じょうとんバス

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じょうとんバスは、兵庫県高砂市で運行しているコミュニティバス。2001年(平成13年)7月22日運行開始[1]神姫バス加古川営業所(加古川南出張所)が運行を委託されている。

旧3系統(2008年撮影、高砂市役所付近にて)

高砂市内の公共交通空白地域の解消のため、各鉄道駅や公共施設を結ぶ交通手段として開設された[1]。愛称は高砂の歴史的モチーフである「尉と姥(じょう と んば)」にちなんだものである。

運賃

2021年10月のダイヤ改正以降、均一運賃制を採用。

  • 中学生以上:200円
  • 小学生:100円
  • 心身障害者手帳・療育手帳所持者及びその介護者、運転経歴証明書所持者:上記運賃の半額(ミライロID利用可能)
  • 小学生未満:無料
  • 1日乗車券 - 2016年2月より販売開始。
    • 中学生以上:300円
    • 小学生:150円
  • 運賃支払いのICカード対応状況

開通時から2021年までは大人初乗り100円・上限200円の距離制運賃だった[2]

路線

一般ルート6路線(2021年10月のダイヤ改正以降)および、試験運行の観光ルート2路線(2023年8月開設)の計8路線を運行。原則毎日運行され、平日と土・日・祝日で、経路および運行ダイヤが異なる。

道路の構造上、高砂市域を出て、加古川市内(JR宝殿駅南側)・姫路市内(山陽電鉄大塩駅北側)を走行する区間がわずかにある。

11系統:米田西ルート
(ふれあいの郷生石 - 総合運動公園 - JR宝殿駅 - 緑丘(イオン高砂) - 高砂市役所 - 高砂市民病院 - 山陽高砂駅
  • 最も本数が多い系統である。
  • 平日は高砂駅方面行き19本(そのうち宝殿駅始発が14本、高砂市立図書館経由が14本、市民病院経由が9本、市役所経由が13本)、ふれあいの郷生石方面行き21本(そのうち宝殿駅止まりが15本、市役所経由が15本、市民病院経由が10本、図書館経由が15本)。
  • 土・日・祝日は1日往復9本。いずれも市民病院を経由せず、高砂駅方面は宝殿駅始発が4本、市役所経由7本。ふれあいの郷生石方面は宝殿駅止まりが4本、市役所経由が8本。
  • 2021年までの旧1系統に、市役所経由ルートを加えた路線。
12系統:米田東ルート
(ふれあいの郷生石 - 総合運動公園 - JR宝殿駅 - 米田東 - 高砂市民病院 - 山陽高砂駅)
  • 11系統の並行ルート。平日は高砂駅行き7本(うち宝殿駅始発が5本、市民病院経由が3本)、宝殿駅行き5本(うち市民病院経由が2本)。
  • 土・日・祝日は1日往復3本。いずれも市民病院を経由しない。
  • 神姫バスの志方・北条方面路線南端部が移管される形で新設された。
13系統:高砂循環ルート
(山陽高砂駅 - 高砂神社 - 山陽高砂駅)
  • 平日8本、土・日・祝日4本が循環運行。2013年のダイヤ改正以降設定されていた旧1系統の山陽高砂駅以南のルートを独立・経路変更させる形で新設された。
21系統:曽根宝殿ルート
JR曽根駅 - 中筋公民館 - 魚橋 - JR宝殿駅)
  • 旧2系統(JR曽根駅 - 中筋 - 山陽高砂駅)のルート東部を国道2号経由・宝殿方面発着に変更する形で新設された。
  • 平日5本、土・日・祝日は宝殿駅行き3本、JR曽根駅行き2本が往復運行。
31系統:曽根高砂ルート
(JR曽根駅 - 山陽曽根駅 - 高砂市役所前 - 高砂市民病院 - 山陽高砂駅)
  • 平日5本(うち市民病院経由が3本)、土・日・祝日3本(いずれも市民病院を経由せず)が往復運行。2021年に4系統から系統番号が変更され、伊保崎南住宅経由部分が廃止された。
41系統:北浜ルート
(JR曽根駅 - 西浜南 - 山陽大塩駅 - JR曽根駅)
  • 平日4本(うち2本はJR曽根駅発・大塩駅発の片道系統)、土・日・祝日は大塩駅行き2本、JR曽根駅行き3本(うち1本片道系統)。2021年に3系統から系統番号が変更された。
51系統:高砂町・向島観光ルート
(山陽高砂駅 - 高砂神社 - 向島公園高砂海浜公園 - 山陽高砂駅)
  • 2023年8月5日から2024年3月31日(予定)までの試験運行路線。土・日・祝日のみ8本往復運行。
61系統:市ノ池・高御位山観光ルート
(JR曽根駅 - 鹿嶋神社 - 市ノ池公園 - JR宝殿駅)
  • 2023年8月5日から2024年3月31日(予定)までの試験運行路線。土・日・祝日のみ6本往復運行。

鉄道との乗換停留所

※大塩駅は姫路市に所在する。

かつての運行路線

1系統(2001年~2021年)[3]
高砂~宝殿~ふれあいの郷生石線(2001年~2013年)[3]、高砂~JR宝殿~ふれあいの郷生石線(2013年~2016年)[4]、山陽高砂駅~JR宝殿駅~ふれあいの郷生石線(2016年~2021年)[5]
(2001年~2013年[3]:高砂(山陽高砂駅) - 高砂市民病院 - アスパ高砂 - JR宝殿駅 - 総合運動公園口 - ふれあいの郷生石)
(2013年~2016年[4]:高砂小学校南 - 西畑2丁目 - 高砂小学校南(以上循環) - 高砂 - 高砂市民病院 - アスパ高砂 - JR宝殿駅 - 総合運動公園口 - ふれあいの郷生石)
(2016年~2021年[5]:ユーアイ帆っとセンター - 山陽高砂駅 - 高砂市民病院 - アスパ高砂 - JR宝殿駅 - 総合運動公園口 - ふれあいの郷生石)
  • 最も本数が多い系統であった。上記11系統・13系統の前身路線。
    • 2016年ダイヤ改正以降、平日は高砂駅方面行き17本(うち宝殿駅始発が6本、西畑1丁目方面が4本、高砂文化会館経由が2本)、ふれあいの郷生石方面行き16本(うち宝殿駅止まりが6本、高砂文化会館始発が2本)。途中、図書館前経由は8本[5]
    • 2016年ダイヤ改正以降、土・日・祝日は1日往復7本。高砂駅方面はふれあいの郷生石始発で高砂駅止まりが2本、ユーアイ帆っとセンター行きが4本、宝殿駅始発高砂駅止まりが1本。ふれあいの郷生石方面は高砂駅始発が1本、ユーアイ帆っとセンター始発が4本、高砂文化会館始発宝殿駅止まりが2本[5]
2系統(初代 2001年~2013年)[3]
高砂南~伊保・JR曽根駅~鹿島神社[6]
(高砂南 - 高砂(山陽高砂駅) - 高砂市役所前 - 伊保 - 曽根町 - JR曽根駅 - 鹿島神社[6]
  • 1日に2往復の系統だった[7]。本路線廃止以降、鹿嶋神社・阿弥陀地区方面を発着するコミュニティ路線は2023年に試験観光ルートが開設されるまで10年間休止状態だった。
2系統(2代目 2013年~2016年)[4]
市内ループ
(右回り:JR曽根駅 - 中筋 - アスパ高砂 - 山陽高砂駅 - 高砂市役所 - 伊保 - 山陽曽根駅 - JR曽根駅)
(左回り:山陽高砂駅 - アスパ高砂 - 中筋 - JR曽根駅 - 山陽曽根駅 - 伊保 - 高砂市役所 - 山陽高砂駅)
  • 右回りは1日4~5本、左回りは1日3~5本。
2系統(3代目 2016年~2021年)[5]
山陽高砂駅~中筋~JR曽根駅線
(山陽高砂駅 - 高砂市民病院 - アスパ高砂 - 中筋 - JR曽根駅)
  • 平日4本(図書館前を通過する便1本あり)、土・日・祝日は2本のみ運行。
  • 上記21系統の前身路線。2016年に上記「市内ループ」を分割する形で新設され、2021年まで運行された。
3系統(初代 2001年~2013年)[3]
高砂南~伊保・南池~鹿島神社[6]
(高砂(山陽高砂駅) - 高砂市役所前 - 伊保 - 中筋 - 南池 - 鹿島神社[6]
  • 平日は1日2往復、土・日・祝日は1日1往復の系統だった[7]。本路線廃止以降、鹿嶋神社・阿弥陀地区方面を発着するコミュニティ路線は2023年に試験観光ルートが開設されるまで10年間休止状態だった。
3系統(2代目 2013年~2021年)[4]
JR曽根駅~大塩線
(JR曽根駅 - 北浜 - 大塩駅北)
  • 平日は大塩駅北行き4本、JR曽根駅行き4本。土・日・祝日は大塩駅北行き2本、JR曽根駅行き3本。
  • 下記初代4系統の後身で、上記41系統の前身路線。2013年に4系統から系統番号を変更し、ルートのうち上記「市内ループ」と重複しないJR曽根駅~北浜方面のみ独立し、北浜方面の終点が延伸された。
4系統(初代 2001年~2013年)[3]
高砂~中筋・JR曽根駅~北浜線
(高砂南 - 高砂(山陽高砂駅) - 高砂市役所前 - 消防署前 - 中筋 - JR曽根駅 - 北浜)
  • 平日は1日4往復、土・日・祝日は1日3往復[7]
4系統(2代目 2013年~2016年)[4]
市民病院~梅井線
(高砂市民病院 - 伊保 - 消防署南 - 伊保崎南住宅)
  • 平日は1日2往復、土・日・祝日は1日1往復。
4系統(3代目 2016年~2021年)[5]
山陽高砂駅~山陽曽根駅~JR曽根駅線
(山陽高砂駅 - 高砂市民病院 - 高砂市役所前 - 山陽曽根駅 - JR曽根駅)
  • 平日4本、土・日・祝日2本が往復運行。平日2本のみ伊保崎南住宅を経由する。
  • 2016年に上記「市内ループ」を分割した上、2代目4系統の一部ルート(伊保崎南住宅 - 高砂市役所前 - 高砂市民病院)を統合する形で新設された。
5系統(2016年~2021年)[5]
JR曽根駅~山陽曽根駅~ふれあいの郷生石線
(JR曽根駅 - 山陽曽根駅 - 高砂市役所前 - JR宝殿駅 - ふれあいの郷生石)
  • 平日4本、土・日・祝日2本が往復運行。平日2本のみ伊保崎南住宅を経由する。
  • 2016年に新設され、2021年まで運行されたルート。上記11系統・31系統に分割編入される形で運行を終了した。

ダイヤ改正・路線再編歴

  • 2005年4月1日[7]
  • 2013年4月1日[8]
  • 2016年2月1日[5]
  • 2021年10月1日[2]

脚注

外部リンク