヴリーズ | ロバート・ラングレー | 地方検事 | |
| アニー・ゴールデン | トミー | 自動車整備士 | |
| フェーバー | ジャン=ピエール・マッテ | カナダ人ギャングのボス | |
| 監督 | クレイグ・ボロティン | ||
| 脚本 | クレイグ・ボロティン ジョン・マンキーウィッツ | ||
| 前エピソード | 史上最大の闇取り引き!未亡人の危険な賭け!! | ||
| 次エピソード | 潜入!フロリダ性風俗地帯 謎の連続放火殺人犯を追え!! | ||
あらすじ
クロケットとタブスはラングレー検事の娘の結婚式に出席していた。弁護士のサーモンド(ジョン・ハード)もいたが、数年前にクロケットの後輩刑事を殺した強盗犯を無罪放免にして以来、クロケットは彼を憎んでいた。式が始まって間もなくウェイターに紛れていた殺し屋がラングレー検事を撃ち殺し逃走した。
ラングレー検事は最近はカナダ系マフィアのフェーバーを調査しており関連があると見られた。検事の報告書には手下らがよく利用するバーの記録があり早速スワイテクとジートが向かった。バーではサゴー(ロテール・ブリュトー)という男が揉め事を起こしているところで、彼を暴行と麻薬所持の容疑で現行犯逮捕した。
サーモンドはフェーバーの顧問弁護士でもあった。犯人がサゴーだと確信したサーモンドは彼の弁護など出来ないと断ろうとするが、フェーバーが納得するはずがなかった。
それから数日が経ち、クロケット宛てに「犯人はサゴーだ」という謎の密告者からの電話がかかるようになる。
製作・撮影裏話
- 結婚式場の演奏者にヤン・ハマーがカメオ出演している。
- 共同プロデューサーのリチャード・ブラムスが射撃場の管理人を演じている。シーズン2・第12話「真夏のセクシーレディ!灼けた肌にひそむ魔性の罠!」の制服警官役と合わせて計2エピソードに出演する。
- クロケットの喫煙シーンはこのエピソードが最後となった[15]。
- 小型ジェット機が海面に墜落するシーンは「エアポート'80」(1979)の映像を流用している。
第15話「潜入!フロリダ性風俗地帯 謎の連続放火殺人犯を追え!!」
| シーズン2 第15話 | |||
| サブタイトル | 潜入!フロリダ性風俗地帯 謎の連続放火殺人犯を追え!! | ||
| 原題 | Little Miss Dangerous | ||
| 初回放映 | 1986年1月31日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| フィオナ | ジャッキー・マクセイダン | ダンサー、コールガール | |
| ラリー・ジョシュア | キャット | ジャッキーの恋人 | |
| ジュリー・ボヴァッソ | ホームレスの老女 | ||
| 監督 | レオン・イチャソ | ||
| 脚本 | フランク・ミリタリー | ||
| 前エピソード | 白昼の凶弾!血に飢えたヒットマンを追え!! | ||
| 次エピソード | 激突!死のカーチェイス 真夜中の娼婦惨殺事件 | ||
あらすじ
風俗街のSMショーに出演するジャッキー(フィオナ)。売春にも手を出すジャッキーは客の水兵に誘われホテルに向かう。水兵をベッドに誘い入れると突然果物ナイフを取り出し背中を刺した。そして水兵の服を燃やし、クレヨンで描いた小さな絵を置いた。
服を燃やしクレヨン画を残すという奇怪な連続殺人をキャステロ主任は最優先で捜査するよう指示する。タブスはコールガールに聞き込みをする過程でジャッキーと知り合う。まだ18歳の若さでこのような環境にいる彼女に同情し、救いの手を差し伸べようと自分の名刺を渡した。
路上で聞き込みをするジーナは、事件当日に不審な男を目撃したというホームレスの老女(ジュリー・ボヴァッソ)から聞き取りをした。彼女がホテルの前を歩いていると急ぎ足の若い男とぶつかりそうになり、そのとき絵を落としていったという。クロケットが見せてもらったその絵は、幼稚だが人を殺すところを描いたクレヨン画だった。バイスはその男を連続殺人の容疑者として捜索する。
製作・撮影裏話
- ゲストはロック歌手のフィオナ(フィオナ・フラナガン)。
- サブタイトルにもなっている挿入歌の”Little Miss Dangeras”を唄っているテッド・ニュージェントは、シーズン2・第12話「真夏のセクシーレディ!灼けた肌にひそむ魔性の罠!!」にゲスト出演した。
第16話「激突!死のカーチェイス 真夜中の娼婦惨殺事件」
| シーズン2 第16話 | |||
| サブタイトル | 激突!死のカーチェイス 真夜中の娼婦惨殺事件 | ||
| 原題 | Florence Italy | ||
| 初回放映 | 1986年2月14日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ダニー・サリヴァン | ダニエル“ダニー“・テッパー | カーレーサー | |
| スティーヴン・ジョイス | フランク・テッパー | ダニーの父親 | |
| アニー・ゴールデン | トミー | 自動車整備士 | |
| マリリン・ロメロ | フローレンス・イタリー/アビゲイル・クック | 娼婦 | |
| チャールズ・ロケット | マーティ・ワースィントン | スポンサー | |
| ファットボーイズ | ストリートラッパー、売人 | ||
| 監督 | ジョン・ニコレラ | ||
| 脚本 | ウィルトン・クロウリー(ポール・ダイアモンドの偽名) | ||
| 前エピソード | 潜入!フロリダ性風俗地帯 謎の連続放火殺人犯を追え!! | ||
| 次エピソード | 妖艶!美人捜査官の疑惑 超A級テロリストを撃て!! | ||
あらすじ
バイスの刑事たちはドラッグの売人やコールガールを取り締まるため繁華街に繰り出していた。クロケットとタブスが信号待ちをしていると、交差点を白いポルシェが猛スピード走り抜けて行ったため追跡した。プロ並みの運転で逃げるポルシェは交差点を曲がったところで減速し、少女の死体を放り捨て走り去った。
少女はフローレンス・イタリーと呼ばれる17歳のコールガールだった。整備士のトミーによると車は非常に希少なモデルで、この辺りで所有するのはプロのレーシングドライバーのダニー・テッパー(ダニー・サリヴァン)ぐらいだという。取調室に連れてこられたダニーにはアリバイもなく十分な状況証拠が揃っていたが、聴取を進めるうちにクロケットもタブスも彼が人を殺すような人間ではないと感じ始めていた。しかし彼の発言はたどたどしく、明らかに嘘をついていた。
製作・撮影裏話
- レースシーンの撮影には放映前年の1985年2月にマイアミで開催された、IMSA GT Championship(レースネームは"Löwenbräu Grand Prix" )のレース会場が使われた[16]。
- ゲストのダニー・サリヴァンはこの撮影の3か月後、インディアナポリス500で優勝を果たす[17][18]。
- 冒頭のチェイスシーンで使われるポルシェ906(通称カレラ6)はフロリダ州のコレクターから借りたもので、わずか65台生産されたうちの1台である。
- 元々この脚本はミック・ジャガーをゲストに想定したロックミュージック界のドラマとしてシーズン1の頃に書かれていた。しばらくお蔵入りとなっており、レース界のドラマに置き換えられた。
第17話「妖艶!美人捜査官の疑惑 超A級テロリストを撃て!!」
| シーズン2 第17話 | |||
| サブタイトル | 妖艶!美人捜査官の疑惑 超A級テロリストを撃て!! | ||
| 原題 | French Twist | ||
| 初回放映 | 1986年2月16日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| リサ・アイクホーン | ダニエル・ハイヤー刑事 | フランス人女性刑事 | |
| シャリ・ヘッドレイ | シンディ | 殺人事件の目撃者 | |
| キャメロン・アーネット | デヴィッド | シンディの恋人 | |
| レナード・コーエン | フランソワ・ゾラン | フランス諜報機関の大物 | |
| 監督 | デヴィッド・ジャクソン | ||
| 脚本 | ジェイソン・サマーズ | ||
| 前エピソード | 激突!死のカーチェイス 真夜中の娼婦惨殺事件 | ||
| 次エピソード | 腐敗の法廷・追い詰められた判事 最後の決断!! | ||
あらすじ
病院で配送ドライバーが刺殺されバンが奪われた。恋人の見舞いに来ていたシンディは偶然にも犯行の瞬間を撮影してしまった。
犯人はシラト・バンディという国際手配されている運び屋と判明、目的はモルヒネだった。インターポールはフランスから女性捜査官のダニエル・ハイヤーを派遣する。
直ちにシンディをセーフハウスに匿ったが、夜遅く病院の恋人に会いにこっそり抜け出してしまう。バンディは病室の電話を盗聴しており彼女が来るのを待ち伏せした。シンディは狙撃され重傷を負った。
翌日、バンディの目撃情報を得たクロケットたちは潜伏先のホテルに踏み込むが、爆薬が仕掛けられており危うく殺されそうになった。ダニエルは罠だと気付いていた。
ダニエルを疑い始めたタブスは電話を盗聴し、彼女がインターポールのゾランと頻繁に連絡を取り合っていることを突き止める。
製作・撮影裏話
- カナダを代表する歌手のレナード・コーエンがゾラン役でゲスト出演。
- ゾランの邸宅は、ココナッツグローブ地区のヴィスカヤ博物館(ヴィラ・ヴィスカヤ)で撮影が行なわれた。農業機械で成功したジェームズ・ディアリングが1914年から10年間をかけて建てた別荘で、現在はマイアミ・デイド郡が所有し管理している。
- 爆弾の罠が仕掛けられているブルーウォーターズホテルは、1940年代後半に開業し、撮影を行なった翌年の1987年に取り壊された。シーズン1・第17話「恐怖の24時間!大乱射マシンガンパニック」の廃アパートと同じ建物。ノースビーチ74th.stとオーシャンテラス角。
第18話「腐敗の法廷・追い詰められた判事 最後の決断!!」
| シーズン1 第18話 | |||
| サブタイトル | 腐敗の法廷・追い詰められた判事 最後の決断!! | ||
| 原題 | The Fix | ||
| 初回放映 | 1986年3月7日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ウィリアム・F・ラッセル | ロジャー・ファーガソン | 判事 | |
| バーナード・キング | マット・ファーガソン | 判事の息子 | |
| ハーヴェイ・ファイアスタイン | ベネディクト | 弁護士 | |
| マイケル・リチャーズ | パゴーニ | 闇金融屋、賭博屋のボス | |
| ジョニー・ヘルナンデス | マルコ | パゴーニの用心棒 | |
| 監督 | ディック・ミラー | ||
| 脚本 | チャック・アダムソン | ||
| 前エピソード | 妖艶!美人捜査官の疑惑 超A級テロリストを撃て!! | ||
| 次エピソード | 謎の美女からの危険なメッセージ!消えた300万ドル!! | ||
あらすじ
バイスは動物園での麻薬受け渡しを張り込んでいたが、射殺事件に発展し現場にいた麻薬ディーラーのオルテガを逮捕した。
オルテガは他の受け渡し現場でも同様の殺害指示を出しており有罪は確実と思われた。検察は保釈金200万ドルを要求するが、ベネディクト弁護士(ハーヴェイ・ファイアスタイン)が情状酌量を求める答弁をすると、ファーガソン判事(ウィリアム・F・ラッセル)はまるで操られているかのようにたった7000ドルという軽い処分を言い渡した。
不審に思ったクロケットとタブスがファーガソンの記録を調べると、他の案件でも不可解な判決をいくつも下していた。ファーガソンは貧民窟で生まれ異例ともいえる出世をした成功者だが、その陰でギャンブル依存症に病み多額の借金を抱えていたのだった。
闇金融屋のパゴーニ(マイケル・リチャーズ)は借金を返そうとしないファーガソンに痺れを切らし、高校のバスケの花形選手である息子のマット(バーナード・キング)に八百長試合をさせるよう命じる。
バイスはベネディクト弁護士のオフィスに盗聴器を仕掛けた。さらにパゴーニの用心棒マルコの証言をもとに、ファーガソン判事の電話の盗聴を開始した。
製作・撮影裏話
- ファーガソン判事役のビル・ラッセルは1950年代に活躍したバスケットボール選手。本名のウィリアム・F・ラッセルで紹介されている。
- 息子役のバーナード・キングは放映当時、ニューヨーク・ニックスの選手だった。
- 用心棒マルコを演じるジョニー・ヘルナンデスはロックバンド、オインゴ・ボインゴのドラム担当で、そのときのリーダーはダニー・エルフマンだった[19]。第18話「爆発コンビ大奮戦!おもしろ刑事危機一髪」にもコステラーダ役で出演している。
- ワニのエルビスを「クロコダイル」と言うタブスにクロケットが「アリゲーターだ」と訂正するのはこのエピソード。クロコダイルに比べるとアリゲーターは比較的大人しい性質と言われる。
第19話「謎の美女からの危険なメッセージ!消えた300万ドル!!」
| シーズン2 第19話 | |||
| サブタイトル | 謎の美女からの危険なメッセージ!消えた300万ドル!! | ||
| 原題 | Payback | ||
| 初回放映 | 1986年3月14日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| グラハム・ベッケル | ケヴィン・ケイツ | サウスビーチバイスの刑事 | |
| ダン・ヘダヤ | ルーベン・ルドルフォ | フェンテの部下 | |
| フランク・ザッパ | マリオ・フェンテ | 麻薬ディーラー | |
| ロベルト・デュラン | ジーザス・マロト | 囚人 | |
| 監督 | アーロン・リップシュタット | ||
| 脚本 | ロバート・クレイス | ||
| 前エピソード | 腐敗の法廷・追い詰められた判事 最後の決断!! | ||
| 次エピソード | VIP暗殺計画!楽園を襲うテロの嵐 | ||
あらすじ
クロケットは2年前に逮捕したマロトに呼び出され州刑務所に向かった。面会室で向かい合ったマロトは、突然隠し持っていた手製の発射筒を取り出すと自ら頭を撃って自殺した。
クロケットとタブスは麻薬ディーラーのマリオ・フェンテ(フランク・ザッパ)を3ヶ月も追っているが、非常に用心深い男で交渉は部下のルドルフォ(ダン・ヘダヤ)に任せ、取引も洋上のボートで行うため近付くことすら出来ない。
そこへサウスビーチバイスのケイツ刑事が協力を申し出てきた。ルドルフォとは長い付き合いがあり信用されているのでフェンテを紹介出来そうだという。クロケットは断ろうとしたが、キャステロ主任は何の相談もなく合同捜査を決定していた。
その晩クロケットがヨットに戻ると船内が荒らされ、「金はどこだクロケット」と海図に落書きがされていた。マリーナではバーネットで通っているのに本名を知る者がいる。さらに署に戻ると彼の所在を探るかのようにクロケット刑事宛てに女性からの伝言が複数届いていた。
その後クロケットはキャステロ主任に呼び出され、内務部の調査対象になっていると伝えられる。身に覚えのない汚職疑惑を被っているのだった。
ケイツは約束通りフェンテとの交渉を取り次いでいた。バーネットとクーパーに扮した2人は遂にフェンテの大型クルーザーに乗船するが、フェンテはろくに挨拶もせず、最近刑務所で自殺したマロトの話しをし始めた。部下だったマロトは現金300万ドルを持ち逃げしており、彼を逮捕したクロケット刑事がその隠し場所を知っているはずだと言う。
製作・撮影裏話
- ロック界の巨匠、フランク・ザッパが冷酷な麻薬組織のボス役でゲスト出演する。
- ザッパは興味がなかったが、長男が番組のファンだったため出演を承諾したという。
- 刑務所で自殺するマロトを演じるロベルト・デュランはパナマ出身のプロボクサーである。
- クロケットが内務部に調査されるのは2回目。前回の内務部の捜査官はダン・ヘダヤだった。
第20話「VIP暗殺計画!楽園を襲うテロの嵐」
| シーズン2 第20話 | |||
| サブタイトル | VIP暗殺計画!楽園を襲うテロの嵐 | ||
| 原題 | Free Verse | ||
| 初回放映 | 1986年4月4日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| バーン・ピヴェン | ヘクター・サンドヴァル | 詩人 | |
| ヤミール・ボージェス | ビアンカ・サンドヴァル | サンドヴァルの娘 | |
| ビアンカ・ジャガー | カルメン | テログループのメンバー | |
| ルイス・ガスマン | テログループのメンバー | ||
| マイケル・ベイ | テログループのメンバー | ||
| スイサイダル・テンデンシーズ | ディスコで演奏するバンド(ノンクレジット) | ||
| 監督 | ジョン・ニコレラ | ||
| 脚本 | シェル・ウィレンズ | ||
| 前エピソード | 謎の美女からの危険なメッセージ!消えた300万ドル!! | ||
| 次エピソード | フロリダ大海賊団!富豪の危険なゲーム | ||
あらすじ
中米某国のヘクター・サンドヴァル(バーン・ピヴェン)という著名な詩人が国を追放され、バイスが警護に当たることになった。反体制派から絶大な支持を受ける彼には常に暗殺の危険があるためだ。
同じ便でマイアミ空港に着いた極右テログループのカルメン(ビアンカ・ジャガー)は、レポーターになり済ましてサンドヴァルに接近し暗殺の機会を窺う。
某国領事館では外交官と極右グループのメンバーが密会していた。ワシントンDCの聴聞会でサンドヴァルが母国の実情を喋れば米国が経済支援を停止するのは明白で、その前に彼を消す必要があった。
キャステロ主任の警告をよそにサンドヴァルはギャラリーのレセプションパーティーに出席する。タブスはサンドヴァルに熱心に話しかける女に見覚えがあり気にしていたが、空港でインタビューしていたレポーターだと気付いた。女が銃を抜く寸前、タブスが射殺し暗殺を阻止した。
翌日、サンドヴァルの娘ビアンカは、恋人のゲレロをセーフハウスに招き入れた。敵に情報が洩れるのを恐れバイスはゲレロにも尾行をつけるが、武装した極右グループに誘拐されてしまう。
製作・撮影裏話
- この時期からマイケル・マンは番組を退いており作風に変化が表れ始める。もともと楽観的な展開などほとんど見られないシリーズではあったが、本エピソードからシーズン3に向けてさらに重苦しいストーリーが連続するようになり、映像もダークでコントラストの強い色彩に変化、政治や国際問題を交えたスケールの大きな事件が増える。
- このエピソードでドン・ジョンソンの出演シーンが非常に少ないのも番組制作側との対立があったためとみられている。
- スワイテクとジートがモスバーグM12ショットガンを使用するのもこのエピソードから。
- ギャラリーに展示されている男女の像に向かって、スワイテクが「アイダホから来たの?」と尋ねるとジートは「オハイオだろ」と答えるが、マイケル・タルボットはアイオワ州、ジョン・ディールはオハイオ州の出身である。(吹替では「何やってるの?」「禅問答だ」に改変されている)
- その男女の像は現代芸術家、彫刻家のドゥアン・ハンセンのスーパーリアリズム作品である(男性像はハンセンの”自画像”)。彼は作家活動期間のほとんどをマイアミで過ごした。
- 映画監督のマイケル・ベイが俳優としてデビューしている。終盤、暗闇でマシンガンを発砲しスワイテクに狙撃される男。(顔が見えないため別人の説もある)
- ディスコのバンドとして登場するスイサイダル・テンデンシーズのマイク・ミューアは、「マイアミバイス」のマネージャーから出演依頼の電話を受けたとき誰かのいたずらだろうと思った。その後宅配便で本物の航空券が送られてきて驚いたが、警察のおとり捜査かもしれないと半信半疑のままマイアミに飛んだという。[20]
第21話「フロリダ大海賊団!富豪の危険なゲーム」
| シーズン2 第21話 | |||
| サブタイトル | フロリダ大海賊団!富豪の危険なゲーム | ||
| 原題 | Trust Fund Pirates | ||
| 初回放映 | 1986年5月2日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ゲイリー・コール | ジャクソン・クレーン | 運び屋 | |
| リチャード・ベルザー | キャプテン・フック | 海賊放送局のDJ | |
| チャーリー・バーネット | ヌーギー | 情報屋 | |
| トミー・チョン | T・R”ジャンボ”・コリンズ | ジャンク屋 | |
| ペリー・ラング | スキップ・ミューラー | 富豪の息子、海賊 | |
| ニコール・フォッセ | ラニ・ミューラー | ジャクソンの婚約者、スキップの妹 | |
| 監督 | ジム・ジョンストン | ||
| 脚本 | ダニエル・パイン | ||
| 前エピソード | VIP暗殺計画!楽園を襲うテロの嵐 | ||
| 次エピソード | 終りなき血の報復・全面戦争!バイス対カルデロン一家!! | ||
あらすじ
フロリダ沖でコロンビア人が乗るレジャーボートが飛行艇の到着を待っていた。そこに巡視艇が近付き機銃掃射を浴びせる。飛行艇が到着したときには乗員は皆殺しにされており、積荷の麻薬も無くなっていた。
数日後、被弾して漂流するレジャーボートが発見された。銃撃したのは数日前に盗まれた巡視艇と見られ、”海賊”による仕業と考えられた。同じ頃スワイテクとジートの偽古売屋に、ジャンク屋の男が高価な船舶用ソナーを売りに来ていた。保証書の名前がレジャーボートの所有者と一致したため、クロケットとタブスは運び屋に扮してジャンク屋のジャンボ(チーチ・マリン)を訪ねた。
ジャンボによると、ソナーを持って来たのはフロリダ沖で海賊放送局を営む通称キャプテン・フックという友人の、そのまた友人のパイロットだという。本当はコロンビア人から8キロの麻薬を受け取る段取りだったが、既に襲撃を受けていたため、金になりそうなソナーや無線機を外して持ち帰ったのだった。
クロケットらはフック(リチャード・ベルザー)の船に乗り付ける。近ごろ見かけなかった情報屋ヌーギーもいた。フックは警察ではないかと疑っていたが、ヌーギーが口裏を合わせてくれたおかげでジャクソンという運び屋のパイロットを紹介してもらうことが出来た。
ジャクソン(ゲイリー・コール)の仕事場に着くころには夜になっていた。なぜか親しみを感じる彼は、以前密輸を頼んだジミー・コールの友人だった。クロケットたちはフロリダ沖の事情に詳しい彼を通じて、中米のゲリラに武器を運ぶための高速艇を手配してくれそうな”海賊”を紹介して欲しいと依頼する。
製作・撮影裏話
- この脚本はシーズン1・第15話「運び屋のブルース」の続編として書かれたが、グレン・フライの出演が困難になったためゲイリー・コールに交代し、グレン・フライが演じたジミー・コールの友人という設定になった。
- ゲイリー・コールは当初ソニー・クロケット役の有力候補だった。
- ジャンボを演じるトミー・チョンの本業は、人気コメディアン「チーチ&チョン」。相方は「刑事ナッシュ・ブリッジス」のジョー・ドミンゲス刑事でお馴染みのチーチ・マリンである。
- 情報屋ヌーギー(チャーリー・バーネット)はシーズン2ではこの1エピソードのみしか出演せず、これを最後に姿を消した。違法薬物を常用していたためドン・ジョンソンが共演を嫌がったと言われている。
第22話「終りなき血の報復・全面戦争!バイス対カルデロン一家!!」
| シーズン2 第22話 | |||
| サブタイトル | 終りなき血の報復・全面戦争!バイス対カルデロン一家!! | ||
| 原題 | Sons and Lovers | ||
| 初回放映 | 1986年5月9日 | ||
| ゲスト出演 | 俳優 | 役名 | 配役 |
| ジョン・レグイザモ | オーランド・カルデロン | カルデロンの息子 | |
| ファニー・ナポリ | アンジェリーナ・メドラ | オーランドの姉 | |
| J・C・クイン | ウォルト・ハリソン | DEA捜査官 | |
| リー・アイアコッカ | リド | 公園局長 | |
| 監督 | ジョン・ニコレラ | ||
| 脚本 | デニス・クーパー | ||
| 前エピソード | フロリダ大海賊団!富豪の危険なゲーム | ||
| 次エピソード | 無差別テロリストの恐怖!(シーズン3) | ||
あらすじ
クロケットとタブスはアパートの一室で麻薬売買のおとり捜査を進行中だったが、最初から正体が知られていた。ショットガンを向けられ観念していると、売人の一人に赤いレーザーの点が瞬いた。次の瞬間、売人は狙撃されクロケットらは反撃に転じた。
駆け付けた狙撃隊に礼を言ったが警察はレーザー照準器を持っていないし発砲もしていないという。2人を救ったのは謎の狙撃者だった。
売人を紹介した情報屋ヴェガを捕らえ尋問すると、カルデロンという男がリカルド・タブスに100万ドルの懸賞金をかけている噂がありその分け前が欲しかったと白状した。カルデロンは1年も前に死んだし、ただならぬ懸賞金の額からもその情報は疑わしかった。
その後2人はバーガーレストランに立ち寄った。タブスが電話をかけようと一人になったところに黒いバンが現れタブスを誘拐した。連れて行かれた屋敷でタブスの前に現れたのはアンジェリーナだった。腹違いの弟のオーランド・カルデロン(ジョン・レグイザモ)がタブスへの復讐を企んでいるため、タブスを救うためにマイアミに来たのだった。懸賞金の話しは本当だった。
その夜、オーランドはDEAのハリソン捜査官(J・C・クイン)と密会していた。ハリソンは高額な報酬を受け取る代わりにタブスとアンジェリーナの居場所を探ってやろうと約束する。
製作・撮影裏話
引用
- ^ “Ernie Robinson” (英語). Women In Stunts (2019年7月2日). 2020年10月14日閲覧。
- ^ “Calderone's Return (Part I)” (英語). Miami Vice Wiki. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “Calderone's Return (Part I)” (英語). Miami Vice Wiki. 2020年9月18日閲覧。
- ^ Cullen, Terence. “How the Cocaine Cowboys built a drug empire that helped inspire ‘Miami Vice’”. nydailynews.com. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “Crockett's Stinger” (英語). Miami Vice Wiki. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “Star Island | Private Waterfront Neighborhood in Miami Beach, Florida” (英語). Miami Luxury Homes. 2020年9月28日閲覧。
- ^ admin (2019年10月31日). “Senator Hotel on Miami Beach” (英語). Miami History Blog. 2020年11月16日閲覧。
- ^ “[https://sound.jp/mkotob/ob.html Oingo Boingo : �I�C���S�E�{�C���S�Ƃ�]”. sound.jp. 2020年10月26日閲覧。
- ^ “GUSMANO CESARETTI” (英語). GUSMANO CESARETTI. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “The Prodigal Son” (英語). Miami Vice Wiki. 2020年7月30日閲覧。
- ^ “Rizzoli & Isles’ Bruce McGill looks back at Animal House, MacGyver, and more” (英語). TV Club. 2020年9月2日閲覧。
- ^ “The 100 Greatest TV episodes of all time”. web.archive.org (2007年10月28日). 2020年7月30日閲覧。
- ^ “Miami Vice / Trivia”. TV Tropes. 2020年10月7日閲覧。
- ^ 「ジェネシス (バンド)」『Wikipedia』2020年5月23日。
- ^ Rideout, T. D. (2018年10月31日). “Miami Vice (1986) – One Way Ticket, and Little Miss Dangerous” (英語). The Mind Reels. 2020年8月28日閲覧。
- ^ “#TBT: When Crockett, Tubbs, and Michael Jackson’s brother went to a IMSA GTP race” (英語). RACER (2015年8月7日). 2020年10月27日閲覧。
- ^ 「1985年のインディカー・シーズン」『Wikipedia』2017年9月3日。
- ^ “1985 Indianapolis 500” (英語). Wikipedia. (2020-05-23).
- ^ “[https://sound.jp/mkotob/ob.html Oingo Boingo : �I�C���S�E�{�C���S�Ƃ�]”. sound.jp. 2020年10月26日閲覧。
- ^ Gonzalez, Victor (2013年4月26日). “Suicidal Tendencies on Miami Vice? "This Is Real!" Watch Video of Crockett, Tubbs, Punks”. Miami New Times. 2020年10月29日閲覧。