パピヨン (1973年の映画)
パピヨン(Papillon)は、1973年制作のアメリカ映画。フランクリン・J・シャフナー監督。同監督は、「パットン大戦車軍団」の監督としても有名。日本では、1974年3月に初公開。1977年5月にリバイバル公開された。
| パピヨン | |
|---|---|
| Papillon | |
| 監督 | フランクリン・J・シャフナー |
| 脚本 |
ダルトン・トランボ ロレンツォ・センプル・ジュニア |
| 製作 |
ロベール・ドルフマン フランクリン・J・シャフナー |
| 製作総指揮 | テッド・リッチモンド |
| 出演者 |
スティーブ・マックイーン ダスティン・ホフマン 他 |
| 音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
| 撮影 | フレッド・J・コーネカンプ |
| 編集 | ロバート・スウィンク |
| 配給 | 東宝東和 |
| 公開 | 1974年 |
| 上映時間 | 150分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | 1200万ドル |
| 興行収入 | 5326万7000ドル |
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
胸に蝶の刺青をしていることで“パピヨン”と呼ばれた男が、1931年に無実の罪で終身刑となったものの、脱獄に成功し、後にベネズエラ市民権を取得したというアンリ・シャリエールの伝記小説を映画化したもの。当時の公開コピーによると、小説は世界1,000万部のベストセラーを記録。音楽担当のジェリー・ゴールドスミスは、本作品で1973年度のアカデミー作曲賞にノミネートされた。
なお、DVDが1996年12月5日に発売されたものの、現在は生産完了。これを受けて、2003年10月1日に「パピヨン 製作30周年記念 特別版」のDVDが発売された。
ストーリー
ケチな金庫破りで捕まった男。その男は胸に蝶の刺青を入れていることから「パピヨン(蝶)」とあだ名されていた。 パピヨンは仲間の裏切りに遭い、幾つもの罪を着せられた末に終身刑の判決を受けてしまう。 この刑を受けた人間は、祖国フランスを追放される上に南米ギアナで過酷な強制労働が科せられるのだった。 パピヨンは脱獄を決意。しかし、それには看守を買収した上、ボートや食料を入手するための多額の資金が必要だった。 そこでパピヨンは同じ服役囚のドガという男に目を付ける。 ドガは国債偽造で逮捕された男で、今もその腕が噂される偽札作りの天才だった。 当初パピヨンはドガと取引することで逃亡費用を稼ごうとするが、やがて二人は奇妙な絆で結ばれてゆく・・・。
スタッフ
- 監督:フランクリン・J・シャフナー
- 製作:ロベール・ドルフマン / フランクリン・J・シャフナー
- 製作総指揮:テッド・リッチモンド
- 原作:アンリ・シャリエール
- 脚本:ダルトン・トランボ / ロレンツォ・センプル・ジュニア
- 撮影:フレッド・J・コーネカンプ
- 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
- 編集:ロバート・スウィンク
- 美術:アンソニー・マスターズ
- 提供:アライド・アーティスト・ピクチャーズ・コーポレーション、コロナ=ジェネラル、ソーラープロダクションズ
キャスト
- スティーブ・マックイーン (パピヨン)
- ダスティン・ホフマン (ルイ・ドガ)
- ヴィクター・ジョリー (酋長)
- ドン・ゴードン (ジュロ)
- アンソニー・ザーブ (看守長)
- ロバート・デマン (マチュレット)
- ウッドロー・パーフリー (クルジオ)
- ビル・マミー (ラリオット)
- ジョージ・クールリス (医師カタル)
- ラトナ・アッサン (ゾライマ)
- ウィリアム・スミザーズ (ウォーデン・バロット)
- ヴァル・エイヴァリー (パスカル)
- グレゴリー・シーラ (アントニオ)
- ヴィクター・テイバック (巡査部長)
- マイルズ・ワトソン (守衛)
- ロン・ソブル (サンティーニ)
- バーバラ・モリソン (修道院長スペリオル)
- ドン・ハンマー (蝶貿易商)