ネス (MOTHER2)
ネス(NESS)は、スーパーファミコン用ソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場する架空の人物であり、同作の主人公。
「ネス」はあらかじめ用意された名前のひとつ(デフォルトネーム)で、便宜上の本名は「ぼく」。プレイヤーが別の名前を設定した場合、その名前が本名となる。
人物
イーグルランドにある小さな町、オネットに住む11歳の少年。一見ごく普通の少年だが、超能力を持っている。両親と妹・トレーシー、ペットの犬の4人+1匹家族の長男。父親は単身赴任中で実家にはおらず、作品中でその姿を見ることはできないが、銀行にお金を振り込んでくれるほか、電話で会話できる。隣の家には悪友、ポーキー・ミンチが住んでいる。
赤い帽子がトレードマークの野球少年。落下した隕石を見に行った日、落下した隕石の中から現れた、未来からやって来たというカブトムシ(のような姿をした生物)、ブンブーンに未来の世界の危機を告げられ、旅に出る。ゲーム中では一切しゃべらず無口。(スマブラシリーズではアメリカンな雰囲気を出すためか英語で喋る。声は大本眞基子。)
ゲーム内での能力
主人公だけあって、能力は全体的に高い。特に終盤にその能力が大きく伸びる。スピードがやや低めだが、おまもりを装備することでスピードを上げることが出来る。
専用武器は野球のバット。そのほかヨーヨーやスリングショットなどのおもちゃも武器として使用できる。防具には帽子のほか、お守りや腕輪、ペンダントなどがある。
PSIは攻撃・回復・補助系などをバランスよく覚える。(後述)
ホームシック
ときどきホームシックに陥ることがある。これは他のRPGの主人公には見られない特徴である。ホームシックになると、戦闘中に戦いの虚しさを感じる、実家に帰りたくなる、母親が恋しくなる、大好物(自分で設定したもの)が食べたくなるなどして、行動できなくなってしまう。
ホームシックは長い間実家に帰らなかったり、母親に電話をしないと突然発生する。そのため、セーブも兼ねてあちこちの街にある公衆電話からこまめに電話しておくとよい。
使えるPSI
- PKひっさつ(ネーム登録時に『カッコイイとおもうもの』として登録したものが入る)α、β、γ、Ω
- PKフラッシュα、β、γ、Ω
- ライフアップα、β、γ、Ω
- ヒーリングα、β、γ
- シールドα、β
- さいみんじゅつα、Ω
- パラライシスα、Ω
- テレポートα、β(どちらもイベントで取得)
PSIの詳細はMOTHERシリーズのPSI体系を参照。
他作品における登場
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では、全三作品にネスの名前でMOTHERのメインキャラクターとして登場している。
独特の軌道を描く空中ジャンプや、自分にPKサンダーを当てて復帰するなど、トリッキーな性能が特徴のキャラクターである。空中攻撃、スマッシュ攻撃、必殺技の性能が良く、攻撃力も高め。短所としては空中ジャンプの上昇が遅いこと、PKサンダーによる復帰が少し難しいことなどが挙げられる。声優は同シリーズ、およびアニメでカービィ役も務める大本眞基子。
- ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ(NINTENDO64)
- 隠しキャラクターとして登場。MOTHER2では本来覚える事のできないPKファイヤー、PKサンダー、サイマグネットを使用できる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX(ニンテンドーゲームキューブ)
- 最初から使える基本キャラクターとして登場。必殺技にPKフラッシュが追加された。当初は『MOTHER3』の主人公リュカに交代させる予定だったが、『MOTHER3』の発売見送り(当時)により、代役で再び参戦する事となった。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii)
- 初代と同じく隠しキャラクターとして登場。当初はリュカと世代交代したと思われていたが、ちゃっかりオープニングに登場している。
MOTHER3
ニューポークシティーの映画館で上映されている映画で他の仲間たちと共にその姿を見ることができる。また、イカヅチタワーにあるキングPさま(ポーキー)のお部屋ではアイテム「ともだちのヨーヨー」がガラスケースに入れられ、メイドロボの「マシュマロちゃん」に監視させて厳重に保管されている。この「ともだち」とは彼のことであり、ポーキーにとって彼が大事な友達であったことが分かる。