マイケル・カダイアー
マイケル・カダイアー(Michael Cuddyer 1979年3月27日生~)は、メジャーリーグベースボールのミネソタ・ツインズ所属、右投右打の外野手。身長188cm、体重100kg。アメリカ合衆国のバージニア州出身。

略歴
1997年に、ドラフト1巡目でツインズから指名を受け、プロ入り。プロ5年目の2001年に、ツインズでメジャーデビューを果たした(8試合に出場)。ドラフト1巡目指名を受けた事もあって、2002年の開幕前にはルーキー・オブ・ザ・イヤーの筆頭候補としても名が挙がり、大いなる活躍を期待された。しかし、守備がお粗末で、変化球打ちが苦手な為、結果を残す事が出来ず、それどころかレギュラーポジションをキープする事さえも出来ずにいた。
2004年頃から出場機会が増え始め、2005年にはサードのレギュラーに定着。まずまずの成績を残し、ようやくドラフト1巡目指名の実力を発揮し始めた。2006年は それまでライトのレギュラーだったジャック・ジョーンズ外野手がシカゴ・カブスへ移籍。その穴を埋めるのと、転々としていた守備位置をひとつに絞り、打撃に専念させる意味でライトへとコンバートされる。そして、チームの中軸でともに左打者のジョー・マウアー・ジャティン・モアノとの兼ね合いで4番に入る事が多くなった。それと同時に自身初の20本塁打と100打点をクリア。完全に、ツインズの主砲へとのし上がった。
カダイアーの役割
ツインズのMM砲(ジョー・マウアー《Mauer》とジャスティン・モルノー《Morneau》の事。これは、1960年代前半のミッキー・マントル《Mantle》とロジャー・マリス《Maris》から因んで付けられた。しかし、モルノーは、このように呼ばれる事を嫌がっている。)は、両者共に左打ち。カダイアーの前後を固めるマウアー(3番)は2006年の首位打者、モルノー(5番)は2006年のMVP。この2人の左打者の間に右打者のカダイアーが入る事で、相手チームはマウアーとモルノーを抑える為に左投手を投入する、という事がやりにくくなる。マウアーとモルノーを生かす為に、4番にカダイアーが入る事で、カダイアー自身の打撃も生きてくるのである。
その他の特徴
2006年の好調に拍車をかけるかのような出来事が、シーズンオフの結婚。このまま勢いにのって、2007年の更なる飛躍が期待される。
子供の頃から手品が得意。ロッカールームなどでもチームメイト相手に手品を披露し、チームのムードメーカー的存在にもなっている。
年度別成績
| 年度 | チーム | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 三振 | 打率 | 出塁率 | 長打率 |
| 2001 | MIN | 8 | 18 | 1 | 4 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 6 | .222 | .300 | .333 |
| 2002 | MIN | 41 | 112 | 12 | 29 | 7 | 0 | 4 | 13 | 2 | 8 | 30 | .259 | .311 | .429 |
| 2003 | MIN | 35 | 102 | 14 | 25 | 1 | 3 | 4 | 8 | 1 | 12 | 19 | .245 | .325 | .431 |
| 2004 | MIN | 115 | 339 | 49 | 89 | 22 | 1 | 12 | 45 | 5 | 37 | 74 | .263 | .339 | .440 |
| 2005 | MIN | 126 | 422 | 55 | 111 | 25 | 3 | 12 | 42 | 3 | 41 | 93 | .263 | .330 | .422 |
| 2006 | MIN | 150 | 557 | 102 | 158 | 41 | 5 | 24 | 109 | 6 | 62 | 130 | .284 | .362 | .504 |
| Total | 6年 | 475 | 1550 | 233 | 416 | 98 | 12 | 56 | 218 | 18 | 162 | 352 | .268 | .342 | .455 |