Doubt (漫画)

外海良基による日本の連載漫画

これはこのページの過去の版です。219.27.182.7 (会話) による 2008年2月16日 (土) 04:58個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (登場人物)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Template:継続中の作品

Doubt』(ダウト)は『月刊少年ガンガン』2007年度8月号より連載が開始された外海良基によるスリラーコミック。

『ラビット・ダウト』のルールは汝は人狼なりや?というテーブルゲームをもとにしたものと思われる。

あらすじ


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


ウサギ(プレイヤー)の中に紛れ込んだ嘘吐きオオカミを探し出すゲーム『ラビット・ダウト』。参加者は全員ウサギの形をしたマスコットや人形を所持。ゲームを失敗すると参加者が一人ずつオオカミに殺されていくという仮想ゲーム。 そんなある日そのゲームが現実の通りになり、主人公をはじめ6人の少年少女が悪夢のような殺人ゲームに巻き込まれていく・・・。 彼らは何者かによって見知らぬ密室に運ばれる。さらに密室にあるあちらこちらにはロックされた扉があり、 知らない間に体につけられていたロックされた扉の鍵となるバーコードが密室からの脱出の左右の運命を握る・・・。

登場人物

裕(ゆう)
主人公。性別は男。
素直な性格で女性の尻に敷かれるタイプ。女の子には優しい。エイジたちと『ラビット・ダウト』をやるため街で待ち合わせをしていた。参加者と行ったカラオケルームから『ラビット・ダウト』に巻き込まれていく。参加者中一人だけ何故かバーコードを持っていない。それを隠していたが後にその事がバレ、ハジメとはるかと美月同様怪しいとみなされ、彼女と共犯者で狼ではないかと疑われ、監禁状態にされる。
一時ハジメに釈放されたが、ハジメは裕を狼の存在だといいことに、死んだエイジの部屋を捜査する盾とされたが、隙を突いてハジメを拘束し、脱走した。その後、幸い綺麗にバーコードが残された切断されたエイジの右手を使い、トイレにいる美月を救い出し、現在は美月と二人で建物内を捜索している。
美月(みつき)
主人公の幼馴染。性別は女。
気の強い性格でケンカなどの場面ではよく裕をかばう。裕のことを「ゆーくん」と呼ぶ。参加者ではないが、はるかが見つけた『ラビット・ダウト』の参加者リストのファイルに加わっていた。そのため怪しいとはるかに疑われ、トイレに閉じ込められ、何者かに襲われた。
その後、裕に救い出され、行動を共にする。また、第一話のカラー扉絵では、若干服装が異なる。
星栄治(ほし えいじ)
『ラビット・ダウト』の参加者。性別は男。第6話にて脱落。
18歳だが喫煙はする。美月曰く「チンピラ」のような外見と言動のの悪さから誤解されがちだが、根はいい性格。レイに好意を抱くが、裕に邪魔をされたことを逆恨みしてレイの過去を暴露する。
過去に不良グループ間で闘争を起こし、大規模な事件に発展したことがある。死者一名を出したその惨事で、栄治は片方のグループの首領だった。
レイが殺された直後からメンバー全員のことを疑い始め、一人先走った行動に出たりしたことから建物内のとある密室に閉じ込められた。その後は中で仮眠をとっていたが、監視カメラの映像で裕が見ている中、うさぎの面を被った真の『狼』によって殺害された。その際右手を斧で切り落とされていた。
明智はるか(あけち-)
『ラビット・ダウト』の参加者。性別は女。
エイジからは年増と思われていたらしい。なんでも思ったことはズケズケ言う性格。カラオケでは一度マイクを握ったら放さない。男気が強く、参加者一同の姉貴タイプ。裕と美月を疑い、冷酷な態度をとる。身の安全の確保のためか、懐にメスをしのばせていた。
栄治が殺された後、裕達が目覚めたスタート地点にいたものの、突如行方をくらます。
羽佐間レイ(はざま れい)
『ラビット・ダウト』の参加者。性別は女。第1話にて脱落。
参加者の中では一番年少で、車椅子に乗っている。ウサギのぬいぐるみを所持。過去に『催眠術少女』として世間を騒がせたが、逆に疑いの目を向けられ、精神的に追い込まれて自殺を図ったことがある。裕たちに励まされ元気を取り戻すが、裕たちが監禁された場所で何者かによって殺害された。
駒馬一(こまば はじめ)
『ラビット・ダウト』の参加者。性別は男。
栄治と同じくらいの長身でメガネをかけている。裕と美月が監禁された場所で同じく捕われていた。医大生ではるかからは「インテリチックな人」と言われた。物事を冷静に見る態度からか、仲間から反感を買うことも多い。裕がバーコードを持っていないことを隠していたことが分かると、はるか同様裕を疑い始める。
しかし現在は逆転し、モニタールームの監視カメラの情報に見抜いた裕にエイジを殺した殺人犯ではないかと疑われ、拘束されている。
???
建物内に設置された監視カメラで裕たちを監視する謎の人物。第4話にて脱落。
20代くらいの若い男でハゲ(スキンヘッド)。何者かによって眠らされうさぎの面を被せられ、同時にモルヒネを服用。顔と腕にモルヒネの注入効果のせいか、ケロイド状の跡がある。面の中に仕込まれた毒針で裕の気まぐれな事故で殺害してしまった。バーコードがあり、倉庫の部屋へ繋がる鍵となった。裕達と同様このゲームの被害者であろう。詳しい身元はいまだ不明。

ゲームの勝利条件・敗北条件

勝利条件
うさぎの中に紛れたオオカミを探し出し、建物から脱出する。
敗北条件
参加者全員がオオカミに殺される。


建物の部屋

裕が目覚めた部屋
天井を除く一面コンクリで劣化した形跡がある寒々しい部屋。これといった備品もなく、まるで廃墟の建物。

天井にはダクトや配管(パイプ)が多数に交わり、そして部屋を照らす大き目の細長スタンド。 1つのうち壊れた鏡を含める2つの鏡が飾られ、ドアが2つある。1つのうち、レイが死んだ部屋で、もうひとつは1階の凸形フロアにつながる下りの階段。裕が気づいた時は気絶していた美月や壁を背にして座るハジメがいた。

レイが死んだ部屋
人手の届かない少し高めの位置の壁に貼り付けられた着ている服がボロボロになるほど変わり果てたレイの死体がある部屋。

所々に、レイの所持品が見当たる。ボロボロのぬいぐるみや壊れた車イス。序章を告げた携帯電話。電気スイッチもある。

凸形フロア
1階。比較的居間のようになっていて、凸形の広い部屋。2階への階段がフェンス形のため、1階と2階を区分する床がない仕切りのないフロアである。そのため、2階に繋がるドアが見渡せる。

突起部分の地形にはトイレを除くそれぞれホテルの廊下のように対象にドアがある。エイジが閉じ込められた部屋、倉庫の部屋、医務室(?)、未確認の部屋がある。また、このフロア全体を照らしてくれる電気系のパネルがある。

トイレ
男子用形式のトイレ。エイジがバーコードを使って開けた部屋でもあり、後に美月が閉じ込められる記念すべき場所でもある。
医務室(?)

医務系の注射器やメスなどの道具がそろっており、まるで病院のような場所。しかし、実際は荒れ果てた部屋であり、床にはこわれたガラス破片や、拘束具の短いベルトが多数ある。人の命を介護する医務室というよりも、人体実験を行うような場所。奥にはカーテンドアがあり、その先にはモニタールームがある。

倉庫

図書館のような場所。棚には色々な資料が並んでいる。ラビットダウトの被害者について書かれたファイルも何故かある。ちなみに外に繋がる人が通過できるほどの大きさの窓があるが、鉄格子が張られているため脱出は不可。

エイジが閉じ込められた部屋

ベッドと引き出しがある。探索がいのない部屋。エイジが死んだ部屋でもある。

モニタールーム

パソコンのコードが床に乱れており、デスクにはほぼこの建物の全ての部屋についている監視カメラによって、様子を見ることができるテレビ。そして???(上記の人物参照)が背後を見せながら椅子にすわっていた。

未確認の部屋

何があるのかは分からない。原作では未だ明かされてなく、断言はできないが出口である可能性は高い。